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新潟県指定 有形文化財:木造金剛力士立像

記事ID:0004997 更新日:2021年3月1日更新 印刷ページ表示

新潟県指定 有形文化財

木造金剛力士立像(もくぞうこんごうりきしりゅうぞう)

木造金剛力士立像の画像1
阿形像

木造金剛力士立像の画像2
吽形像

指定種別(員数) 彫刻(2躯)
指定年月日 平成18年3月13日
所在地 佐渡市長谷
所有者または管理者 長谷寺

長谷寺の仁王門(国登録有形文化財)に安置されている両像には、平安時代後期の彫像製作にしばしば用いられた一木割矧造の技法に通じる点が見られることから、制作年代は平安時代後期までさかのぼるものと推測される。

一般に金剛力士立像は鎌倉時代以降の遺品が圧倒的に多く、平安時代までさかのぼるものは極めて少ないとされる。新潟県が文化財として指定する金剛力士立像としては、佐渡市小比叡の蓮華峰寺の木造金剛力士立像(県有形文化財)が鎌倉時代後期の作とされているが、この金剛力士立像はそれよりさらに2世紀余りさかのぼると推測されており、現存する最古の金剛力士立像として貴重である。