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世界重要農業資産(GIAHS)申請記念フォーラム「生物多様性と農業を考える」の記録

平成23年1月29日、開催

2011年7月28日、掲載

農林水産課 農業政策室 生物共生推進係(0259-63-5117)

本ページの目次

日時・会場・次第

日時
平成23年1月29日(土曜日)9時30分〜12時
会場
金井コミュニティセンター、ホール
次第
  1. 開会あいさつ(佐渡市長、高野 宏一郎)
  2. 第1部:記念講演
    1. GIAHS(ジアス):世界重要農業資産システムとは
    2. GIAHS(ジアス)に取組む佐渡農業への期待
  3. 第2部:パネルディスカッション
  4. 閉会

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内容要旨

第1部:記念講演

GIAHS(ジアス):世界重要農業資産システムとは

講師
国連大学サスティナビリティと平和研究所 シニアプログラムアドバイザー、永田 明氏

(ジアスとは何か、具体的な例(世界の実例)、申請から認定までのプロセス、ジアスをどう活用するかについて)

ジアスをどう活用するか。1つは世界的に有名になる。2つ目は佐渡の良さを再認識できる。親交交流につながる。3つ目は付加価値をつけて農産物の販売や観光客を増やして佐渡が元気になることがあげられる。

ジアスの定義は、環境へ適用しながら持続可能な生物多様性に富んだ土地利用システムと景観である。

世界的なジアスの例を挙げると、アンデス農業(ペルー)など8つある。候補としては、9件挙がっている。その他のシステムとして、20件ぐらいある。日本はこのなかには入っていないが、いずれは能登と佐渡が入ってくるものと思われる。

ペルーのアンデス農業は標高にあわせてとうもろこしやバレイショを作っている。

チリのチロエ農業は200種のバレイショを何世代にもわたり伝承されていることが評価された。女性による生物多様性保全も評価された。

フィリピンのイフガオの棚田は、水資源を共有しながら灌漑システムを発展させ、ユネスコの世界遺産にも登録されている。

マグレブのオアシスは、厳しい気象の中で数千年にわたり発展してきた。ナツメヤシを主体に多くの果実や野菜を生産している。

中国の水田養魚は、かなり佐渡に近いと思う。水田に放された魚が害虫などを食べたりする。観光客も増えた。

中国のハニ族の棚田は、昨年の6月に認定されたばかり。7万ヘクタールの面積の棚田がある。

中国の万年の伝統的稲作は特定の水、ドジョウ、気象条件でしかできない水稲の土地などを保全している。

ケニア・タンザニアは、古くから伝わる慣習や伝統知識をもとに牧畜農業を継続している。

ジアスの申請にあたっては、今年の6月の中ごろにジアス運営委員会が開かれる。そこに佐渡からプレゼンテーションを行う必要がある。

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GIAHS(ジアス)に取組む佐渡農業への期待

講師
農林水産省北陸農政局資源課長、中河原 正英氏

(申請するにあたって、どういったところが世界的に興味をもたれるかについて)

トキと共存する佐渡ということを世界に訴えていく。トキの餌場となる田んぼで生きものを育む農法など継続していくことが大事。

佐渡の農業、生活というのは食料の自給率が高い。生物多様性と生態系機能では、大佐渡と小佐渡があり植生が混ざっている。

文化的には能舞台などがあり歴史的には金山がある。認証制度によるブランド化の取り組み、環境教育、棚田保全などトキと人との共生スタイルができつつあり、重要である。

環境を守るということは、農業を守るということからつながる。これからは積極的な保全計画がすすめられていくことが必要。

農林水産省では、昨年策定した基本計画で、再生可能な経営、食の安全安心、6次産業化を打ち出している。

佐渡市では生きもの調査の日宣言などユニークなものも実施している。ジアスを通して佐渡そのものの発展に期待している。

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第2部:パネルディスカッション

テーマ
「未来に残す佐渡の農業」
コーディネーター
  • 環境省佐渡自然保護官事務所 首席保護官、長田 啓氏
パネリスト
  • 生物多様性農業支援センター 理事長、原 耕造氏
  • 佐渡トキの田んぼを守る会 会長、斎藤 真一郎氏
  • 国連大学、永田 明氏
  • 北陸農政局、中河原 正英氏
  • 佐渡市長、高野 宏一郎
原氏

