○佐渡市消防水難救助隊の編成及び運用規程
平成16年3月1日
消防本部訓令第9号
(目的)
第1条 この訓令は、佐渡市消防救助隊編成及び運用規程(平成16年消防本部訓令第8号)第3条の規定に基づき、水難救助隊に関する必要な事項を定め、河川、海等(以下「河川等」という。)の水域における水難救助事象に対して、より効果的な救助業務の運用を図ることを目的とする。
(水難救助隊の編成)
第2条 水難救助隊は、特殊な装備(自給式水中呼吸装置)等を使用して、迅速、的確に人命救助を行うため、水難救助技能を有する署員(以下「水難救助隊員」という。)をもって編成するものとする。
2 水難救助隊員は、兼務とし、消防署長が選任し、消防長が任命する。
3 水難救助隊の編成は、別表第1のとおりとする。
(水難救助隊員の指定)
第3条 水難救助隊員の指定は、労働安全衛生法(昭和47年法律第57号)第72条第1項の規定による潜水士免許証の交付を受けた者とする。
(任務)
第4条 水難救助隊は、佐渡市消防本部の管轄する水域における、人命に係る次の自然的、人為的災害等が発生した場合に、水難救助活動に従事するものとする。
(1) 河川等への転落、船舶の衝突、転覆等の水難事故で人命救助を要するもの
(2) 地震、大雨、洪水、内水氾濫等の自然的災害に伴う事故で人命救助を要するもの
(3) 航空機、車両等の事故で人命救助を要するもの
(4) 前3号に掲げるもののほか、人命救助を要するもの
(出動等)
第5条 水難救助隊の出動については、次によるものとする。
(1) 水難救助隊が出動する場合は、署で保有する救助資器材のうち、水難救助事象に適応する資器材を搬送車等に積載して出動する。
(2) 前号に掲げるもののほか、水難救助事象発生水域の状況に応じて、救命ボート等で出動する。
(行動等)
第6条 水難救助活動は、陸上、水上の隊が一致協力して、特に水中における活動は最も困難かつ危険な業務であることから、水難救助隊員個人の技量に加えて指揮体制及び従事隊員の協力が要請され、安全、確実、迅速及び的確な救助行動が必要である。現場指揮者、水難救助隊長及び水難救助隊員は、次の事項に留意するとともに、他隊との緊密な連携を図ることとする。
(1) 現場指揮者
ア 常に水難救助隊長と連絡をとり、救助活動が有効かつ円滑に行われるように配意すること。
イ 現場に到着した場合は、速やかに関係機関との連絡をとり、部署の決定をすること。
ウ 事故の内容、要救助者等の状況から事前に医師の必要を認めた場合は、速やかにその措置をとること。ただし、再圧治療等を必要とする場合は、消防本部に連絡し搬送を決定すること。
エ 要救助者を救出した後においては、特に保温、洗浄、消毒等の応急処置に万全を期するよう配意すること。
オ 現場における安全管理に留意し、救出後は水難救助隊員に2次的事故のないように配意すること。
(2) 水難救助隊長
ア 関係者から状況、事故発生箇所までの障害物の状況及び付近の水深を必要の限り把握すること。
イ 救助手順、部署、任務分担、障害物除去の順序等を水難救助隊員と検討すること。
ウ 救助活動中は、最も指揮に便利な場所に位置し、常に周囲の状況に注意すること。
エ 水難救助隊員個々の潜水活動は適切であるか、2人1組の原則を守っているか確認すること。
オ 潜水活動進行中は情勢に即応する適時適切な指示、命令を与えること。
カ 交替要員を確保し、万全を期すこと。
キ 潜水活動が長時間に及ぶような場合は、水難救助隊員の安全に留意し、現場指揮者の指示を求め、活動に無理のないように配意すること。
