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佐渡市指定 有形文化財:大聖院印信・法会書付

記事ID:0005063 更新日:2021年3月1日更新 印刷ページ表示

佐渡市指定 有形文化財

大聖院印信・法会書付(だいしょういんいんじん・ほうえかきつけ)

大聖院印信・法会書付の画像

指定種別(員数) 古文書(33)
指定年月日 平成16年3月1日
所在地 佐渡市吉井本郷
所有者または管理者 大聖院

この古文書を所有する大聖院は、吉井郷地頭の藍原秀高が建長2年(1250)に創建したと伝わる真言宗の寺院である。寺はかつて下野国(栃木県)の真言宗豊山派の古刹、鶏足寺(けいそくじ)の末寺であったことから、古い時代の印信を多数保管している。印信とは密教において師匠の僧から弟子の僧に秘法を伝授したことを証明する書状であるが、この印信により、従来明らかでなかった醍醐三宝院流の教線が永正年間(1504〜1520)にはすでに佐渡にまで伸びていたことが判明した。

また、写しではあるものの14世紀初めの松橋流の印信も見つかっており、これにより松橋流の教線が佐渡に入った時期も明らかになるなど、いずれの資料も寺院の法脈を示す資料として重要である。