本文
指定種別(員数) | 建造物(1棟) |
---|---|
指定年月日 | 平成29年12月25日 |
所在地 | 佐渡市四日町 |
所有者または管理者 | 大願寺 |
大願寺山門は、小屋裏の墨書により天明2年(1782)の建立とみられ、一間一戸薬医門、木造平屋建、切妻造、平入、茅葺の建物である。
18世紀後半の建造物ながら、地垂木は中世の寺社建築に似た反りを持ち、茅葺の曲線とあいまって美しい造形を見せている。後世に袖塀の改築が行われているものの、山門本体は改造が少なく、保存状態も良好である。
佐渡島内において、建築年代が明確な薬医門形式の山門は少なく、山門両脇の石垣(東側約25.7メートル、西側約47.8メートル)もあわせ大願寺の歴史的な景観を留める要素として貴重である。