本文
事務事業評価
事務事業評価の考え方
事務事業評価の実施には、「事務事業評価表」を使用します。
評価表は、事務事業の目的を明らかにし、事業の活動量を示す「活動指標」や目的の達成度合いを示す「成果指標」を設定します。それぞれの実績値を比べ、目的の「妥当性」「有効性」「効率性」の視点から事務事業を評価し、今後の事務事業の改善・見直しに役立てていきます。
事務事業評価は、次の図のような流れで評価します。
- 目的の明確化
- 妥当性(市の関与の妥当性は高いか? 事業を取りやめた場合どのような影響が出るか?)
- 有効性(成果の達成度は高いか? 上位施策への貢献度は高いか?)
- 効率性(現在のコストを低減させる余地はあるか?)
- 課題認識・改革改善
上記の各項目ごとにポイント評価をします。
事務事業評価表は、マネジメント・サイクル(PDCAサイクル)の考え方に基づいています。
したがって、この評価表で考え、書くことにより、「Do(実施・決算)」事業を実施したものに対して、「Check(点検・評価)」で妥当性、有効性、効率性の視点から評価を行い、この評価結果をもとに「Action(改革・改善)」で改善・改革案等の課題解決策を検討し、翌年度以降の事業の「Plan(計画・予算)」に反映させることが可能になります。このサイクルの考え方を採用することにより、事務事業評価を進める上で、職員による自己評価を継続的に改善・改革につなげる仕組みづくりの実現をめざします。
評価表の記入は、次の図のような流れで進めます。
- 事務事業名
- 事務事業の概要:この事務事業を手段として実現する総合計画の目的(施策)を明らかにします。
- 事務事業の実施(Do):この事業が誰を対象として、どのような目的で、どのようなことを行ったのかを明らかにします。また、この事業にかかったコストの算定と、事業の活動量(活動指標)や目的の達成度合い(成果指標)を記入します。
- 事務事業の評価(Check):妥当性、有効性、効率性の視点からチェックし、それぞれの項目ごとにポイント評価を行います。
- 事務事業の方向(Action):評価結果をふまえて課題の認識、今後の改善内容などを記入します。
- 翌年度の事業計画(Plan):できるだけ具体的に記入し、翌年度の事業計画を明らかにします。