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国指定 重要文化財:佐渡新穂遺跡出土品

記事ID:0005079 更新日:2022年1月1日更新 印刷ページ表示

国指定 重要文化財

佐渡新穂遺跡出土品(さどにいぼいせきしゅつどひん)

佐渡新穂玉作遺跡出土品の画像

指定種別(員数) 考古資料(1括)
指定年月日 昭和53年6月15日
所在地 佐渡市新穂瓜生屋
所有者または管理者 個人蔵、新穂歴史民俗資料館管理

出土品は弥生時代中期後半の新穂玉作遺跡(小谷地遺跡・桂林遺跡・平田遺跡・城畠遺跡)より、長年にわたって収集されたものである。

出土した細形管玉の製作工程は、第1工程原石打割・第2工程施溝・第3工程半截・第4工程側稜剥離・第5工程研磨・第6工程穿孔・第7工程完成となっている。工程にある穿孔方法はまだ解明されていないものの、錐は穿孔途中の孔の形から平頭錐か管錐が考えられ、孔壁に残る痕から錐が回転していることがわかっている。新穂技法と命名されたこの技法は、佐渡国中平野一帯の弥生時代玉作遺跡で一定して行われたもので、石鋸を用いて求める大きさの四角柱状体に形割りし、側稜を押圧してから研磨し、最後に穿孔していたと思われる。

指定された資料の内訳

管玉類及同未製品(424個)、角玉及同未製品(20個)、玉作工具類石鋸(18個)、砥石(7個)、柱状砥石(14個)
総計483個