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本文
この鞍は、畑野地区の熊野神社の祭礼のやぶさめ神事に射手が乗馬する際の鞍の木部である。鞍には縁飾りの覆輪と中央部の居木の接合部に「天文十八年(1549)」の墨書銘があり、鞍橋(くらぼね)の前輪と後輪には胡蝶の群舞が螺鈿(らでん)で鮮やかに描かれている。
この鞍は中世佐渡の祭礼を研究する歴史資料として、美麗な工芸品として貴重である。