佐渡の文化財

国指定 重要文化財
木造もくぞう薬師やくし如来にょらい坐像ざぞう

指定種別(員数)彫刻(1躯)
指定年月日昭和25年8月29日
所在地佐渡市国分寺
所有者または管理者国分寺

制作年代は平安時代前期と推定されており、像高1.36メートル、頭と体は一木造、膝・両手首・衣文の折返しなどは別に造ってから取り付けられた様子である。広く張りのある肩や胸、厚い膝、強い衣文の彫り方などの像容に平安時代前期の特色をよく残しており、大らかで気品のある堂々とした趣である。

この仏像は元々「佐渡国分寺跡」(国記念物)に建立されていた旧本堂に安置されていたもので、享禄年間(1528〜1531)の争乱で一山焼失した際に搬出され、戦火を逃れたと伝えられている。その後、寛文6年(1666)に「国分寺瑠璃堂」(市有形文化財)が建立されると堂内に移転・安置され、その後収蔵庫に保管されて現在に至る。

指定の仏像は優れた美術品であるとともに、佐渡国分寺の盛衰と再興を物語る史料として貴重である。

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