佐渡島 移住・定住 支援情報

「島暮らしの実態」を探る

佐渡島に定着した6人の移住者に、雑談形式でインタビューをしました。その記録を編集して掲載します。

移住者の「生の声」まとめ

  • まとめるにあたって、個人名や集落名は特定できないように配慮しました(一部の例外を除く)。また、誤認や勘違いなど「明らかに事実に反すること」は、発言者の了解を得たうえで、修正または削除しました。
  • 同じような内容の発言はひとつにまとめました。また、わかりやすくするために順番を変えた箇所もあります。
  • 一次原稿は膨大なボリュームになったため、テーマ(佐渡島への移住)から逸れた内容などは泣く泣くカットしました。

佐渡島に住んでよかったこと

「いい意味で裏切られた」というご意見が多かったです。思ったよりも温暖、広い、便利…。

  • こんにちは、佐渡市役所の者です。今日はよろしくお願いします。では、まず最初に「佐渡に住んでみてよかったこと」を教えてください。
  • 来る前は「日本海 北部の隔絶された厳しい離島」というイメージだったのに… こんなに広くて近いとは思いませんでした。いい意味で完全に裏切られました。
  • 島が好きで、沖縄から北海道まで旅をしたけれど、佐渡には春夏秋冬がきちんとある。これほど四季を豊かに感じられる島は、あまりないと思う。
  • 新潟本土よりも、冬は暖かくて雪が少ない。夏は逆に、本土よりも涼しくて過ごしやすい。
  • 2月の平均気温は東京よりも2℃低いだけですから、実際そんなに寒くはないですね。ちなみに佐渡の平均最深積雪量は、新潟市より20㎝も少ないです。
  • 私は花が大好きで移住しました。佐渡には北方系と南方系の植物が両方ともあって、花の季節になると色とりどりのが咲き乱れて、もうほんとにパラダイス。
  • 山も高原も平野もあるから、植物の種類も多い。広葉樹の里山も、天然杉の原生林も、佐渡にはなんでもある。
  • でも火山はありません。だから安心。それなのに温泉がいくつもあるのが不思議。「モール温泉」という黒い湯もあるし、海中温泉もある。
  • 海といえば、貸切状態の海で遊べるのは贅沢。透明度もすごくて、波の上から魚や貝が手に取るように見える。イワシ、フグ、サザエ…。
  • 食べ物に関しては、やっぱり魚介類の鮮度! そのうえ値段が安い! 引っ越した直後は毎晩狂ったようにお刺身を食べてました。
  • お米という食べ物がこんなにおいしいとは知らなかった。特に新米! ぷりぷりで、甘くて、おかずがなくてもパクパク食べてしまう。
  • 恥ずかしながら、佐渡コシヒカリが全国ブランドだということは知りませんでした。ていうか島なのに米どころだなんて、意表を突かれた。
  • あと海藻も! 今まで食べてたモズクやイワノリは何だったんだー って思った。
  • 佐渡は果物も種類が豊富だし、山菜もキノコもいっぱい採れる。柿やシイタケの名産地でもあります。
  • 島外にはほとんど知られていない低価格の地酒が何種類もある。この価格でこんなにおいしい純米酒が飲めるなんて、ちょっと考えられない。
  • 佐渡はとにかく広い。初めて遊びに来た人は例外なくビックリする。「面積は東京23区の1.4倍」という表現をよく聞きます。
  • 関西向けには「淡路島や琵琶湖よりも大きい」と言ったほうがインパクトがあるかも。
  • 島なのに広い平野がある。中心部が広い平野だから、実際の面積よりももっと広い印象を受けます。
  • 狭すぎず、広すぎず。ちょうといい広さだと思う。
  • 「ちょうどいい広さ」というのは、けっこう重要なポイントだよね。都会に比べたら確かに「狭い社会」なんだけど、それがストレスにならないくらい実際の面積が広い。
  • 「離島」なのに、意外に便利。でも、仕事で島外へ行く機会の多い人は不便だと思います。特に冬場は海が荒れて、船が欠航することもあります。
  • 日常生活にはまったく困りません。エリア限定だけど全国チェーンのお店が密集している場所もあります。
  • 病院が6つもある。島内のどこからでも、最寄りの病院まで(車で)30分あれば行けるのでは?
  • 佐渡は伝統芸能も盛んですよね。能とか鬼太鼓とか人形芝居とか… 数多くの芸能があります。
  • 毎年その時期になると、毎週のように島のどこかで薪能をやっている。「村のおやしろ」みたいな神社でやっているので、気軽に見に行ける。
  • 鬼太鼓をやるために移住してきた女性もいる。それも1人や2人じゃなかったような気がします。
  • 祭や芸能の魅力は、観光で来る人には伝わらないでしょうね。これは暮らしているからこそ実感できる最高の楽しみです!
  • いかがでしたか?
    まとめると、次のようなご意見が多かったようです。
    • いい意味で裏切られた(温暖で広い、便利、お店も病院も多い)。ただし仕事で島外へ行く機会の多い人は不便に感じるかも。
    • 自然環境が豊かで食べ物がおいしい。特に、お米・魚介類・海藻・地酒(純米酒)がおいしい。
    • 芸能の種類が多くて、いまでも暮らしのなかに祭が生きている。

