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指定種別(員数) | 書跡(2幅) |
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指定年月日 | 平成16年3月1日 |
所在地 | 佐渡市泉 |
所有者または管理者 | 本光寺 |
曼荼羅は「南無妙法蓮華経」を記したもので、延慶3年(1310)のものは縦97.5cm、幅51cm、正和元年(1312)のものは縦95.5cm、幅50.5cm、両書とも筆者は日興上人である。
日興上人は日蓮宗の開祖日蓮聖人の高弟で、文永8年(1271)に流罪になった日蓮とともに佐渡に渡り、3年間逗留した後、同11年に日蓮とともに佐渡を離れた。
この曼荼羅はその40年後に書かれたもので、日蓮らが帰った後も佐渡に有力な法華教団が存続し、日蓮一派と深いつながりがあったことを示しており、史料として貴重である。