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佐渡市指定 有形文化財:天満宮河原畠寄進状

記事ID:0005058 更新日:2021年3月1日更新 印刷ページ表示

佐渡市指定 有形文化財

天満宮河原畠寄進状(てんまんぐうかわらばたけきしんじょう)

天満宮河原畠寄進状の画像

指定種別(員数) 古文書(1点)
指定年月日 平成16年3月1日
所在地 佐渡市羽茂本郷
所有者または管理者 菅原神社

この寄進状は応永33年(1426)9月吉日付のもので、裏書には大檀那として沙弥真本と海老名弾正とその子息3人の実名が記されている。

沙弥真本の「真本」という名は仏門に入ってからの法名であるが、この文書によりこの人物が羽茂城の有力者の一人であることがわかり、あるいは羽茂本間氏ではないかとの推測がなされている。

また、海老名弾正は、羽茂城の家老として地域の伝承や伝説の中に出てくる人物であるが、この文書では海老名弾正本人だけでなく、その子供たちまで明記されているなど、その実在を裏付けている。

この寄進状は、伝説にある中世の羽茂の有力者たちの実在を証明し、仮説を裏付けるものであり、貴重な史料である。