初めて知ったこの事実

住んでみてビックリ! 驚きのリアル佐渡を教えてもらいました。

  • アイターンの人が多くてビックリした! 引越当初はいろいろと相談に乗ってもらって、ほんとうに助かりました。
  • 佐渡にしかないものが、けっこうある。トキとか金山とか鬼太鼓とか。
  • なにげに「一番」が多い。県下最大の湖とか、県内唯一の五重塔とか。それから、日本最大の高原湿原性浮島、日本最古の鉄製灯台、東洋一の天然芝の高原…。
  • 国際的に活躍している佐渡人がいる。文弥人形の演者、ジャズダンサー、和太鼓の演奏者…。
  • 人間もすごいけど、というと失礼だけど、佐渡牛の評価も高い。佐渡の仔牛がよそへ売られていって、成長して松○牛や神○牛になるって聞いた。
  • 食べ物の豊かさはすごい。そこらじゅうに食材が転がってます。
  • 近所のお爺ちゃんが岩壁からタモ網で何かをすくっていたので見てみたら、獲物はサヨリだった。1日に千匹くらい捕ることもあるんだって!
  • 山菜も豊富。アマドコロ、コゴミ、ギョウジャニンニク、コシアブラ…。あと、キノコもすごい。ナメコなんか多すぎて、しまいには採るのにうんざりする。
  • 寒い島だと思っていただけに、果物の種類には驚かされました。みかん、リンゴ、スイカ、キウイ、ル・レクチェ(洋ナシ)、ネクタリン、いちじく、メロン…。 自分でブドウを育ててワインづくりに挑戦している人もいます。
  • 日本酒の蔵元も多いです。島外からの評価も高くて、エールフランスの機内酒に採用されたお酒もあるし、V6(ジャニーズ)のリーダーが「幻の酒」と絶賛したお酒もあります。
  • 鬼太鼓がこんなにたくさん残っているとは知らなかった。地元の男性はほとんどの人が和太鼓を叩けるのでは?
  • 祭の季節になると、毎晩、夜空の奥のあっちこっちから太鼓の響きが流れてきて血が騒ぎます。集落によって太鼓のリズムも舞もまったく違うから、見ていて飽きません。
  • 奇祭「つぶろさし」もすごい! (気になる人は検索してみてください)
  • 花笠踊りや鹿踊り(ししおどり)もステキ。あと、「車田植え」という神事は、全国でも佐渡と飛騨高山にしか残っていないらしいです。
  • 能舞台も多い。国内に現存する能舞台の3分の1が佐渡にあるって言うけれど、ちょっと信じられない数字です。
  • 近所の神社、それも夜の神社で、タダで薪能を見れる場所がある! こんな贅沢はないですよ!
  • 酒席で国立民族学博物館の教授が、「佐渡には、中世以降の日本の芸能がぜんぶ生きてたまま保存されている」というようなことを言っていた。ええーっ、そんなにすごい所だったの!? って驚いた。
  • 新潟県の島なのに、会話のイントネーションが関西弁ぽくて面食らった。
  • 佐渡弁の代表格「むつごい」が実は讃岐弁だと知ってビックリした。名古屋みたいに「みゃあみゃあ」言ってる集落もあって、不思議でなりません。
  • 昔は陸路よりも海上交通のほうが発達してたし、佐渡は、上方(大阪)と北海道を結ぶ日本海航路のターミナルだったから、いろんな文化が入り込んできたんだと思う。
  • 平安時代には京都の政治犯が付き人とセットで佐渡へ流されてきた。江戸時代の佐渡は幕府の直轄領になっていた。だから常にその時代の中央から文化が入ってきたんだろうね。
  • 金山を開発するために、徳川幕府が全国から佐渡へ職能集団を移住させたのも大きい。だからいろんな文化がごちゃまぜになっているし、他所者にも寛容なんだと思いう。
  • 千石船で栄えた湊、金山街道の宿場町、石工の集団が住んでいた集落… 島の中なのに場所によって景色がぜんぜん違う。私にはその多様性がすごく魅力的。
  • 海や山をぼーっと見ているのも飽きないけれど、街や集落を歩いていても飽きません。おもしろくて仕方がないです。
  • 「佐渡にないもの」を教えていただけますか?
  • デパート、映画館、ゲーセン、電車。
  • 牛丼系とか定食系とか、サラリーマンや学生向けの店が少ない。
  • そんなことよりも、「仕事帰りの一杯」がないっ!
  • わかるーっ! 佐渡は電車がなくて車通勤だから…
  • 仕事帰りに「駅前でちょっと一杯」ができない。僕にとってこれは、むちゃくちゃ悲しいことです。
  • それより先に、仕事そのものが少なくない? 私も仕事探しで苦労しました。
  • 求人はけっこうあるんだけどね…。
  • 起業するU・Iターンの人もいるよね。成功して、佐渡から本土へ打って出た人もいます。
  • いかがでしたか?
    よその地方に比べると、佐渡は次の点が特長的だと受け取られているようです。
    • アイターンの人が意外に多い。また、佐渡には意外に「一番」が多い。
    • 歴史的に全国各地から人々が流入したためか、文化・芸能・景色が驚くほど多様であり、移住者にも寛容だと思われる。
    • 佐渡には、デパート、映画館、ゲーセン、電車などがない。仕事(求人)も少ない。

