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指定種別(員数) | 有形民俗文化財(1) |
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指定年月日 | 平成16年3月1日 |
所在地 | 佐渡市栗野江 |
所有者または管理者 | 加茂神社 |
この絵馬は畑野地区栗野江の加茂神社に奉納されているもので、縦約1メートル、横60cmの板に尾長鶏とチャボが描かれている。
加茂神社は永暦元年(1160)に創建され、永徳元年(1381)に現在の場所に社殿が移転・再建されたと伝わる。同神社は「使わしめ(神の使い)」が鳥とされ、例祭も4月半ばの酉の日に行われるなど、古来より鳥と縁が深く、この絵馬の他にも鶏の木鼻や小絵馬などが奉納されている。
この絵馬は作者・奉納者とも不明であるものの、享和2年(1802)の年号が記されており、佐渡に現存する鶏の奉納絵馬としては最古のものと考えられている。