佐渡の文化財

両津町大火災史

  • 編著者:若林甫舟著
  • 発行:両津町役場
  • 発行日:昭和8年12月30日
  • 非売品

目次

一、御大典を前にして

二、其の夜
 1 突如静寂を破つて
 2 空中に爆発する火の宝
 3 破壊消防も遂に力及ばず今は焼くるにまかすのみ
 4 哀れや火に追はるゝ老人と小供
 5 海岸に立ちて
 6 海岸に搬出した家財の山、餓と寒さに身を慄はせて
 7 恨めしや両津橋、積んだまゝ焼いた家財の山
 8 斯くして一夜に百六拾萬圓を灰に

三、其夜は明けて
 1 荒寥たり焼野原
 2 其朝の土屋町長目"目+星"しき應急措置
 3 俺の家は何處
 4 ホットしたも束の間残つた蔵から火が
 5 一日にして出来た原始村
 6 火災が生んだ一情景平和は此處に

四、日"目+星"しい町当局の活動
 1 地図と首ツ引きの土屋町長
 2 幼稚園児に交つて吏員の大活動

五、涙ぐましき各種機関の大活動

六、敏活を極めた通信機関
 1 飛行機は莱る黒煙の空へ
 2 臨機の措置を愆やまらぎりし樋口郵便局長

七、漲る同情の潮押し寄する慰問の嵐
 1 両津を救へ
 2 慮謝に餘る各地よりの義損金と慰問品の殺到
 3 両津救済に奮ひ起つた各種団体

八、畏し事天聴に達して聖恩邊土に遍ねし

九、久邇宮殿下の御仁慈

一〇、火災後の経済状態
 1 火事景気
 2 資本の供水
 3 職人の黄金時代

一一、火災が生んだ一傾向
 1 カフェー全盛
 2 雨後の筍

火災日誌
町民への警告
縣當局並に社会事業協会、中野財団等への往復文書
御下賜金の通知並に御禮電報其他
各地への禮状
罹災者人名、罹災者避難先調、慰問義捐者芳名、義損金分配
小学校に於ける罹災児童に對する見舞金品處理其他
火災餘話
 1 ムザ/\焼いた煙草の山
 2 樋口郵便局長と勇敢なる交換嬢
 3 警官なるが故に着のみ着のまゝの両津署員
 4 涙ぐましき辻々の貼札
 5 東條逓信官吏の應援
 6 怒涛を蹴つて両津へ
 7 うれしや時雨の松
 8 猛火の中に咲いた信仰の華
 9 消防部頭なるが故に丸るの裸になつた後藤君
10 泣くに泣かれぬ産婦、うれしやこの救の手
11 復興行進曲、復興の魁は電柱と食ひ気から
12 二度の災難、新築したばかりの橋本座
13 雄々しや大和撫子の一隊
14 腹のへった人は松瀬の焼跡へお出でなさい
15 火元なるが故に世に容れられね野口一家哀れ何處へ
16 慰問品配給ナンセンス
17 古峰さんの御利益で焼失を免がれた山岸邸
18 配給珍風景
19 これも因縁
復興の道路
 1 復興の縣道
 2 歩道工事
 3 復興の町道
災害復旧土木費年度別支出内訳
災害による不動産の移動状況
住宅復旧資金貸付に関する文書
役場の建築
 1 現敷地の町有に移るまで
 2 火災前後の役場
 3 建築問題に絡る其後の状勢
 4 地鎮祭の祭文
 5 建築費寄付者
 6 建築工事関係者
 7 役場設計の概要
慰問の嵐、同情の潮
火災と両津橋
両津消防組の沿革と現有警備力
両津の為めに祈る
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