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佐渡市指定 有形文化財:佐渡国寺社帳

記事ID:0005053 更新日:2021年3月1日更新 印刷ページ表示

佐渡市指定 有形文化財

佐渡国寺社帳(さどこくじしゃちょう)

佐渡国寺社帳の画像

指定種別(員数) 典籍(1)
指定年月日 平成16年3月1日
所在地 佐渡市沢根五十里
所有者または管理者 個人蔵

この寺社帳にある当時の神職名などから宝暦年中(1751〜1763)に記されたものと思われる。

佐渡は戦国後期以降、領主が代わる度に検地が行われ、元禄年間(1688〜1703)の検地では事前に寺社の除地・除米などを上申させていた。この検地を基に「元禄寺社帳」が作られており、この寺社帳もその流れを汲んでいるものと推測される。

また、佐渡奉行所の寺社帳に佐渡国寺社境内案内帳(上・中・下)があるが、内容が指定の書と同じであることから、両帳の原本は同じものと思われる。

昭和5年(1930)にこの寺社帳を底本とする、上(寺の部)・中(寺の部)・下(社の部)の全3巻からなる「佐渡国寺社帳(宝暦度)」が出版されたが、上・中巻はすでに失われており、下巻にあたる本書のみが現存している。