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「史跡佐渡金銀山遺跡」の追加指定の答申がなされました

記事ID:0027976 更新日:2021年6月25日更新 印刷ページ表示

令和3年6月18日(金曜日)に、国の文化審議会(会長 佐藤 信)が開催され、佐和田地区・相川地区に所在する「西五十里道(にしいかりみち)・鶴子道(つるしみち)」を国史跡佐渡金銀山遺跡へ追加指定するよう、文部科学大臣へ答申をしました。
「西五十里道・鶴子道」は、世界文化遺産を目指す佐渡金銀山を構成する文化財であり、この追加指定により、佐渡金銀山の世界遺産登録へつながる価値付けがなされたことになります。
なお、正式な指定は、答申後に行われる官報告示をもって今年の秋頃に決定する見込みです。

 

西五十里道・鶴子道 の概要

追加指定となる西五十里道・鶴子道は、真野湾に面した沢根から鶴子銀山を経て、相川金銀山に至る鉱山道です。このうち、鶴子道は戦国時代末期の主要な鉱山道と考えています。また、西五十里道は途中で鶴子道と合流し上相川まで延長されました。寛永5年(1628)に山越えの急峻なルートである鶴子道を避けるため、相川から中山峠を経由して小木に至る相川往還が整備されると、主要幹線は相川往還へと移っていきましたが、以後も地域間を往来する主要な鉱山道として利用されました。
追加指定となる範囲では道形が良く残っており、道路脇には往来の盛んであった時代の石祠や塚跡などが確認できます。

 

追加指定地

西五十里道
       西五十里道

西五十里道の塚
      西五十里道の塚

鶴子道
        鶴子道

 

市長コメント

このたび、国の文化審議会におきまして、「西五十里道・鶴子道」を国史跡佐渡金銀山遺跡に追加指定するとの答申が出されました。

追加指定の答申が出された西五十里道及び鶴子道は、真野湾に面した沢根から鶴子銀山を経て、相川金銀山に至る鉱山道です。追加指定となる範囲は道形が良く残っており、道路脇には往来の盛んであった時代の石祠や塚跡などが確認できます。

この鉱山道は、鉱山の経営に必要な物資の運搬や集落間を往来するための重要な交通路であり、また、鉱山開発の歴史を物語る遺構としても極めて重要です。

今回の答申により、国の文化財である史跡の指定範囲が拡大されることは、世界遺産登録を目指す佐渡金銀山の更なる価値付けという点においても、非常に意義あるものと受けとめております。

佐渡市では、新潟県との連携を深めながら、引き続き佐渡金銀山遺跡の世界文化遺産登録への取組みを進めてまいります。