佐渡島のイヤなところ

正直にズバズバ語ってもらいました。(ドキドキしながら聞きました)

  • ガソリンが高い。新潟本土よりもリッター20円くらい高いような気がする。離島だから仕方ないのかもしれないけど、自家用車は必需品だから厳しいです。
  • 魚介類はむちゃくちゃ安いけど、物価全般はそうでもない。特にアパートの家賃は…、「えっ、こんな部屋なのに!?」と驚いたことがある。
  • 毎年1月から2月にかけて雪や曇りが続く。毎日どんよりしていて、たまに青空を見ると生き返った心持ちになる。
  • 僕は日本海側の出身なので、なんとも思わなかった。むしろ佐渡は雪が少なくて拍子抜けした。
  • 私は太平洋側から来たので、引っ越してから最初の2〜3年は冬になるたび暗い気分になりました。
  • よく言われる「田舎あるある」的な、よそ者をネチネチいじめる排他性はまったくないと思うんですけど?
  • これは意外に思ったんだけど、佐渡の人は他人の悪口をあまり言わない。辛口の評価もあまりしないような気がする。
  • 出る杭を打つようなこともしないよね。佐渡は歴史的に「多民族の島」だから(全国から人々や文化が流入してきたから)、お互いに寛容で、ほどほどの距離感を保てるんだと思う。
  • 「佐渡だからこそのイヤなところ」というのは、ちょっと私には思いつかない。
  • 佐渡だからイヤなところ。といえば… 「島だから本土へ行きにくい!」
  • ほかにも、夜遊びするところがないとか、アミューズメントパークがないとか、もしもそういうのを「不満」だとすれば、不満はいっぱいあります。
  • いかがでしたか?
    私としては、意外に「イヤなところ」が少なくて、正直ホッとしました。
    • ガソリン代が高い(離島共通?)、最初のころ冬は暗い気分になった。(日本海側共通?)
    • 全国共通の問題は佐渡にもある(公共工事による環境破壊、隠れ税金、噂好き)。しかし佐渡特有の問題は思いつかない。
    • 歴史的な経緯から、佐渡島は移住者に寛容なのでは? 排他性も感じない。

私はこう変わった

佐渡島に暮らしてみて、あなたの価値観や生活観はどのように変わりましたか?

