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住宅用火災警報器の新潟県内の奏功事例

記事ID:0003381 更新日:2021年3月1日更新 印刷ページ表示

本ページの目次


2006年(平成18年)

3月2日

老夫婦宅の専用住宅からの事故事案である。夕食の準備のため煮物鍋をガスコンロにかけた状態でその場を離れ、茶の間でテレビ観戦し、煮物を忘れてしまった。しばらくして感知器の警報音が連続し聞こえてきたが、当初その音が火災警報とは思わずにしばらく聞き流していたが、気になって台所の戸を開けた時には、天井全体に煙が充満していた。この時点で鍋物の忘れを思いついた。鍋の中身はすべて焦げ付き、数分後には火災に至る事案であった。

5月16日

女性(30歳代)が夕食の準備のため、ガスコンロに天ぷら鍋をかけた状態で、その場を離れた。庭の清掃をしていると、しばらくして警報音が連続して聞こえてきたので台所へ駆けつけると、天ぷら鍋上に炎が約1メートル立ち上がっており、すぐに隣室から毛布を持ってきて上に被せ、台所の水道水を掛けて消火し、隣家に119番通報を依頼した。

7月10日

家人の女性(56歳)が、ガスコンロに天ぷら鍋をかけたままその場を離れ立ち話をしていた。しばらくすると、警報音声「火事です。火事です」と聞こえたため台所に行くと天ぷら鍋に火が入っており、小さな火であったが、安全のため消火器により消火した。

10月17日

男性(30歳代)が夜食の準備のため、ガスコンロに鍋をかけたまま寝込んでしまい、しばらくすると火災・都市ガス複合型警報器の警報音が連続して聞こえてきたので台所へ駆けつけ、鍋が空焚き状態となっているのを発見し、措置後、119番通報した。

10月20日

一人暮らしの女性(83歳)が、ガスコンロにみそ汁の鍋をかけたまま外出したため、住宅用火災警報器(ガス漏れ警報器兼用)が熱を感知して鳴動し、建物脇を歩行中の通行人が警報音に気付き通報したもの。鍋の空焚きで火災には至らなかった。

12月1日

台所に設置した住宅用火災警報器(煙式)が作動し、その音に気付き発見。水道水をかけて消火した。り災から4日後、り災証明交付申請の際に報告を受け、本件火災を覚知したもの。

12月10日

女性(40代)が帰宅後、コンロで鍋の煮物を温めていたが寝込んでしまい、鍋が空焚き状態となり住宅用火災警報器が鳴動したもので、隣人が帰宅時に鳴動音を聞き119番通報し、火災には至らなかった。

2007年(平成19年)

1月15日

午前9時頃、グループホームの1階台所で賄い担当者がお茶を煎じようと、鍋に茶葉と水を入れガスこんろの火にかけ、その場を離れ事務作業をし、その事務終了後、お茶を煎じていたことを忘れたまま帰宅してしまった。その後、放置された鍋から煙が発生し、台所に設置されていた住宅用火災警報器(煙式)が作動した。同ホームでは警備保障会社のシステムに加入していたことから、同警備保障から消防本部に通報があり、出動した消防隊によりガスこんろの火は消され、結果、鍋内の焦げのみにとどまり火災には至っていない。

2月2日

家人の女性(77歳)が、ガスコンロにやかんと保温ポットを勘違いしてかけたため、住宅用火災兼ガス漏れ警報器が感知し鳴動したが、主人が気付き隣人に通報し隣人により元栓が閉められ火災には至らなかった。

2月17日

一人暮らしの女性(90歳)がガスコンロに鍋をかけて火を点けたまま忘れてしまったため、過熱し発煙、住宅用火災警報器が作動したところを付近住民が気付き、コンロの火を消すとともに、警報器の鳴動を停止したもので、コンロ及び建物等に異常はなく火災には至らなかった。

9月1日

火元者が台所で、犬を抱き上げた際に、ガスこんろのプッシュ式点火スィッチに無意識に体が触れ、こんろの火がついたことに気付かず別室に行っている間に、ガスこんろの上にかけてあった天ぷら鍋内の食用油が過熱され、発火したが、複合型住警器(ガス・熱)が作動し、警報音を聞いた近隣者が水道水を使い消火したもの。

11月27日

19時30分過ぎに布団の上で寝入り、住宅用火災警報器の警報音で目が覚め、布団から煙が出ていたため、片手なべに水を入れ消火する。 室内が煙で充満していたため、通報(携帯119)したもの。

12月8日

住人が喫煙後、アルバイトのため出かけた。 隣の住人が、共用廊下で住宅用火災警報器の警報音に気づき警察に通報し、駆けつけた警察官が玄関ドアの郵便受けから住戸内を覗くと煙が確認されたため消防へ通報した。

