佐渡の文化財

佐渡市指定 記念物
新穂にいぼ青木あおきのとのさますぎ

指定種別(員数)天然記念物(1本)
指定年月日平成16年3月1日
所在地佐渡市新穂青木
所有者または管理者個人蔵

新穂地区新穂青木に育成するこのスギは、木の根元に青木城の殿様の墓と伝わる石塔があることから、「青木殿杉」、「上大門杉」とも呼ばれる。樹高20.7メートル、胸高幹囲4.4メートルに達する巨木で、樹容は整ったピラミッド型をなしている。

中世にこの地を治めた村殿の青木殿は、室町時代に本間季高が城主になった頃より勢威を強め、一時は新穂瓜生屋を越えて国見山にまで達する広大な青木郷を支配したとされる。しかし、天正17年(1589)に越後の上杉景勝が佐渡に攻め入ると、周辺の村殿達は次々と滅ぼされ、青木殿も滅亡したと伝わる。なお、このスギは明治末頃に伐採の危機にあっているが、青木城の四家老の末裔と伝わる斎藤家の当主が土地を買い取って保護し、その後集落に守られて現在に至っている。

このスギは青木殿の隆盛と凋落を伝える名木として、天然スギのレリック(遺存種)として貴重である。

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