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指定種別(員数) | 歴史資料(1体) |
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指定年月日 | 平成16年3月1日 |
所在地 | 佐渡市小木町 |
所有者または管理者 | 小木町講中 |
小木地区小木町の墓地に安置されている石地蔵で、当地が小木一里塚(市記念物)の隣接地にあたることから、地元では「一里塚のお地蔵さん」とも呼ばれている。
この地蔵は天保12年(1841)頃に椿尾の名工中川重太郎が越後本願主信州知嶺の注文で作ったとされるもので、台座には椿の花が彫刻され、台石の刻名には石工と本願主の名に加え、講中(こうじゅう=同門宗派組織の仲間)22名の名が刻まれている。
伝承によると、かつてこの場所から7度搬出が試みられたものの、いずれも荒天により船が出航できず、ついにはこの地に安置されたのだという。