佐渡の文化財

佐渡市指定 有形文化財
清水寺せいすいじ本堂ほんどうつけたり棟札むなふだ1枚、佐州さしゅう清水圖せいすいず1枚)

指定種別(員数)建造物(1棟)
指定年月日平成26年3月27日
所在地佐渡市新穂大野
所有者または管理者清水寺

清水寺は、新穂地区の大野川扇状地の扇頂に立地する真言宗の寺で、境内には15棟の堂宇が配置されている。寺の由緒には大同3年(808)の創立、開基は賢應法師とある。近世までの沿革は不詳であるが、大きな寺勢を誇った江戸時代中期から末期にかけて、本堂をはじめとする各堂宇が再建・建立されたと考えられている。

本堂は境内の高台に位置し、桁行五間、梁間五間の金属板葺で、正堂と礼堂を1つの屋根に納め、屋根正面を入母屋とし、礼堂に舞台を付けて懸造としてある。この外観は、奈良の長谷寺の本堂や京都の清水寺の舞台を思わせるものであるが、仁王門から本堂に至る長く直線的な参道や伽藍配置は当寺独特のもので、これらが組み合わさって明快で雄大な空間を構成している。

また、享保15年(1730)の建立が記された本堂棟札や江戸時代の伽藍配置の様子を描いた境内絵図「佐州清水圖」も伝えられ、佐渡市内や新潟県内では他に類を見ない造形と明確な史料を伴った仏堂として貴重である。

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