佐渡の文化財

佐渡 相川の歴史 通史編「近・現代」

  • 編集:相川町史編纂委員会
  • 発行:相川町
  • 発行日:平成7年2月28日
  • 非売品

目次

口絵
刊行のことば   和倉 政三
第一章 明治の諸改革(幕末から明治のはじめころ)
 第一節 明治への夜明け
   異国船の来航 重い負担と身分制の動揺 西洋人の来島
 第二節 北越戊辰戦争と佐渡
   混乱する奉行所 局外中立政策 迅雷隊の結成 水戸藩脱走兵の来島 佐渡裁判所の設置 山西百太郎の佐渡脱出
 第三節 奥平参謀の佐渡統治
   佐藤六郎一派の暗躍 奥平謙輔の来島 奥平参謀の治政と北辰隊の活躍 佐渡における寺院の廃合 相川町における寺院の廃合 寺院の再興運動 修験道の廃滅
 第四節 佐渡県から相川県へ
   奥平謙輔の辞任 新五郎の来島 相川県と鈴木重嶺
 第五節 氏子調べと中教院
   神仏分離と氏子調べ 県社・郷社・村社 教導職の活動 中教院と磯部最信
 第六節 地役人の失業とその後
   奥平参謀の地役人への対応 県の職員への採用 新五郎の帰農政策 地役人の困窮とその対応 二見開拓の藤沢 相川女紅場の開設 島外への転出 写真師・斉藤 巡査や教師への転身 士族への復籍運動 家禄賞典禄請願一件
 第七節 宗門人別帳から戸籍法へ
   壬申戸籍 明治二年の戸籍 戸籍の整備
 第八節 戸長と区長
   戸籍区と戸長 大区・小区制 町村の復活と連合戸長役場
 第九節 地租改正と農民
   佐渡の地租改正事業の特色 地租改正事業の経過 壬申地券調査 地租改正 事業の開始 地押丈量と石代価格 地位等級と地価決定 山林野の地租改正 地租改正の結果と影響
 第十節 失なわれた入会山
   「官民有区分」事業 官林図面訂正願 入会山をめぐる約定書 山林原野の実地測量 民有山林組合規約書 御料林の払下げ
 第十一節 地主と小作
   相川町の大地主 大地主の成立 勧業卒育方梶井家の場合
 第十二節 自由民権運動と政党の動き
   自由民権運動の始まり 三郡大親睦会 国会開設哀願書と羽生郁次郎 自由民権運動を担った人たち 請願運動以後の活動 有田真平の不敬事件 憲法発布と衆議院選挙
 第十三節 町村合併
   町村制の公布と町村合併の実施 新しい町村の誕生 議員の選挙と新町村長 明治三十四年の町村合併
 第十四節 草創期の教育
   明治以降の修教館と圓山溟北 県学校から中学校へ 相川洋学校 寺小屋と郷学校 相川小学校の誕生 二見地区の小学校 金泉地区の小学校 高千地区の小学校 外海府地区の小学校
第二章 近代化への歩み(明治の中ごろから大正へ)
 第一節 鉱山の近代化
   サトーの見た幕末の鉱山 新政府の鉱山政策と佐渡鉱山 洋式技術の導入と鉱夫の動揺新製錬法の成功 外国人技師と乳製品の製造 佐渡初の電話 新潟県最初の水力発電 部屋制度とその解体 佐渡鉱山学校設立 鉱山・三菱へ払下げ 払下げに賛否両論 佐渡人民の反対論 百七十三万円で落札に 御下賜金七万円に 民間払下げと同盟罷業 鉱山の改革 その後の労働争議 労働者の組織化
 第二節 諸官庁の設置
   新潟県への合併と相川支庁の設置 佐渡三郡役所と郡長 佐渡郡役所の設置 郡役所と郡会の役割 佐渡支庁の開設 相川区裁判所 相川税務署 相川測候所 相川警察署
 第三節 諸官庁の争奪
   治府河原田へ 相川の窮状 官衙移転運動 官庁存置論の視点 争奪戦の回顧
 第四節 村のしくみと暮らし
