本文
指定種別(員数) | 歴史資料(238点) |
---|---|
指定年月日 | 平成14年3月29日 |
所在地 | 佐渡市秋津 |
所有者または管理者 | 佐渡市、両津郷土博物館管理 |
17世紀末頃より代々「道益」を名乗り、医を業としてきた北條一族に伝わる近世の医学資料である。
この内、医学書類は、寛永3年(1626)から文久3年(1863)までのものが中心で、そのほとんどは漢方医学関係である。一方、医療用具類は、和製皿秤と薬箱に一括して収納された往診用の医療小道具(携帯用薬研(やげん)・医療用鍼・薬匙)が中心で、この他に地方の医家の医療信仰を示す薬師如来像や神農像を納めた箱などもある。
また、新潟県で最も古いとされる医師の診断による病歴書も含まれており、佐渡のみならず県内の医学史研究上極めて重要な史料である。
医学書(83点)、医学書〈刊行年不明本〉(74点)、文献〈筆写本〉(53点)、医療用具(28点)
総計 238点