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第4節:佐渡市の自然条件

[HTML版]佐渡市地域防災計画:風水害等対策編(平成19年度)(7ページ中:5ページ目)

2007年9月20日、掲載

総務部 防災管財課 防災安全係(0259-63-3125)

本ページの目次
  1. 地形・地質の概要
    1. 佐渡市の位置
    2. 地形
    3. 地質
  2. 気候及び気象の概要
    1. 気候の概要
    2. 気象の特徴

1 地形・地質の概要

(1) 佐渡市の位置

本市は、新潟県のほぼ中央の日本海上に位置する離島であり海岸線は約280キロメートル、面積は、855.25平方キロメートル、広ぼうは、東西32.70キロメートル、南北に59.50キロメートルである。

極東
東経138度34分28秒(弁天崎)
極西
東経138度12分11秒(沢崎鼻)
極北
北緯38度20分18秒(二ツ亀岩)
極南
北緯37度48分09秒(新谷岬)

(2) 地形

本市は北東〜南西方向に細長い地形で、国仲平野を挟んで北西側に大佐渡山地、南東側に小佐渡丘陵が並走し、山岳丘陵地帯を形成している。また、北東には両津湾、南西に真野湾の湾入があり、大佐渡・小佐渡を通じて数段に及ぶ海成段丘が発達し、海岸線延長は約280キロメートルで日本海に囲まれている。

市のほぼ中央部の国仲平野を2級河川の国府川が流れ、その流域面積は佐渡の2割を占めている。水系が国府川に集中していることと、標高が0〜5メートルと低いことから、洪水に見舞われることが多い。

(3) 地質

地質構造は、主として第三紀の水成岩、火山岩からなり地盤は軟弱である。

大佐渡山地の地質は、第三紀中新統中・下部に属する杉野浦層、入川層、真更川層、金北山層、鶴子層、中山層、河内層、相川層の安山岩、流紋岩、石英班岩、凝灰角礫岩、礫岩、硬質砂岩、シルト岩、硬質頁岩等、佐渡の第三紀層の中では比較的硬岩である。小佐渡丘陵の東北半は、大佐渡と同様、中新統の比較的古期の岩層であるのに対し、西南半は、中新統中・下部の笠取山層、経塚山層、下戸層、羽茂層、素浜層の硬質頁岩、砂岩、泥岩などの水成岩が主であり、安山岩、玄武岩などに貫かれている。特に西南半は、新期の軟弱地層のため、重力浸食による緩斜地形が山地内各所に発達している。

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2 気候及び気象の概要

(1) 気候の概要

本市の気候は、海洋性の特性を有し、気温差が小さく、四季の変化に富み、日本海を北上する対馬暖流の影響で、年平均気温は比較的高く、降水量もやや少ない。

高気圧と低気圧が交互に現れ、天気は周期的に変わり、日照時間は日増しに多くなる。
前半は梅雨前線の北上で大雨が降りやすく、後半は高気圧に覆われ夏らしい安定した天気が持続する。
高気圧と低気圧が交互に現れ、天気は周期的に変わり、前半は晴れの日も多いが後半は寒気の南下でしぐれる。
冬型の気圧配置となり、季節風の強まりと共に寒気が南下し日照時間も少なくなり、雪や雨の降る日が多くなるが、降雪量は全島的には少ない。

ア 気温

本市の年平均気温は、13.6度で新潟本土より若干高い。

夏の気温分布については、全島ほぼ同じで平均22.8度であるが、冬は大佐渡山地の西側に位置する相川地区では季節風により海水温の影響を受けると考えられるために他の地域に比べて1度近く高くなっている。

イ 降水量

梅雨末期と初冬期に降水量は多いが、新潟本土に比較して、年間降水量は少ない。

ア) 雨
本市の降水量は、梅雨期から夏にかけてと11〜12月にかけて多くなっている。特に、梅雨末期や梅雨明け以降の前線や台風により集中的に降ることがあり、本市は、中小河川が多いことから大雨については十分な警戒が必要である。
イ) 雪
本市の積雪量は新潟本土と比較すると非常に少ないが広域であるため、山間部や一部地域では積雪量が多い。
ウ) 風
年間を通してみると、南西から北西の風が多い。冬期は季節風が強く最大風速が秒速20メートルを超えることが時々ある。年平均風速は新潟本土にくらべ強い。

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(2) 気象の特徴

ア 気温

記録的な高温は、南よりの風が卓越するフェーン現象によって発生することが多いが、これは、日本海を低気圧や台風が通過する際に発生する。

イ 降水量(雨、雪)

ア) 雨
大雨は、6月下旬から7月の梅雨時期だけでなく、8月にも同じ程度の回数が発生している。梅雨前線、夏の前線(太平洋高気圧が弱まった時に、日本の北に押し上げられていた前線が南下)などがその原因である。また、台風の接近、通過も大雨をもたらす原因の一つである。
イ) 雪
北西の季節風が強いことが多いため、佐渡地域においては積雪量が非常に少ない。しかし、日本海に低圧部が発生するなど、気圧配置が里雪型になった場合は降雪が多くなる。
ウ) 雪崩

