メニューをスキップしてタイトルへ



各国におけるジアスの事例

2011年5月26日、掲載

産業観光部 農業政策課 里山推進係(0259-63-5117)

2002年に創設されたジアスでは、これまで主として途上国が認定されてきました。そのなかから代表的な事例をご紹介します。

古代バレイショ農法(ペルー)

古代バレイショ農法(ペルー)
古代バレイショ農法(ペルー)

ペルーのアンデス地方は、バレイショの主要な原産地とされています。

農家はバレイショ畑のまわりに溝を掘って水を溜めます。昼間の日射で温められた水は、夜間、霜よけのために畑に流されます。これは、何世紀にもわたって続けられてきた、海抜4,000メートルの厳しい環境に適した理想的な農業システムです。

イフガオの棚田(フィリピン)

イフガオの棚田(フィリピン)
イフガオの棚田(フィリピン)

フィリピン北部、イフガオ地方の傾斜地にある棚田では、海抜1,000メートルの環境にも耐えられる水稲品種が育成され、巧みなかんがいシステムが発展してきました。何世代にもわたるイフガオ農民の努力の結晶です。

絶景を誇るこの棚田はまた、ユネスコの世界遺産にも登録されています。

チロエ農業(チリ)

チロエ農業(チリ)
チロエ農業(チリ)

チリ南部に位置するチロエ諸島は生物多様性の宝庫であり、バレイショの原産地のひとつとしても知られています。

先住民のチロエ、ウリーチェ族、メスティーソの人々によって、およそ200種にのぼる地域固有のバレイショが現在も生産されています。

水田養魚(中国)

水田養魚(中国)
水田養魚(中国)

浙江省では、田魚が水田の害虫や雑草を防除したり、代替肥料となったりするなど、農業のコスト削減につながっています。田魚はまた、日々の食料や収入源としての役割も担っています。

2,000年前の漢王朝時代の土器には、池から水田に泳いで行く魚の姿が描かれています。水田養魚が古くから利用されてきたことがわかります。

マグレブのオアシス(中近東)

マグレブのオアシス(中近東)
マグレブのオアシス(中近東)

中近東の3国(アルジェリア・チュニジア・モロッコ)に広がるマグレブ地方のオアシスは、厳しい気候のなかで栄える「緑の島々」です。

洗練されたかんがい施設によって育まれたナツメヤシを中心に、多様な樹木や作物が共存しています。何千年にもわたって発展してきた生産性の高いシステムによって、驚くほど多品種の果物や野菜が生産されています。

このページの先頭へ

「ジアス(GIAHS:世界農業遺産)」のトップへ