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佐渡市指定 有形文化財:やせが平磧石五輪塔

記事ID:0004949 更新日:2021年3月1日更新 印刷ページ表示

佐渡市指定 有形文化財

やせが平磧石五輪塔(やせがだいらせきせきごりんとう)

やせが平磧石五輪塔の画像

指定種別(員数) 建造物(3基)
指定年月日 平成16年3月1日
所在地 佐渡市竹田
所有者または管理者 竹田区

真野地区竹田の田地脇にある中世の五輪塔3基である。

この塔には特異な造塔法が用いられているが、これは武士が板碑の一手法を用いて造立したためと考えられている。その塔容を人形(ひとがた)に見立てると手なしの仏様に見えるためか、地元では「手なし仏」と呼ばれている。

この五輪塔の1つは磧石型五輪図版碑で、大きさは高さ104.7cm、幅46.5cm、厚さ19.5cmである。五輪図全体を彫り窪め、さらに東方発心門の五大種子(しゅうじ)が印刻してあり、字も割合太く深く彫られている。

また、五大種子が略された五輪塔もあり、素材・彫成手法は前述のものと同じで、大きさは高さ99.5cm、幅51.5cm、厚さ58.0cm、地輪部の彫り窪めが2.1cmとなっている。

もう1つの五輪塔は大きさは高さ80.0cm、幅53.0cm、厚さ26.5cm、素材・手法は他の2つと同じであるが、五輪図部の高さが55cm、地輪部の彫り窪めは1.2cmである。