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佐渡市指定 有形文化財:木造阿弥陀如来坐像

記事ID:0005014 更新日:2021年3月1日更新 印刷ページ表示

佐渡市指定 有形文化財

木造阿弥陀如来坐像(もくぞうあみだにょらいざぞう)

木造阿弥陀如来坐像の画像

指定種別(員数) 彫刻(1躰)
指定年月日 平成16年3月1日
所在地 佐渡市羽茂本郷
所有者または管理者 大蓮寺

この仏像は坐高50cm、台座を入れて像高1.02メートル、漆塗が施されており、胎内銘に応永34年(1427)再興とあることから、元々の制作年代はこの時期よりさかのぼるものと思われる。

また、胎内銘の願主には、応永33年(1426)の「菅原神社土地寄進状」に記された「沙弥真本」と同一人物と思われる「本間対馬入道真本」の名が見られ、さらにはその嫡男「左衛門尉重季」の名も明記されている。

この仏像は、羽茂地頭の代々を伝える貴重な史料であるとともに、像容が地方の作とは思えないほどに優れていることから、地域の文化交流を知る上で貴重である。