佐渡の文化財

新潟県指定 記念物
小川おがわ台場だいばあと

指定種別史跡
指定年月日平成14年3月29日
所在地佐渡市小川
所有者または管理者小川集落、佐渡市

この台場は半円形で、直線延長約45メートル、海防のために西の日本海に向かって崖上に構築されている。

文化5年(1808)、佐渡奉行所は殿見崎に台場を構築し、異国船の来襲に備えたが、1貫目(約3.75㎏)以下の大砲では異国船に対抗できないことから、嘉永3(1850)年に1貫目玉筒を沢根鶴子で鋳造し、殿見崎近くのこの地に台場を構築し、砲台を配置したとされる。

この東の陸側から両端と中央に登り口があるが、その上面の平坦面が広いことから、中央の登り口広場に1貫目玉の大筒を備え、左右に小型の筒を配置していたものと思われる。また、平面から約60㎝の所で幅約120㎝の通路があるが、大筒の玉の置き場所か、交代のために兵が走る通路に利用したものと推察され、戦闘時には鉄砲発射用の弾込場となり、身を乗り出して一斉射撃にも利用できたものと思われる。

当地では異国船の襲来による実際の交戦はなかったものの、幕末期の海防施設の状況を示しており、新潟県内では唯一全容を完全な姿で留める史跡である。

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