雪崩の発生しやすい条件には、次のようなものがある。

  1. 低温で大量の降雪がある場合に発生するもの。(表層雪崩)
  2. 気温上昇に伴う融雪水の増加により発生するもの。
  3. 降雨の浸透により発生するもの。
  4. 強風による異常な雪の吹き溜まりや雪庇の崩落により発生するもの。
エ) 強風
強風は、冬の季節風の他に台風、低気圧、前線の通過などを原因として発生する。風向は、気圧配置によってきまるが、地形によっても変化させられることがある。特に冬期は西高東低の気圧配置により北西の季節風が特徴的である。
オ) 波浪、潮位
冬期は、北西の季節風のため波の高い状態となる。特に、北から強い寒気が南下する場合は、5メートルを超える「大しけ」となるときがある。その他の時期には、低気圧や台風などの通過に伴う波浪がある。
平均潮位が年間最大となる8〜9月は、台風時期と重なりその吸い上げ効果で潮位が高くなるが、潮位の高さのみで災害となることは少なく、台風の通過に伴う波浪が加わることで、地形によって沿岸に被害をもたらすことが多い。
カ) 台風
台風は、その進路や強さ、規模によって雨、風の影響が異なってくる。新潟県の場合は、台風の中心が遠ざかる際に最大風速が出る特徴がある。
台風の進路による雨及び風の分布特徴
進路雨及び風の分布特徴
日本海を北東に進む場合南西〜西の強風が吹きやすい。フェーン現象となり、気温が上がり乾燥する。
前線が新潟県付近にある場合を除けば、大雨はほとんどない。
(平成3年9月27〜28日、台風19号)
新潟県の直ぐ西側を北東に進む場合暴風が最も吹きやすくなる進路である。
台風の中心が過ぎると、南西〜西南西の吹き返し風(急に強まることが多い。)に変わり、最大風速となる。降水量は、吹き返しの風の影響を受ける地域以外は少ない。台風が近づきつつあるときは、フェーン現象による高温、乾燥に対する注意が必要である。
(昭和36年9月16日、台風18号(第2室戸台風))
新潟県を縦断して北東に進む場合雨、風とも強い。
台風が通過する直前に、北よりの風が強まり、その後一端やや弱まるが、台風の中心が通過して暫くすると西〜北西の吹き返し風が強まる。
(平成2年9月19〜20日、台風19号)
新潟県の東を北上する場合雨が中心となるが、強い台風であれば、風も強まる。
風は、冬の季節風と似ており、北西〜北の風が海上や海岸で強くなるが、内陸部は比較的弱い。台風の接近前は、北〜北東の風、その後北西〜北の風に変わり、県の南東部に最も近づいた頃に最大風速となる。
(昭和56年8月23日、台風15号)

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(3) 佐渡市における月別の気候特徴

1月
西高東低の冬型の気圧配置による北西の季節風が特徴的である。季節風の強まりと共に寒気が南下し日照時間が少なくなる。
2月
北西の季節風のため波の高い状態となることが多い。特に、北から強い寒気が南下する場合は、5メートルを超える「大しけ」となるときがある。
3月
春の兆しが現われ、穏やかな晴天の日もあるが、上空の寒気も強いため、低気圧が日本付近で急激に発達し、春のあらしとなることが多い。また、フェーン現象や暴風のため乾燥し、火災が起きやすくなる。
4月
春らしくなるが、冬のもどりも現れる。日本海低気圧の影響で暖気が入ると、日本海の広域で霧が発生し、北西の風に乗って陸地に入ってくることが多くなる(4〜7月は海霧の季節)。晴れて気温の低い朝は遅霜に注意が必要。
5月
移動性高気圧に覆われ、穏やかな日が多くなる。遅霜は、佐渡地方では月の前半まで(数年〜10年に1回程度)、発生の危険性がある。
6月
梅雨入りの平均的な時期は6月10日頃である。また本格的な梅雨は中旬の後半以降となる。6月中の梅雨前線による大雨は、数年に1回程度である。
7月
梅雨明けまでは曇りや雨の日が多い(梅雨明けの平均的時期は7月22日頃)。
大雨は梅雨明け前の中旬頃に多く発生する。梅雨前線による組織的な大雨は、西又は北から移動してくる。
8月
梅雨明け後は、暑い晴天の日が続くが、後半は前線の南下や台風の影響で大雨となることがある。
9月
9月には県内に影響を与える台風が最も多くなる。平均的にみて1年に1回は、比較的大きな被害を与えた台風が通過している。台風が新潟県のどちら側を通るかにより、雨や風の影響を受ける地域が大きく異なる。特に、台風が当県の西側を通過する場合、吹き返しの風が急に強くなる。
秋雨は、顕著な年と少ない年が半・半程度である。
10月
上旬は秋雨前線の影響で曇りや雨の日が多いが、次第に天気は安定してくる。下旬には冬型の気圧配置となり、早い時は初冠雪がある。
11月
季節の変り目で穏やかな天気の日もあるが、低気圧が発達し、荒れた天気となることが多い。低気圧の通過後はしぐれの天気となり、下旬には初雪となることがある。(初雪の平年値11月23日)
12月
月半ば頃から、次第に冬型の気圧配置となり、季節風の強い日が多くなる。年末には一時雪の多くなることがある。

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