   役職と寄合い 村決め ムラのなかの小集団 村仕事とイッチョウマエ ムラ入り 家格と階層
 第五節 衣・食・住の移り変わり
  一 暮らしの中の衣
    科のハラソ 通過儀礼と衣 ツヅレ モンペ ワラジ
  二 食生活の変化
    カテメシ 餅 赤飯 団子 豊かな魚菜 塩 味噌 醤油
  三 住いの変遷
    屋敷と間取り 屋根 柱と壁 囲炉裏と竃 納戸 風呂 納屋・蔵・便所 建築儀礼
 第六節 産業の発展
  一 農業
    三郡播種場と勧業世話掛 養蚕の奨励と蚕卵紙の製造 農業通信委員と勧業報告 農談会と農全 優良品種の選出と種籾の選種 害虫の駆除 自給肥料から金肥へ 牛馬耕の発達 用水の確保と段丘の水田化
  二 林業
    炭と暮らし 製炭法の改良 木炭同業組合の設立 白炭と黒炭 森林組合の歩み
  三 漁業
    漁場拝借の願書 西部海産漁業組合の結成 沖合い鱈・"スケソウダラ"延縄漁業 沿岸漁業の不振と採取規制 北洋漁業 漁法の改良 進んだイカ釣漁法 イカ釣りの渡り漁 鯣の加工 漁業の新しい対応
  四 畜産
    海府は牛の村 佐渡牛の起源と歩み 明治以降の改良牛 大佐渡林間放牧場 牛市 乳牛 牛肉事始め 牛の民俗 馬 養豚と養鶏
  五 窯業
    焼物の系譜 土焼窯業者の推移 窯元の生産体制と規模 職人の賃金 無名異焼炻器の出現 無名異焼の原土 無名異焼窯元の状況 無名異焼の生産高と販路 瓦の生産 瓦の生産高 煉瓦の始まり 煉瓦生産の普及 煉瓦の生産高 職人の賃金
  六 諸職
    相川町の諸職 木挽 建具職 屋根職 宮大工 木地師 塗師 水車 下駄職人 皮細工
 第七節 商業・金融の発展
   相川の商人 相川の廻船 通商会所の開設 諸会社の開設 第四銀行相川支店の開業 相川銀行と佐渡銀行の開設 相川銀行の活動 佐渡銀行の活動
 第八節 交通・通信の発達
   道と文化 中山道 海府道 二見道 トネ越え道 黒姫越え 山居ミチ 大倉越え 石名越え 小野見越え アオネバ越え 金北山ミチ・妙見山ミチ 青野峠越え 海の道 郵便と電話
 第九節 教育の発展
   小学校教育の充実 中等教育の形成 教育会 青年夜学会 明治学校
 第十節 コレラの大流行
   明治初年の医療施策 コレラの襲来 コレラ地蔵 衛生組合の設置
 第十一節 明治の米騒動
   諸国の米騒動 一升七銭が十二銭に 相川暴動起こる 国仲方面の被害 第一回衆院選挙 「巨魁小川久蔵」
 第十ニ節 新聞の創刊
   文明開化と新聞・雑誌 佐渡新聞の創刊 佐渡毎日新聞 佐渡日報 新佐渡
第三章 大正から昭和へ
 第一節 生産向上への道
  一 鉱山
    大正期の佐渡鉱山 労働争議
  二 農業
    ため池の築造 二見半島の水田開発 鹿伏段丘の水田化 金泉地区の水田開発 高千地区の開墾
  三 養蚕と果樹園(副業と商品農業)
    海府方面の養蚕 桑畑の拡大 絹織物 果樹園のはじまり 果樹園の普及
 第二節 金融と産業組合
   相川信用組合の開設 自彊購買販売組合の設立 二見地区の産業組合 金泉地区の産業組合 高千地区の産業組合 外海府地区の産業組合
 第三節 揺籃期の観光
   東都の佐渡節 鉱山祭事始め 旅人宿から旅館へ 旅人宿の系譜 佐渡一の自動車王 船頭小唄の頃 立浪会の創立 尖閣湾と千畳敷と
 第四節 芸能と文化
  一 能
    相川の観世能 能を支えた人たち
  二 文弥人形
    佐渡の人形芝居 外海府の人形座 高千の人形座 金泉と二見の人形座 のろま人形
