市指定文化財 有形文化財美術工芸品 金剛界・胎蔵界両部曼荼羅図 指定書番号 「絵画11号」 

種    別  絵 画

名    称  金剛界・胎蔵界両部曼荼羅図
          (こんごうかいたいぞうかいりょうぶまんだらず)

指定年月日  平成16年3月1日

所  在  地  佐渡市沢根村1776番地

所有者又は管理者  曼荼羅寺




  曼荼羅(まんだら)寺は真言宗の寺院で、応永元年(1394)、沢根地頭であった本間攝津守の建立と伝えられています。当寺の什宝(じゅほう)である曼荼羅図は、金剛界曼荼羅(こんごうかいまんだら)、胎蔵界曼荼羅(たいぞうかいまんだら)と呼ばれる2幅1対の軸物で、仏教の儀式などを行う際に本堂などに掛けて使用するものです。
 金剛界曼荼羅図は、大日如来の絶対的な智慧(ちえ)を堅固な金剛石にたとえた言葉で、9つの部屋に分けて仏や菩薩などが描かれた絵は、仏教の精神的な世界観、仏から衆生(しゅじょう)への教化のあり方と衆生から仏への修行のあり方を示すものです。
 胎蔵界曼荼羅図は、仏によって衆生が本来持っている仏性を育て悟りの世界へ導いていく様子を図にしたものといわれ、中央の大日如来を初めとする409尊の仏、菩薩、明王、天部の諸尊がグループ別に12院を構成して描かれます。
 寄進者である中山宗祐は、中山家(河原田本町)大屋の初代中山元忠のことで、父元茂の遣命により真光寺などの諸所に堂宇を再建した人物です。曼荼羅寺に伝わる曼荼羅図も彼によって正保4年(1647)に寄進されたものと考えられます。

佐渡市 No.027
参考文献:佐和田町の文化財ー平成15年度改訂版ー(佐和田町教育委員会)