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指定種別 | 史跡 |
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指定年月日 | 平成16年3月1日 |
所在地 | 佐渡市相川長坂町〜相川米屋町 |
所有者または管理者 | 佐渡市 |
相川地区の相川長坂町から相川米屋町へ至る石段坂道である。享保4年(1719)に長坂から奉行所へ通じる道として築かれたもので、全長は134メートル、石段は115段を数える。
相川塩屋町から奉行所のある台地へ延びる長坂(籠坂)を数段登った先、左右の分かれ道を左に進んだ所から西坂が始まる。左眼下に相川湾を見ながら石段を登りつめると奉行所裏手の土塁へと至る。
この坂は享保5年(1720)まで「七軒坂」と呼ばれていたが、これは、坂の上に承応年間(1652〜1654)頃から佐渡奉行所の役屋(官舎)7棟があり、これを「七軒屋」と称したことに由来する。
一部近代的に改修されているものの、昔の姿を残す坂道がは少ないことから、往時の相川の町の様子を伝える史跡として貴重である。