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佐渡市指定 記念物:真光寺のブナ

記事ID:0005260 更新日:2021年3月1日更新 印刷ページ表示

佐渡市指定 記念物

真光寺のブナ(しんこうじのぶな)

真光寺ブナの画像

指定種別(員数) 天然記念物(1本)
指定年月日 平成16年3月1日
所在地 佐渡市真光寺
所有者または管理者 二宮財産区、佐渡市

佐和田地区真光寺地内、大佐渡山脈の海抜600メートルの仏峠付近に立つブナの木である。このブナは樹高20メートル、胸高幹囲5.4メートル、枝張り18.5メートルの巨木で、峠名から「仏峠のブナ」とも呼ばれている。ブナの樹高幹囲としては新潟県内随一、全国でも屈指の大きさと目される。

ブナは落葉高木の主要樹で、その林は日本の山の原植生とされ、水源林として全国的に植林が進んでいる。しかし、佐渡では海抜600〜700メートルから出現し、海抜900〜1,000メートルで純林を形成するため、分布は大佐渡山脈に限られ、面積も林野面積6,100ヘクタールの内、わずか約40ヘクタールに過ぎない。このことは佐渡では用材となるスギやアテビなどの植林が優先され、比較的用途の少ないブナ林が伐採され続けたことを意味している。