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佐渡市指定 有形文化財:木造十二神将立像

記事ID:0005023 更新日:2021年3月1日更新 印刷ページ表示

佐渡市指定 有形文化財

木造十二神将立像(もくぞうじゅうにしんしょうりゅうぞう)

木造十二神将立像の画像1

木造十二神将立像の画像2

木造十二神将立像の画像の画像3

木造十二神将立像の画像4

木造十二神将立像の画像5

木造十二神将立像の画像6

木造十二神将立像の画像7

木造十二神将立像の画像8

木造十二神将立像の画像9

木造十二神将立像の画像10

木造十二神将立像の画像11

木造十二神将立像の画像12

指定種別(員数) 彫刻(12躰)
指定年月日 平成16年3月1日
所在地 佐渡市国分寺
所有者または管理者 国分寺

これらの仏像はいずれも3尺(約90cm)より一回り小さく、頭上に支獣を付す形式である。

この仏像の内、寅神像を除く11体の仏像は表面が後補の彩色に覆われており、部材が代わったために尊容が少し損なわれているが、忿怒(ふんど)相を示す相貌の描写は自然で、大きな動きを見せる体観にも不自然さがない。制作年代はいずれも鎌倉時代後半頃と推定されている。

一方、寅神像は面貌の肉身に柔軟さがなく、形姿もぎこちないなど、他の11体と作風や造像技法に違いが見られることから、他の仏像に形姿を合わせて江戸時代に補われたものである可能性が高いとされる。

これらの仏像は詳細は不明で、江戸時代の作品が1体混じってはいるものの、全体として1体1具としての統一性がよく保たれており、新潟県下で数少ない鎌倉時代制作の十二神将立像は遺例として貴重である。