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平成18年9月策定(計画年度:平成18〜29年度)
平成18年度の小学校数は36校と分校1校で3346人の児童が学んでいますが、近年は少子化の影響で著しい児童数の減少と小規模校化が進んでいます。
現在、複式学級がある学校は14校あり、そのほとんどが全校児童数30名に満たない規模となっています。この状況は将来さらに進み、5年後の平成23年には、児童数は2919人(427人減)、複式学級をかかえる学校は19校に増加することが予測されます。
平成18年の中学校数は16校で1821人の生徒が学んでいます。複式学級を持つ学校は1校ですが、小学校と同じく生徒数が減少し学校規模が年々小さくなってくると想定されます。平成29年には生徒数は1348人(473人減)、複式学級がある中学校は4校となることが予測されます。
児童、生徒数の減少が影響し、施設や設備、教職員の配置で格差がさらに顕著となり、教育環境の整備が急務となってきました。より良い教育環境を整備し、魅力ある学校づくりを推進するためには、小・中学校の適正規模・適正配置を確保し、指導体制や施設・設備の充実を図ることが必要です。
小学校・中学校の統合を計画的に進め、学校での学習活動、文化活動、体育活動において切磋琢磨できる環境を整備することが、佐渡市の子どもたちの未来のために不可欠であると考えています。
年 (平成) |
小学校 児童数 |
中学校 生徒数 |
---|---|---|
13年 | 3,803人 | 2,171人 |
14年 | 3,711人 | 2,086人 |
15年 | 3,617人 | 2,014人 |
16年 | 3,523人 | 1,966人 |
17年 | 3,449人 | 1,873人 |
18年 | 3,346人 | 1,821人 |
19年 | 3,307人 | 1,763人 |
20年 | 3,248人 | 1,766人 |
21年 | 3,152人 | 1,735人 |
22年 | 3,042人 | 1,713人 |
23年 | 2,919人 | 1,688人 |
24年 | 1,646人 | |
25年 | 1,610人 | |
26年 | 1,573人 | |
27年 | 1,517人 | |
28年 | 1,439人 | |
29年 | 1,348人 |
統合は、十分な教育効果(複式学級の解消)をあげることを最大の目標として行うものでありますが、さまざまな条件下の学校が対象になること、協議にも相当の期間が必要であることから、期間は、小中学校とも前期および後期に区分して進めます。
しかし、中学校は中高一貫校の問題があり、どの高等学校で実施されるかによって統合計画に影響を与えるので慎重に扱わなければなりません。
また、学校は地域の文化・体育の中心となっている面もあるため推進にあたっては十分な理解と協力を得て進めます。
地区名 | 小学校名 | 校数 |
---|---|---|
両津 | 両尾、河崎、両津、両津吉井、加茂、馬首(前)、浦川(前) | 7校を3校に |
相川 | 相川、七浦、金泉 | 3校を1校に |
佐和田 | 沢根、河原田、八幡、二宮 | 4校を2校に |
金井 | 金井、金井吉井 | 2校を1校に |
新穂 | 新穂、行谷 | 2校を1校に |
畑野 | 畑野、後山、小倉(前) | 3校を1校に |
真野 | 真野、西三川、西三川笹川分校(前) | 2校1分校を1校に |
小木 | 小木、深浦(前) | 2校を1校に |
羽茂 | 羽茂、大滝(前)、小村(前) | 3校を1校に |
赤泊 | 赤泊、川茂(前) | 2校を1校に |
計 | 30校1分校を13校に |
中学校名 | 校数 |
---|---|
東、南、北(前)(両津地区) | 3校を1校に |
相川 | 1校 |
佐和田 | 1校 |
金井、新穂、畑野、真野 | 4校を2校に |
小木、羽茂、赤泊 | 3校を1校に |
計 | 12校を6校に |
以下はそれぞれ小中連携校として統合します。すべて前期(平成18〜23年度)に統合を進めます。
学校名 | 校数 |
---|---|
内海府中、内海府小 | 1校に |
高千中、高千小 | 1校に |
松ヶ崎中、松ヶ崎小 | 1校に |
前浜中、岩首小・野浦小・片野尾小 | 1校に |