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2.観光等交流人口の拡大(平成22年度:施政方針)

記事ID:0004306 更新日:2021年3月1日更新 印刷ページ表示

[平成22年度:2010年度]施政方針(8ページ中:4ページ目)


本ページの目次

  1. おもてなしの向上
  2. 世界遺産登録の推進
  3. 観光資源の整理と活用
  4. 交流人口の拡大

旅行形態は団体旅行から個人旅行へと移行し、そのニーズも多様化しています。このような情勢下にあって、本市はトキが舞う世界でただ一つの島であり、豊かな自然や歴史、文化等があり、多くの観光資源に恵まれています。これらの魅力を観光や交流に有効活用し、にぎわいの島づくりに努めます。

(1)おもてなしの向上

佐渡は、歴史、文化、芸能、自然が豊かな島で、大変多くの観光資源を有しています。これらの資源を市民の地域に対する誇りとし、愛着心の向上を図るとともに、全国の人に佐渡を知っていただくため、今後は「佐渡観光・文化検定」の更なる充実を図り、佐渡ファンの拡大と誘客につなげるともに、市民全体での知識の習得によるおもてなしの向上を進めていきます。

 

(2)世界遺産登録の推進

佐渡金銀山の世界遺産登録につきましては、構成資産の国文化財指定が前提条件であることから、引き続き関連する文化財の調査・研究を進め、指定の拡大を図っていきます。

また、構成資産の計画的な保存整備の実施に向けて、「保存管理計画」を策定するとともに、世界遺産登録運動を内外に広く周知するため、歴史的・文化的な価値と魅力を効果的に情報発信し、普及・啓発に取り組みます。

 

(3)観光資源の整理と活用

近年、佐渡は、杉の原生林、トキの放鳥、映画で話題のコブダイ等、全国的にも注目を集めています。

原生林については、外海府地区における集落共有林の保全と活用を図るため、植生調査や活用に必要な周辺整備を行います。トキについては、トキ保護に対する理解や「トキとの共生ルール」などの普及啓発のため、市民や観光客がトキとふれあう機会を提供できる観察施設を整備します。コブダイについては、関係機関と連携し観察できるようなシステムづくりに取り組みます。

これら山・里・海の資源の活用を図るため、トレッキングガイドの養成やトキガイドの活用、施設整備等の受入れ体制の充実を図り、新たなツアー造成につなげていきます。

地形や地質など自然遺産が豊かな島である「佐渡」を、国内はもとより広く世界に紹介できるよう、大学等の関係機関との連携を図りながらジオパークとして国際認定を受けるための準備を進めます。

集落においては、受け継がれてきた芸能や産業、地形や歴史など、様々な資源を発掘・再評価して、集落のコミュニティを活用した教育・体験プログラムを整備し、教育旅行やグリーンツーリズムなどの誘致につなげていきます。

佐渡には、多くの観光資源がありながら、これまでは点としてのPRや説明が主となっていました。近年、新たな資源も加わった中で、顧客ニーズに沿った観光資源全般の体系化による整理を進め、個々の資源に物語性を持たせ有機的につなげることで、より効果的な活用を図ります。

 

(4)交流人口の拡大

本市と大学との包括連携協定の締結を契機に、佐渡の豊富な自然や歴史、文化、芸能は、学生の研究テーマとしての取組が期待できます。

顧客ニーズ別戦略として、提携する大学等の学生の視点から佐渡の魅力と改善点の調査を行い、PRやツアープランの商品化に向けた取組を進めます。

一方で、これら学生の滞在施設が課題となっており、地域の活力を生かした市有施設の有効活用を地域住民等と連携しながら取り組みます。

また、本年度新たに佐渡トキマラソン大会を実施し、ロングライドやトライアスロンとともに、市民のスポーツ意識高揚と交流人口の増加を目指します。

本市の最大・最強の応援団である首都圏佐渡連合会を始め、姉妹都市や佐渡準市民等との絆を強化し、情報交換を定期的・継続的に実施することで交流人口の拡大を図ります。

また、空き家情報システムの充実や、自然豊かな佐渡での農林水産業等の島暮らし体験、地元住民との交流会等を実施し、U・Iターン者等の定住人口の拡大につなげます。

一方では、島内企業が求める人材確保を図るため、インターンシップに対する支援や産学官連携による博士後期課程学生のインターンシップを推進し、企業の活性化に取り組みます。

IT関連産業等、輸送コストの少ない産業を中心に、県及び佐渡市東京事務所と連携し、引き続き企業誘致に努めます。特に、コールセンター就業の人材育成研修を実施し、企業立地につなげていきます。

 

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