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指定種別(員数) | 天然記念物(1本) |
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指定年月日 | 平成16年3月1日 |
所在地 | 佐渡市畑野 |
所有者または管理者 | 熊野神社 |
畑野地区畑野の熊野神社の境内に植えられた梅の木で通称「何代の梅」と呼ばれている、このウメは樹高10メートル、胸高幹囲約2メートルの古木で、樹齢不詳となっている。
伝承によると、承久3年(1221)に佐渡に配流された順徳上皇の第三皇子、千歳宮(ちとせのみや)の守護神として菅原天神(菅原道真)が祀られた際、菅原道真の墓所のある大宰府からウメの実を取り寄せて蒔いたところ、このウメの木が育ったという。この伝承のとおりならば、元々千歳宮の御遺跡と呼ばれる下畑の梅塚にあったことになり、その後いつしか何代の地に移植され、県道の拡張工事により現在の場所に移植されたものと思われる。