  三 春駒
    春駒の始まり 春駒の保存会 春駒と寿人
  四 相川の短歌・俳句
    三つの文化 短歌 俳句
 第五節 キリスト教
   カトリック(旧教) マリア観音 明治初年の基督教事情 新教の伝道 牧師深山佐太郎 相川の信仰者
第四章 戦争の足おと(昭和初期)
 第一節 農業恐慌と経済更生運動
   深刻化する農業恐慌 経済更生運動
 第二節 国策と鉱山
   相川海岸の浜石採取 東洋一の浮遊選鉱場 朝鮮人労務者の動員 入川・北立島鉱山
 第三節 災害と消防
   火災と災害記録 消防のはしご立て
 第四節 年中行事の変化
   季節の変化とリズム 正月迎えの準備 大正月 小正月 節分 初午・初羊・お祭り始め 山の神・苦魚真言・涅槃会 社日 彼岸 三月の節供 コトの餅 四月三日・四月八日・八十八夜 田植祭 五月の節供 六月一日 天王祭・半夏生 夏越しの祓・土用 盆 八朔 名月 神送り・神迎え 大根の年取り・虫供養 亥の子 夷講 ヒボなおし 大師講 乙子の朔日・師走八日 冬至・寒念仏
 第五節 冠婚葬祭の変遷
   婚礼のこと 早婚と離婚 ヨメノカキ・ニワカ 嫁の里帰り 嫁のセンタク休み 葬儀のこと ハナカゴ 彼岸 年忌 出産の祝いごと トシイワイ
 第六節 戦争と暮らし
   徴兵検査と出征兵士 満州事変・支那事変の犠牲者 太平洋戦争と戦死者 町村葬 国民精神総動員運動と住民の生活 部落会・町内会と隣組 配給と暮らし 金属の回収 木炭自動車 国民義勇隊と竹槍訓練
 第七節 戦時下の教育
   郷土教育 皇国民の育成 勤労奉仕 学徒動員
第五章 戦後の復興(昭和中・後期)
 第一節 米軍進駐
   鹿伏七万坪を接収 二見村の水源補償 聯合軍司令部通達
 第二節 戦後の生活(ヤミ・インフレ)
   飯米不足 塩の不足 酒・タバコ ふる軍服とモンペ インフレのあらし
 第三節 農地改革と村の変化
   地主会と地主小作の関係 農地改革の実施 相川町の農地改革 農地改革と村の変貌
 第四節 戦後の窯業
   終戦直後の窯業 金山焼の設立 第一次独立期 相川中学校陶工部誕生 窯業組合の設立 第二次独立期 昭和四十年代の動向 ユニックスの誕生 北沢窯の創立 第三次独立期と後継者誕生 町立技能伝承展示館開設 窯の変遷
 第五節 文化活動
  一 演劇
    相川の演劇運動
  二 素人演芸会・弁論・スポーツ・出版物
    戦後の素人演芸会 演劇・舞踊コンクール 弁論大会 陸上競技大会 地方誌の発行 相川と文学作品 文学のなかの海府
 第六節 新しい教育の波
   混迷と苦難の教育 新教育の出発とPTA 新制中学校と独立校舎 新しい教育活動 新しい教育研究 定時制高校 新潟大学附属研究・実習施設の設置 新しい公民館活動 相川町の公民館 公民館の動きと指導者 郷土博物館の誕生
 第七節 町村合併
   町村合併のねらい 新生相川町の誕生
 第八節 鉱山の火消える
   平成元年の閉山 二十七年の大縮小 縮小計画の実施
 第九節 町から巣立った人たち
   明治・大正の土壌 三井財閥の益田孝 貿易商の高田慎蔵 国史学者萩野由之 元外相の有田八郎 インド哲学の山本快龍 クロール泳法の斉藤兼吉 中世文学の佐々木八郎 人気作家、長谷川海太郎 女性初の国連大使久保田きぬ子
参考資料
  佐渡地役人家譜略記
佐渡相川の歴史編纂委員会名簿
執筆者分担氏名
あとがき   浜口 一夫
付録  相川諸防地理之図(明治八年八月)・相川市街略図(大正十四年九月
ページ先頭へ