ク 潜水活動に2次災害の危険がある場合又は状況の変化により救助方法の変更を必要とする場合は、直ちに活動を中止し対策をとること。
ケ 活動中は、適時適切に現場指揮者と連絡を図り、十分な情報連絡の手段を講ずること。
(3) 水難救助隊員
ア 冷静、沈着かつ耐忍に心がけ、常に万全な体調が保持できるよう努めること。
イ 体調の悪い場合は、あらかじめ隊長に申し出ること。
ウ 進んで隊長の指揮下へ入り、規律ある行動を保持し、自分勝手な行動は、厳として慎むこと。
エ 水難救助活動は常に2人1組を原則とし、相互の安全を確認し協力すること。ただし、救助活動中、相手との連携が完全に途絶えた場合又は危険を感じた場合は、直ちに浮上すること。
オ 任務遂行に自信のない場合は、隊長に報告し直ちに潜水活動を中止すること。
カ 定められた信号及び合図を遵守すること。
キ 要救助者を救出搬送中に救命措置を必要とする場合は、直ちに水上において救命措置を講ずること。
ク 救助活動中に異常又は予想しない状況が発生した場合で、応急に措置できるものについては措置を行い、措置できないと判断した場合は、直ちに浮上して隊長に報告し、対応策について指示を待つこと。
(資器材の維持管理)
第7条 潜水器具の常置場所は通風がよく、湿気及び直射日光を避けられる場所で、出場に便利な位置とするほか、次によること。
(1) ウエットスーツ等は、ハンガーに掛けておくこと。
(2) ボンベはハーネスに付け、自動調整器及び残圧計を取り付けておくこと。
(3) 調整器本体、マウスピース等は、ほこり等から保護する措置を講じておくこと。
(4) 前3号に掲げるもののほか、ウエイトベルトを除く他の器具は、携行箱等に収納しておくこと。
(教育訓練)
第8条 水難救助隊は、その任務及び性格に鑑み、水難救助事象発生に際し安全、確実かつ迅速な活動ができるように、常に装備資器材の点検整備を行うとともに、平素から水難救助技術の研究に努め、いかなる場合においても、その技能が発揮できるよう訓練に努めなければならない。
2 水難救助隊の教育訓練内容は、別表第2のとおりとする。
(教育訓練計画)
第9条 水難救助隊は、その年の水難救助訓練計画書(様式第1号)を作成し、消防署長(以下「署長」という。)に報告しなければならない。
2 水難救助隊は、前項の訓練を実施する場合は、佐渡市消防本部及び消防署における訓練時安全管理要綱(平成16年消防本部訓令第10号。)第11条の規定により、水難救助訓練実施計画書(様式第2号)を署長に提出しなければならない。
(救助業務報告)
第10条 水難救助隊は、水難救助業務を行った場合は救助出動報告書(様式第3号)を、業務又は訓練等で潜水作業を行った場合は潜水業務記録(様式第4号)を作成し、署長に報告しなければならない。
2 水難救助隊は、救助業務及び訓練等で潜水資器材等を使用した場合は、水難救助資器材点検表を作成し、記録しておかなければならない。
3 前各号に掲げるもののほか、必要と認めるもの。
4 署長は、第9条及び第10条第1項の規定による報告書について、必要と認める場合は消防長に報告しなければならない。
(その他)
第11条 この訓令に定めるもののほか、必要な事項は、消防長が別に定める。
附 則
(施行期日)
1 この訓令は、平成16年3月1日から施行する。
(経過措置)
2 この訓令の施行の日の前日までに、解散前の南佐渡消防署水難救助隊の編成及び運用規程(平成5年南佐渡消防事務組合訓令第2号)の規定によりなされた手続その他の行為は、この訓令の相当規定によりなされた手続その他の行為とみなす。

