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[平成25年度]教育行政方針

2013年3月29日、更新(具体的な更新内容)

教育委員会 学校教育課 総務係(0259-66-4898)

本ページの目次

はじめに

平成25年第2回佐渡市議会定例会の開催に当たり、佐渡市教育委員会所管に関する教育行政方針について申し上げます。

近年、社会情勢が急激に変化していく中で、規範意識や道徳心の低下、さらには家庭や地域の教育力の低下などが問題視されています。それに伴い、学校現場では子どもたちの学力低下や問題行動の増加などが指摘されています。本市においてもこれらの課題が見られます。

社会がどのように変化をとげようとも、生涯にわたって生き生きと暮らすことができる豊かな人間性と創造性を備えた人材の育成のためには、教育の果たす役割は極めて重要であります。

以上のような前提に立ち、まず、学校教育においては、「佐渡市学校教育基本構想」に基づき、「意欲をもち、確かな学力を付ける教育」「郷土を愛し、夢と誇りをもつ教育」「生きがいを見付け、自立を目指す教育」「学校教育の基盤整備と充実」を積極的に推進していきます。

一方、社会教育においては、市民一人ひとりの多様な生き方を支援し、生きがいと活力に満ちた生涯学習の島を実現するために「佐渡市生涯学習推進計画」に基づき、各種事業を推進していきます。

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学校教育の推進

1 学力の向上

学力実態調査では、本市の小学生は全国平均を上回り、中学生はそれに達していないという現状があります。平成25年度は、これまでの学力実態調査とそれに基づく研修会の実施、介助員の増員等の他に、新たに指導主事による「学校支援訪問」の実施や「学習支援ボランティア推進事業」を行い、学力向上を図ります。

2 いじめ・不登校の解消

近年、報道でも大きく取り上げられている「いじめ」は人権を脅かすものであり、決して許されるものではありません。

本市においても、いじめや不登校の事案は発生しており、重要な課題であると捉えています。そこで、「いじめ見逃しゼロ」「早期発見・即時対応」「不登校を生まない学校づくり」という視点から、子どもが安心して学校生活を送れるよう努めていきます。そのために、教育委員会の指導体制・相談体制を見直し、中学校に配置している県のスクールカウンセラーや市の心の教室相談員・不登校児童生徒訪問指導員との連携を図る仕組みを強化します。また、佐渡総合教育センター事業として人権教育、同和教育研修会、いじめ・不登校対策研修会を開催し、教員の指導力を高めます。各学校では、子どもとの日々のふれあいを重視し、生徒指導や道徳教育をより充実させ、豊かな心の育成に努めます。

3 佐渡学の充実

「郷土を愛し、夢と誇りをもつ子ども」に育てるため、総合的な学習の時間を中心に、地域の自然・歴史・文化を学べるように支援を行っていきます。平成25年度は、「佐渡おけさ」の指導を一層推進し、各学校の佐渡学についての学習成果を発表する場を充実させます。

4 幼稚園教育の充実

小学校1年生で学校生活になじめない子ども、いわゆる小1プロブレムは本市においても見られます。子どもがスムースに小学校に入学できるよう、幼稚園と小学校との連携を促すとともに、幼稚園教育の充実を図るために指導主事による園への訪問指導を行います。

また、社会福祉課と連携し、保育園児の実態把握及び就学前指導を推進します。

5 奨学金貸与事業の推進

平成24年度に創設した奨学金貸与事業については、多くの方に利用していただけるよう、更なる制度の周知に努め、経済的な理由から修学が困難な生徒や学生の支援を図っていきます。

6 遠距離通学支援の拡大

現在、自宅から学校まで一定基準以上の通学距離がある児童生徒に対し遠距離通学支援を実施していますが、平成25年度から、積雪等により道路状況が悪化する冬期間に限り、遠距離通学支援の距離基準を緩和し、より安全な通学手段を確保します。

7 通学路の安全対策

通学路の安全対策については、今後も円滑に実施していくため、平成24年度の緊急合同点検において構築した関係機関との連携を継続・強化し、さらに防犯面も加えた安全対策を講じていきます

8 食育の推進

学校給食については、食べることの楽しさや栄養バランスの大切さを教えるとともに、給食だよりを通して、家庭へも広く食育の推進を図ります。また、献立に佐渡産の食材をより多く取り入れ、地産地消を推進し、安心安全でおいしい給食を提供していきます。

9 佐渡市小学校・中学校統合計画の取組

学校統合については、複式学級の解消を目指し前期統合計画に取り組んだ結果、佐渡市発足時の学校数は、小学校36校1分校、中学校17校が、本年4月には、小学校24校、中学校14校となります。