  • 佐渡へ来てから睡眠時間が長くなった。長いときは一日10時間くらい寝ています。
  • 夏は日の出に誘われて5時頃に目がさめる。海と山がぽわーっと朝焼けに染まって、とてもステキ。
  • 朝、窓を開けたときのさわやかな風、海の輝き、山の表情。しみじみと幸せを感じるひとときです。
  • 竹藪のざわめき、鳥のさえずり、夜空の遠くから聞こえる波の音…。 電車も車も通らなくても、世界には音が満ちていることに気がつきました。
  • 満点の星、イカ釣り船の灯り、雲の流れ。なんてことのない風景なのに、まるで神様が宿っているみたいに美しい。雪が一面に積もった満月の夜も、身震いするほど感動します。
  • 佐渡へ来て、チェンソーを扱えるようになった。うちは薪ストーブなので、薪づくりに使ってます。
  • 私は庭木の剪定ができるようになった。草刈り機も使えるようになりました。
  • うちの旦那は自分でイカを釣ってきて、塩辛や一夜干しを作っています。佐渡へ来るまではイカをさわった経験すらなかったのに。
  • たいていの野菜は庭で作るようになった。たった3坪程度の家庭菜園なんだけど、食べきれないほど収穫がある。旬の時期は消費しきれずに泣く泣く捨てることも…
  • 旬の食材を毎日 工夫して調理するから、レシピが増えるよね。
  • なんでもおいしいから、つい食べ過ぎてしまう。引っ越した年にはかなり太りました。
  • 歩く機会が減りました。どこへ出かけるにも車でドア・ツー・ドア。これは田舎の悪いところ。というか私が悪いんだけど。だから贅肉が…
  • 都会では通勤だけでカロリーを消費してたのに、めっきり運動不足になってしまった。
  • 都会にいたときは、毎朝 会社へ行って、夜遅く帰ってきて、たまの休日は寝だめして掃除して… 毎日 流されているだけだった。佐渡に暮らして初めて自分のことが見えてきた。余裕ができたんだと思う。
  • 都会は神経がすり減る。焦る。取り残される恐怖感が常にあった。
  • 僕は毎日、通勤だけで往復3時間も浪費していた。家族のために働いていたはずなのに、その家族をいちばん犠牲にしていた。
  • 佐渡では海をぼーっと見てるだけで時が過ぎていくけど、都会ではどこへ出かけてもお金を使ってしまう。お金を使わないと過ごせない仕組みになっている。
  • 都会にいた頃の私は、目には見えない何かから「もっと金を使え」と煽り立てられて、与えられた物を消費していただけのような気がする。
  • お金さえ払えばたいていのことが解決したけれど、いまは知恵を絞って自分で解決するようになった。自分の頭で考えて、自分の手を使って生活するようになった。
  • みなさんは、都会のことがお嫌いなんですか?
  • そんなことないですよ。佐渡にはないものがたくさんあるし。
  • たまに東京へ行くと、ほしいものがいっぱい目に入って困ります。かわいい小物、おしゃれなブラウス、コートにブーツ… どれもこれもほしい! 爆買いしたい!
  • 私は、用もないのに新潟(市)へ行くことがある。おいしいランチを食べて、なんとなくぶらぶらして、コーヒーショップでぼーっとするのが好き。
  • 最近「たまには都会へ遊びに行きたいな」と思うようになった。こんなこと、佐渡へ来た頃には夢にも思わなかったのに。
  • でも佐渡へ帰ってくると、やっぱりホッとする。
  • 都会の人が田舎でリフレッシュするみたいに、私たちは都会でリフレッシュするのかも。
  • 東京にいたころの私は、1,300万人の中のたった1人。いつでも交換可能なパーツだった。だけど、ここに暮らす私は集落という共同体の1人。だから大切にしてもらえるし、自分の声もみんなに届く。
  • 共同作業も多いから、一体感が出るよね。道路や側溝の掃除も、共有地の草刈りも、ちょっとした舗装工事も、みんなで力をあわせて。
  • 集落のことを自分のこととして考えるようになった。いろんな行事の段取りから、自治会の役員人事まで。
  • その集落がいくつも集まってできているのが佐渡市。だから市政のことも身近に考えるようになった。
  • 都会にいたころは政治なんて無関心だった。というか私には関係ないものだった。どうせ何も変わらない、みたいな。
  • 佐渡は、面積も人口も「ちょうどいい規模」だと思う。だから役場のことも身近に感じるし、意見を言いやすい。
  • 地域を変えるのは「よそ者、若者、ばか者」ってよく言うけれど、私たちもそういう目で期待されてるような気配を感じることがあります。
  • いかがでしたか?
    さまざまなご意見があり 、まとめるのが難しかったのですが、次のような感じでしょうか。
    • 自然環境に癒される毎日のなかで、「できること」が増えた(チェンソーを扱ったり、イカの塩辛を作ったり)。ただし、食べ過ぎと運動不足には注意。
    • 都会にいたときよりも、自分の頭で考えるようになった。たまに新潟市へ遊びに行ってリフレッシュする。
    • 集落のことを自分のこととして考えるようになった。佐渡市の市政も身近に感じるようになった。

