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熱中症になったときの応急手当

記事ID:0003298 更新日:2021年3月1日更新 印刷ページ表示

原因

「暑さ」によって引き起こされる様々な体の不調をいいます。高温環境にて幼児、高齢者に起こるもの(必ずしも炎天下でおこるものばかりではない)、暑熱環境での労働中に起こるもの、スポーツ中に起こるものなどがあります。

環境面としては、

  1. 前日より急に気温が上がった日
  2. 気温が低くても多湿な日
  3. 室内作業をしている人が急に屋外作業をした場合
  4. 統計上かかりやすい時間帯は、午前中10時、午後1時から2時頃

素因としては、

  1. 5歳以下の幼児
  2. 高齢者
  3. 肥満者
  4. 風邪症状などの発熱のある人
  5. 下痢などの脱水症状のある人
  6. 睡眠不足

症状

  1. 吐き気、嘔吐
  2. のどの渇き
  3. 発汗多量
  4. 脱力感
  5. 全身倦怠感
  6. めまい
  7. 意識障害
  8. 体温上昇
  9. 皮膚乾燥
  10. 尿量減少
  11. 全身痙攣
  12. 手足の筋肉の痛み、硬直

処置

  1. 衣服をゆるめて楽にさせる。
  2. 風通しの良い日陰や、冷房の効いた所へ移動させる。
  3. 氷、濡れタオル、冷たいペットボトルや缶ジュースなどで首の横や脇の下、足の付け根など太い血管のある部分を冷やし体温を下げる。(水で体表をぬらしてあおぎ、気化熱を利用して体温を下げるのも有効である)
  4. 意識がしっかりしていて自分で飲めるようなら、水分補給(スポーツドリンクや薄い食塩水)をさせる。
  5. 早めに医療機関を受診する。

一番大事なことは、熱中症にならないように予防することです。炎天下や暑い場所での長時間の作業やスポーツは避け、体調が悪いときには無理をしないように、こまめに休憩や水分補給をしてください。

参考リンク