ここに改めて、これまでの学校統合に多大なるご理解、ご協力をいただいた全ての皆様に感謝申し上げます。

平成25年度からは教育環境の更なる向上に向け、後期統合計画を、保護者や地域関係者の皆様のご理解を十分に得ながら取り組んでいきます。

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社会教育の推進

1 豊かな情報で生涯学び続ける 市民の島

「いつでも・どこでも・だれでも」学べる環境づくりは重要であり、高齢者学級や家庭教育学級等を通じて、生涯学習の機会を積極的に設けます。

また、地域における指導者の育成や、地域社会に貢献している、佐渡市PTA連合会や佐渡市連合婦人会の活動及び女性団体連絡協議会への支援を引き続き行います。

佐渡固有の自然・文化・歴史を学び、深く佐渡を知る機会を提供するため、市民大学講座を大学と連携して、開催します。

生涯学習フェスティバルは、「集い・学び・結ぶ」生涯学習の発表の場として実施しています。年々参加団体・来客数ともに増えてきており、今後も積極的に推進していきます。

図書館においては、図書館ネットワークシステムの活用を推進し、暮らしに役立つ情報の拠点としての役割を担っていきます。また、移動図書館車の運行により、遠隔地へのサービスを充実します。一方、郷土資料や参考資料の充実を図り、レファレンス機能を高めることにより、高度な学習要求に応えられるような図書館サービスに努めます。

地域の文化・芸術の創造、発表の場として、文化会館の果たす役割は重要であり、多くの市民の皆様から利用されています。文化会館が主催するコンサートや演劇等の自主事業については、企画段階から事業実施までを担う市民グループを新たに募集し、協働することにより、市民のニーズにあった事業を展開します。

2 互いに助け合い活力にあふれる 地域の島

地域の高齢化が加速する中で、これまで培ってきた地域の協力体制がますます重要になってきています。そのため、公民館分館を中心とした独自の地域事業に対し、継続して支援していきます。また、地区公民館を中心とした学習活動・サークル活動発表会への支援や地区の運動会、芸能祭、文化祭等の事業を実施することにより、地域住民が互いに助け合い、支え合う意識の醸成と地域課題に取り組む体制づくりを進めます。

集会施設の改修等は地域要望が強く、平成24年度から平成26年度まで、3ヵ年事業として実施を予定しています。本年度も分館や集落が円滑な活動を行えるよう、公民館分館施設等整備事業を継続していきます。

3 自然を守りトキと共生する 環境の島

佐渡の豊かな自然は、トキ、棚田、天然杉などに象徴されています。これらを育む佐渡の大地をジオパークとして整備し、島内外の方々から佐渡の自然に親しんでいただきながら、学習や観光に活かす取組を進めています。

平成25年度は、日本ジオパークネットワークへの加盟申請手続きを行い、「佐渡ジオパーク」として関係機関や他の推進地域と連携をとりながら、ジオツーリズムの企画や商品開発に力を入れ、交流人口の拡大を目指します。

4 歴史を学び後世に受け継ぐ 伝統文化の島

佐渡は歴史と文化、そして自然に恵まれた島です。佐渡に住む市民が郷土に誇りを持ち、将来を担う若者が佐渡を支えていくためには、市民が郷土を学び、佐渡を知ることが必要です。

佐渡学センターでは、出前授業や講演会及び博物館での企画展を開催し、児童生徒や市民に郷土の歴史・文化・自然を紹介することにより、地域文化の普及を図ります。そして、博物館や資料館を整理統合し、本市が推進する世界文化遺産やジオパーク、GIAHSの普及活動と連携しながら、市民や観光客にとって、親しみやすい博物館づくりに取り組みます。

また、全国高等学校版画選手権大会(通称:はんが甲子園)は、佐渡の自然や文化を題材に、高校生の若い発想と斬新な想像力で佐渡の魅力を表現する大会です。全国の高校生との交流はもとより、佐渡をPRする絶好の機会と捉え、これを支援していきます。さらに、佐渡市展及び県展佐渡展の開催により、美術鑑賞の機会を提供するとともに、美術の普及と水準の向上を図ります。

5 スポーツに親しみ心身共に活力を生む 健康の島

市民の誰もが、「いつでも、どこでも、いつまでも」気軽にスポーツに親しめる生涯スポーツ社会の実現を目的に、ハード・ソフト両面での環境整備を図ります。

市民のスポーツ活動においては、スポーツ推進委員、佐渡市体育協会及び一般財団法人佐渡市スポーツ振興財団等の連携は重要であり、競技力の向上、市民スポーツの普及を目指し、協働しながら事業を進めるよう支援していきます。

施設においては、身近で気軽にスポーツに親しめる環境の整備として、(仮称)佐渡市総合体育館の建設に着手しています。この事業と並行して、体育館の統廃合に取り組んでいきます。

佐渡国際トライアスロン大会、佐渡トキマラソン大会、佐渡ロングライド210は佐渡を代表するスポーツイベントに成長しました。全国規模の市民参加型スポーツイベントとして定着し、多くの市民選手も育っています。各地域や関係団体が運営に携わり、市民が主体的に取り組む姿は、リピーターの増加につながって地域の活性化にも貢献しています。

平成25年度は、遠泳競技の佐渡オープンウォータースイミングを7月に実施します。これによって、トライアスロンの3種目を全て単独大会として実施することとなります。

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おわりに

以上、平成25年度の教育行政方針について申し上げましたが、これらの方針、施策を実現していくために、教育委員会は全力で取り組んでまいります。

市民や議会の皆様のご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。

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