子育て世代の悲喜こもごも

いいことも、わるいことも、子供がいれば乗り越えていける… かな?

  • 我が家は、子供が産まれたのをきっかけにして移住を決行しました。ごみごみした環境で子育てをするのはイヤだったので。
  • 佐渡は犯罪が少なくて安全だし、自然のなかで外遊びができる。学校によってはクラスが少人数だし、子育てには最高の環境だと思う。
  • とにかく近所の人がかわいがってくれる。みんな、子供のことが大好き。これはありがたいです。
  • 集落では一年を通じていろいろな行事があるから、うちの子もすぐに馴染んだ。ちょっとオーバーだけど「集落はひとつの大家族」って感じです。
  • うちの子は大学生になって島を離れたけど、いまでも集落のことを懐かしんでいます。長期休みで帰ってきたときには必ず集落の行事に参加します。(祭や納涼会など)
  • 経験上、子供がいるほうが集落に溶け込みやすいと思います。いま子育て中の人は、ぜひお早めの移住をオススメします!
  • 子供がいると、なにかと忙しいです。
  • 集落の用事に加えて学校の行事もあるから、土日祝日はなにかしら予定が入ってしまう。
  • PTAや部活の「打ち上げ(という名の宴会)」があったおかげで、集落外の知り合いがいっきに増えました。
  • 佐渡は、そこらじゅうに野生のオヤツがあります。
  • うちの子は、クワの実やキイチゴやを採って喜んで食べている。秋になるとアケビも採ってくる。
  • うちの子は山菜マニア。小学生のくせにタラの芽が大好き。学校帰りにワラビやゼンマイを大量に採ってきて、晩ご飯にしろとうるさい。
  • うちの子はイカや黒鯛を釣ってくる。旦那がえらく喜んで酒量がどんどん増える。いいのか悪いのか…
  • 佐渡にはイノシシも熊もいないから、子供だけで遊んでいても安心です。
  • 冬は小さい子を遊びに連れて行く所がない。春と夏と秋は「どこでも公園」状態なのに、冬はスーパーのキッズコーナーか図書館くらいしか行く所がありません。
  • うちの子は雪が降ったら大喜びで外遊びをするんだけど… 私は寒いのが苦手なので外へ出たくない。
  • 佐渡市は、よその自治体に比べて、子育て支援策がかなり充実していると聞いたことがあります。中学生までは入院費が無料になるとか、第2子以降は保育料が無料になるとか。
  • 保育園や学校って、島内にいくつあるんでしたっけ?
  • 保育園が31、幼稚園は4。小学校24、中学校13、高校は3。中高一貫校が1。あと、専門学校が3校あります。(2016年3月現在)
  • 佐渡は待機児童がゼロだもんね。都会からみたら夢みたい。
  • 赤ちゃんの健診の回数が、ほかの自治体よりも多いと聞きました。ふつうは1歳になるまでに1回しかないみたいだけど、佐渡市は…?
  • 1歳までに3回、健診をやっています。
  • 健診のときに育児相談や栄養指導もしてくれるし、ほかにも授乳方法とか、いろんな指導もしてもらった。
  • 佐渡には小児科もちゃんとあるし、病院も意外にたくさんある。私は子育て支援センターも利用しました。
  • 図書館もけっこう多いよね。いま島内にいくつあるんですか?
  • 図書館が5つ、図書室が5つあります。(2016年3月現在)
  • ご参考までに、佐渡市民を対象としたアンケートの結果をご紹介します。
