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佐渡市指定 記念物:三光の杉

記事ID:0005237 更新日:2021年3月1日更新 印刷ページ表示

佐渡市指定 記念物

三光の杉(さんこうのすぎ)

三光の杉の画像

指定種別(員数) 天然記念物(1本)
指定年月日 平成16年3月1日
所在地 佐渡市市野沢
所有者または管理者 実相寺

佐和田地区市野沢の実相寺境内に育成するこのスギは、樹高約30メートル、根元幹囲約11.9メートル、目通り幹囲約6.47メートルに達する巨木で、枝下約15メートル、枝張りは南北約22メートル、東西約19.8メートルに及ぶ。「三光」と呼ばれるのは、このスギに三光鳥(サンコウチョウ=鳴き声が「月、日、星」と聴こえる夏鳥)がよく飛来していたことに由来しており、樹齢がおよそ1,000年と伝わることから「千年杉」とも呼ばれている。

所有者の実相寺は、寺伝によると、文永8年(1271)に佐渡へ流された日蓮聖人が同9年(1272)に開基したと伝わる日蓮宗の寺院である。「一の谷(いちのさわ)」と呼ばれたこの地に移り住んだ日蓮は、晴れた日には必ずこのスギがある丘へ行き、朝日を拝み念仏を唱えたといい、日蓮に赦免状の吉兆をもたらした鳥が止まった木もこのスギであったと伝えられている。