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市長随想「ゆめ夢飛行」第24回

市報さど(2008年8月号:第54号)から転載

2008年8月18日、掲載

総務課 秘書係(0259-63-3111)

佐渡の空からトキの飛翔が消えて既に27年がたちました。キンちゃんが捕らえられて40年、行谷小学校へ見に行こうと誘われたのに都合で行けなかったことや、一斉捕獲のニュースや保護センターでの数を減らしていくトキに言い知れない不安を感じたあの頃のこと。中国での発見の報道に安堵したことや、中国から息抜き穴だけの粗末なベニヤの鳥かごに入った2羽のトキを佐渡空港に迎えたことなどなど、駆け巡る思いの中、県庁記者クラブで知事と記者会見の場に臨みました。その席で放鳥は9月25日の午前中と発表されました。

もう少し早い時期にと願っていましたが、秋のぎりぎりのタイミングとなりました。しかしこれで佐渡の「美しく、環境にやさしい島づくり」の理念は、今回の放鳥で画竜点睛を得た思いです。

長年落ち込んでいる観光も放鳥を契機に上向きにとの期待の中で、単に成果を目先の経済的価値だけに求めることは問題です。一度は途切れた佐渡の生物多様性生態系の中にトキを組み込むことで、自然環境が取り戻せているのかの判断指標として意味は重く、さらに人も住みやすい島づくりこそが、最終目標なのです。

昭和56年、一斉捕獲により島民の前から忽然と消え失せたトキ、そのトキが今度こそわれわれの手に戻ってくる。それを皆で素直に喜びたいと思います。

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