    「佐渡市は子育てに向いている場所だと思いますか」という質問の回答は、「向いている」が45.8%、「向いていない」が14.1%、「わからない」が39.8%でした。
  • 「佐渡市が子育てに向いていると思った理由は何ですか」の回答トップ6は、次のようになっています。
    1. 豊かな自然の中で、のびのび育てられる環境だから
    2. 待機児童問題がない(少ない)から
    3. 子育てに親の協力が得られるから
    4. 子供の医療費助成や保育料の軽減など経済的支援があるから
    5. 地域の協力が得られるから
    6. 子育てと仕事の両立に理解がある職場が多いから
    このアンケートの結果を詳しく見てみたい方は、下記のリンク先をご覧ください。(リンク先はモバイル対応ではありません) 子育て世代アンケート集計結果
    (2015年5月 実施)
  • 佐渡で子育てをされた方にお聞きします。子供たちにとって、佐渡の何がいちばんよかったと思いますか?
  • ゆったりとしたリズムが身についたところ。
  • 四季を体で感じさせられたこと。夏は海で遊び、冬は雪で遊び…
  • やっぱり自然環境が豊かな所で育ったから、都会育ちの子とは感性の根っこの部分が違うと思う。
  • 満天の星は珍しくない。身の回りに食べられるものがたくさんある。そういうことを、ごく当たり前に知っている。
  • お米とお魚と海藻が大好物になったこと! どれも佐渡でなら、その気になれば自給できます。
  • 島内ではどこの小学校でもたいてい「佐渡おけさ」を習う。うちの子は島を出て就職した今でも「佐渡おけさ」をきれいに踊れる。
  • うちの子は鬼太鼓の舞を踊ることができる。本人は意識していないだろうけれど、心身にしみこんだ芸能は生涯の財産になるに違いないと、親のほうが勝手に喜んでいます。
  • 子供に「ふるさと」を作ってあげることができた! いつでも帰ってこれる懐かしい島、変わらない集落、やさしい近所のひとたち…
  • 再びご参考までに、佐渡島内の高校生を対象としたアンケートの結果をご紹介します。
    「あなたにとって、佐渡市の魅力は何ですか」の回答トップ8は、次のようなものでした。
    1. 自然環境に恵まれている
    2. 新鮮な野菜や魚など食べ物がおいしい
    3. 空気や水がおいしい
    4. 災害や犯罪が少なく安全である
    5. 野生下にトキがいる
    6. 歴史や文化がたくさんある
    7. 地域や人のつながりが強い
    8. 金銀山など世界に誇れる資産がある
    このアンケート結果を詳しく見てみたい方は、下記のリンク先をご覧ください。(リンク先はモバイル対応ではありません…) 高校生アンケート集計結果
    (2015年6月 実施)
  • いかがでしたか?
    まとめると、次のようなご意見が多かったようです。
    • 佐渡は子育てに向いている(安心安全、豊かな自然環境、集落のやさしい人々、行政の施策)。ただし冬は小さい子を遊びに連れて行く所が少ない。
    • 親は学校や集落の行事でけっこう忙しいけれど、子供がいたほうが集落に溶け込みやすい。集落以外の知り合いもつくりやすい。
    • 子供に「ふるさと」を作ってあげることができた。芸能を身につけさせることもできた。