ジアスは、今佐渡でトキを契機として取り組んでいる活動そのものだとおぼろげながらわかった。

昨年2回の全島の生きもの調査の日などそういう活動を通しながら佐渡をどう支えていくかがポイントになる。

佐渡の9300ヘクタールをどう維持していくのか。今回のジアスを通しながら佐渡全体で考える契機になると思う。世界に向けて発信し、逆に世界から知恵をもらいながらいけたらいいと思う。

斎藤氏

世界農業遺産は、2009年1月10日の研修で、宮城県のNPO法人田んぼの岩渕先生が説明をされ、その時初めて佐渡に入ってきた言葉だと思う。

ラムサールはある意味田んぼのみだが、ジアスは佐渡全体の取り組みの評価である。システムという点では、トキ認証米の取り組みはある程度完成されているが、市民の心の持ち方が問題になってくると思う。まだ3年で発展途上であり、経済だけではなく、心のブランド化を進めていく必要がある。それができたとき初めてジアスに近づくと思う。

市長

佐渡市が合併して環境の島を目指し、やっとここまできた。佐渡の農業は金山のゴールドラッシュの人口増加のなかで成長したり、衰退してきた。

農業の仕組みが一つの遺産として認められることが佐渡の意識を高めることができる。

自分たちの田んぼ、地域が誇りに思えることがジアスの持つ意味ではないか。

長田氏

佐渡市がジオパーク、SATOYAMA(里山)イニシアチブ、世界遺産など積極的に世界へ打ち出していることに永田先生はどうお考えか。

永田氏

市がどう活用するかが大切だと思う。第1段階として佐渡を国際的に有名にし、佐渡のものが売れ、観光客が来る。第2段階として心の問題がくると思う。

長田氏

登録申請した佐渡と他の地区とはどう違うのか。中河原さんはどうお考えか。

中河原氏

佐渡のように市全体の大きなうねりとして感じられるところは少ない。佐渡の何が違うかというと海外から成田に降りたとき看板が多い。ところが佐渡は看板が少ない。こういうところは残してもらいたい。

長田氏

ジアスの価値が最終的にどうつながっていくのか。

原氏

交換価値があるものが経済的価値があると思われているが、景観は日本人には理解できないところがある。農業を続けることが景観を維持している。新しい価値は地域のなかから作っていく。

長田氏

情報発信が重要という話があったが、このジアスをどう活かしていくか。市長にお聞きしたい。

市長

できるだけ外に向かって発信する。島外から見た視線に合うように佐渡のいいところを結びつける。交流人口が増えることを願っている。

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来場者アンケート結果

講演の時間はいかかでしたか?

回答回答数
長い64%
ちょうどよい12782%
短い1812%
無回答43%
合計155100%
前表をグラフ化した画像

フォーラムの時間はいかかでしたか?

回答回答数
長い53%
ちょうどよい9763%
短い3422%
無回答1912%
合計155100%
前表をグラフ化した画像

世界重要農業資産システム(GIAHS)はご存知でしたか?

回答回答数
良く知っていた64%
名前は聞いたことがあった6945%
聞いたことがなかった7850%
無回答21%
合計155100%
前表をグラフ化した画像

フォーラムの内容はいかがでしたか?

回答回答数
大変ためになった8756%
多少ためになった6039%
あまりためにならなかった32%
ためにならなかった11%
無回答43%
合計155100%
前表をグラフ化した画像

佐渡市が提唱した「朱鷺と暮らす郷づくり認証米制度」のことはご存知ですか?

回答回答数
良く知っている13386%
名前は聞いたことがある1610%
聞いたことがない00%
無回答64%
合計155100%
前表をグラフ化した画像

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