別表第1(第2条関係)
区分
南佐渡消防署水難救助隊
両津消防署水難救助隊
隊長
1人
1人
副隊長
2人
2人
隊員
10人
10人
隊員数は、消防長の承認を得て若干人の変更をすることができる。

別表第2(第8条関係) 教育訓練内容
1 学科
(1) 潜水一般
(2) 潜水医学
(3) 潜水器具の取り扱い整備
(4) 基本泳法、潜水法
(5) 水中作業法
(6) 訓練法
(7) 減圧法
(8) 潜水業務に必要な救急処置
(9) 関係法令及び安全管理
2 実技
(1) 基本泳法、素潜り
(2) 潜水法
(3) 水中作業
(4) 減圧法
(5) 警防調査
(6) 応用

様式第1号(第9条関係)

年間救助訓練計画

水難救助隊 

訓練目標

訓練項目

備考

1

 

 

 

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

様式第2号(第9条関係)

水難救助訓練実施計画書

水難救助隊 

実施年月日時

   年  月  日   時  分〜  時  分

訓練実施場所

 

訓練参加者

 

訓練内容等

 

備考

 

様式第3号(第10条関係)

(表)

救助出動報告書

 

救助活動□有□無

出動番号 ― 号

出動累計  号

事故発生場所

   佐渡市

□住居  □その他の屋内  □国道  □その他の道路

□内水面 □外水面  □その他の屋外

事故発生日時

 年 月  日

曜日 時 分頃

覚知時間

月  日 

時  分 

覚知方法

 

救助事故等の概要

 

当該事故の係る死傷者数

3人以上の死傷者の場合は別紙

別紙添付□有□無

要救助者

住所

 

氏名

 

生年月日

年 月 日  歳  

性別

□男性□女性

傷病部位

 

程度

死亡・重傷・中等症・軽症

住所

 

氏名

 

生年月日

年 月 日  歳  

性別

□男性□女性

傷病部位

 

程度

死亡・重傷・中等症・軽症

出動隊の概要

出動車両

出動隊員

出動時刻

現着時刻

活動開始時刻

救助完了時刻

引揚時刻

帰署時刻

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(裏)

災害種別

火災

交通

水難

自然

機械

建物

ガス酸欠

爆発

その他

建物

建物以外

事故種別

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

救助人員

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

出動人員

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

活動人員

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

他の機関による出動車両・人員及び活動状況

 

気象状況

観測場所

 

観測日時

年  月  日  時  分  

天気

気温

風向

風速

湿度

当日の降雨量

時間最大雨量

当日の積雪

 

 

m/s

mm

mm

cm

火災気象通報

□有 □無

気象情報発令状況

 

救助活動に使用した機械器具等

名称

使用個数

異常の有無

名称

使用個数

異常の有無

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

到着時の状況

 

活動の概要

 

備考・反省等

 

別紙1

現場及び救助活動概要図

 

 

別紙2

当該事故に係る死傷者等一覧表

No.

氏名

年齢

性別

住所

傷病名

傷病程度

収容病院

備考

1

 

 

 

 

 

 

 

 

2

 

 

 

 

 

 

 

 

3

 

 

 

 

 

 

 

 

4

 

 

 

 

 

 

 

 

5

 

 

 

 

 

 

 

 

6

 

 

 

 

 

 

 

 

7

 

 

 

 

 

 

 

 

8

 

 

 

 

 

 

 

 

9

 

 

 

 

 

 

 

 

10

 

 

 

 

 

 

 

 

11

 

 

 

 

 

 

 

 

12

 

 

 

 

 

 

 

 

13

 

 

 

 

 

 

 

 

14

 

 

 

 

 

 

 

 

15

 

 

 

 

 

 

 

 

16

 

 

 

 

 

 

 

 

17

 

 

 

 

 

 

 

 

18

 

 

 

 

 

 

 

 

様式第4号(第10条関係)

潜水業務記録

□ 災害活動 

□ 訓練 

実施年月日時

年   月   日

自 午   時   分

至 午   時   分

場所

 

天候等

 

潜水者

ボンベ番号

潜水深度

潜水時間

水面浮上B

ボンベ空気量

潜降開始

@

浮上開始

A

 

A−@

入水時空気圧

C

浮上時空気圧

D

消費空気圧

1/分

m

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1 潜水深度とは、潜水中に到達した最高の水深をいう。すなわち肺破裂等の事故時における再圧治療に際して必要な数字である。

2 潜水時間とは、潜水開始から浮上開始までの時間をいい浮上中の時間は含まない。

3 消費空気量は、次により計算する。    イメージ    1/分

備考