後輩移住者へのアドバイス

佐渡島の生活必需品は? 移住に失敗する共通パターンは?

  • 引っ越した年は収入が下がる人が多いと思いますので、ある程度の蓄えを用意しておきましょう。税金も健康保険料も前年度の所得で決まることをお忘れなく。
  • 私の場合、移住した年は年収が5分の1に減ったので、(子供の)保育料の支払いが悲惨でした。家賃はタダだったので助かりました。
  • 島内の家賃の相場って、どれくらいなんですか?
  • 中古住宅で賃貸は月3万〜8万円、売買は300万〜2,000万円、土地は坪1万〜10万円という感じです。
  • そんな高い家に住んでるアイターンの知り合いはいません…。
  • 不動産屋を通したら、どうしてもそうなってしまう。ツテをたどって探せば、もっと安いところがある。うちの家賃は月1万円。友だちは月5千円の家に住んでます。
  • 生活費は、夫婦で月10〜15万もあればOK。上を見たらキリがないけど、家族でも20万円あれば余裕では?
  • 酒もたばこもパチンコもやらなければ、もっと安く暮らせます。
  • 佐渡は、移住者には総じて親切だし寛容だと思うけど、なかには閉鎖的なケースもあるらしいから、住む前にとにかく情報を集めましょう。
  • 集落によって文化も体質もぜんぜん違う。気候も行事も言葉(方言)も違う。この多様性が佐渡の魅力。だからこそ、腰をすえて自分にあう集落を探すことをオススメします。
  • 過去にアイターンの人たちが何人も住んだ集落は「移住者慣れ」している。集落によっては、半分くらいの世帯がアイターンのところもあります。
  • 家を探すのもそうだけど、仕事を探すのもツテを頼ったほうが絶対にいい。家や仕事よりも人脈づくりが最優先だと思います。
  • 正規のルートで就職すると保証人が必要になる。私たちは移住者なんだから、島内に保証人なんているわけないのに。
  • 「ひとつの仕事に生計を頼る」のではなく、収入源をいくつも分散して持てたらいいと思う。ニッチな隙間を狙ったサイドビジネスを複数やってみるとか…
  • 私は「会社に勤めるのがアタリマエ」という先入観に縛られていました。いまは複数のバイト先を確保していて、季節によって勤め分けています。
  • 鬼太鼓やトキ、金山など、世界に通用するすばらしい宝物が佐渡にはある。ビジネスの能力がある人なら、起業するタネはいっぱいあるかもです。
  • 定着に失敗して島を離れていった人たちに共通のパターンはありますか?
  • 自己主張をしすぎる人。言うことをコロコロ変わる人や、文句ばっかり言ってる人。あと、誠意がない人。都会にいたときの「肩書き」をひけらかす人。
  • 行政に依存している人。なんでもかんでも行政のせいにする人。
  • がんばりすぎてしまうタイプの人もいる。移住一年目から100%の自給自足をめざしたり、完璧な無農薬有機農法にこだわったり…。
  • そういうことは、何年も試行錯誤しないとたどり着けないゴールですよね。最初は無理せずに、楽しくゆる〜くスタートしましょう。
  • 自分がやりたいことを第一に考えるよりも、まずそこで暮らすこと、そこに溶け込むことを、最優先に考えましょう。
  • 「佐渡暮らしの必需品」を教えてください。
  • 車がないと生きていけません。一軒家を借りる人は草刈機も必須。特に農村部の家は敷地がむちゃくちゃ広いので、手で草を刈るのは不可能です。
  • それから、冬は布団が干せないので布団乾燥機もほしいです。でも、そんなところですよね? ちなみに、すべて佐渡で買えますので、ご心配なく。
  • わざわざ新品を買わなくても、知り合いが増えたら誰かが譲ってくれます。
  • 私はワゴンタイプの軽自動車を5,000円で譲ってもらった。ぼろっちいけど、乗れたらいいと思っているので…
  • 私は布団や食器をもらった。子供服もいっぱいもらった。いまは子供が大きくなったので知り合いにあげた。
  • やっぱりいちばん必要なのは人脈だよね。まずは友人知人を増やしましょう。物事は後からついてきます。
  • 最後にひとこと、お願いします!
  • 佐渡は、暮らすには最高の環境だと思う。まずは遊びに来てください。最低でも一週間は滞在してほしいです。
  • 特に鬼太鼓のシーズンをオススメします! 鬼を見て歩けば地元の人とたくさん話をすることができるし、集落によっては家へ上げてくれて、お酒やごちそうをふるまってくれて、信じられないほど仲良くなれます。複数の集落を毎日ハシゴして回るといいですよ!
  • 市役所の「体験住宅」は家賃が格安で、半年間も貸してくれるそうです。そこで暮らしながらネットワークを拡げてみてください。
  • アイターンの人たちはとにかく情報をいっぱい持っています。人脈も広いです。なにはともあれアイターンの友人を作ることをオススメします。いっきに知り合いが増えますよ!
  • ひとくちに「アイターン」と言っても、集落に溶け込んで地元民化した人もいるし、転勤して来たのがきっかけで定着したドクターもいるし、山の中で仙人みたいな暮らしをしている人もいる。皆と仲良くつきあう必要はないので、自分に合う人をみつけたらいいと思う。
  • いかがでしたか?
    今回はまとめやすくて助かりました。
    • 生活必需品は、自家用車。ただ、それよりもさらに重要なのは人脈。
    • 先行した移住者は情報をいっぱい持っており人脈も広いので、まずはアイターンの知人をつくることをおすすめします。
  • 佐渡市役所がご提供する「体験住宅」と「移住コンシェルジュ」も、どうぞご利用ください。詳しくは下記「支援制度」のページをご覧ください。 支援制度
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