消防隊が住戸内に進入したところ、床上に焼き物が確認されたため、鍋に水をくんで消火した。

ヤシの実でできた灰皿、灰皿下の敷物を焼損し、床フローリングに約2センチメートルの焼け込みが認められた。

たばこの吸い殻を消すのが不十分であったため、他の吸い殻に無炎着火し、更にヤシの実灰皿にも無炎着火し火災に至ったものと推定される。

12月25日

揚げ物をするためガスこんろで天ぷら鍋(食用油)を加熱していたが、電話が鳴ったので、その場を離れ隣室で通話中に、台所の火災・ガス漏れ複合警報器が鳴動し、台所に戻ると天ぷら鍋から火が上がっていたのを発見したものである。

なお、火災については、発見者自身が、エアゾール式簡易消火器具を使って消火したもの。

2008年(平成20年)

2月3日

男性(30才代)が夕食の準備中、台所にててんぷら鍋を掛け、寝室でテレビを見ながら、晩酌中に寝てしまい台所の住宅用火災警報器が鳴り、煙が漂っていたため火災に気付く。バスタオル及びアイスノンで消火を試みたが消火できなかったため、隣戸の住人に火災を知らせ隣戸住人が粉末消火器を2本使用し消火したもの。台所に取付けてあった住宅用火災警報器が火炎により溶融していた。

4月18日

水を入れた鍋をガステーブルの火にかけ、その場を離れ眠ってしまったため空焚き状態となったが、ガス・熱複合型感知器が作動し、火災には至らなかったもの。

4月21日

乾麺を食べるために水を入れた鍋をガステーブルの火にかけ、眠ってしまったため空焚き状態となったが、熱感知式住宅用火災警報器が作動し、その音を聞いた同共同住宅の住民が119番通報した。先着した警察官が、関係者を起こしたため火災には至らなかったもの。

4月22日

寺院併用住宅の1階より出火し、2階で体調不良で静養し、就寝していた66歳女性が、寝室に設置されていた住宅火災警報器の発報音に気づき避難できたもの。

この女性は当初、階段より避難しようとしたが、既に煙が充満しており、階段からの避難は不能状態であった。このため、ベランダより1階の屋根に脱出し、階下の地面に飛び降りたものである。

なお、この66歳女性が階段よりの避難をあきらめ自室に戻ったときには、既にベッドの周囲は煙に包まれた状態であった。

5月14日

家族(16歳学生)が2階の自室で登校の準備中に、階段に設置してある住宅用火災警報器の音に気づき、廊下を覗いたところ、煙が発生しており、1階に居る家族にその旨を伝えた。

1階に居た祖父が確認のため2階に来たところ、2階廊下に設置してある小屋裏収納のユニットハシゴのハッチ部分が多少開放された状態となっており、その隙間から煙が確認されたため、消防に通報したもの。

消防隊が住戸内に進入し、火点を小屋裏と確認し住人を避難させ消火したもの。

この火災による、近隣住宅への延焼及び負傷者は発生しなかったもの。

8月12日

朝食の準備のため、味噌汁鍋をガスコンロにかけた。その後火を消したつもりで、台所から出て自宅前の畑で野菜採りをしていたところ、しばらくして警備会社の住宅用火災警報器(煙式)の警報音が聞こえた。様子を確認するため台所に戻ったところ、ガスコンロ上の鍋から煙が出ているのを見つけ、ガスコンロの火を消して鍋に水をかけた。なお、消防への通報は警備会社からで、火災信号を入電したため家人に問い合わせたところ、鍋を焦がしただけだ、との内容。

8月13日

台所で食用油を入れた鍋をガステーブルで加熱し、その場を離れている間に、食用油が過熱し発火したもので、火災(熱式)・ガス漏れ複合型警報器が作動したため、警報音に気付いた関係者が粉末消火器により消火したもの。

8月17日

火元者が台所でフライパンに食用油を入れ、火をつけたまま外出したため、油が過熱され出火したが、火災(熱式)・ガス漏れ複合型感知器が感知し警報を発したため、2階にいた家族が気づき風呂の水を掛けて消火したもの。

9月17日

入居者がやかんをガステーブルの火にかけたまま外出したため、やかんが空焚き状態となり、ガス・熱複合型警報器が作動したもので、その警報音に近所の小学生が気づき、小学生が祖母に知らせ、祖母から自治会長へ、更に共同住宅の管理会社へと連絡し、管理者が室内に入り窓を開放し台所内の温度を下げたことにより警報音が停止したもので、火災には至らなかった。

10月10日

家人は、味噌汁鍋をガスコンロにかけたまま、自宅裏の畑に行く。その間に、警備会社の住宅用火災警報器が作動、火災信号を入電するも呼び返しがないとのことで、警備会社から消防へ通報がある。家人が畑から戻ってきたところ、ガスコンロにかけた鍋の内部が黒く焦げているのを発見する。

なお、鍋はガスコンロの空焚き防止装置が付いている箇所に置いていたため、帰宅した際には、すでにコンロの火は消えていたとのこと。

11月10日

家人は、味噌汁鍋をガスコンロにかけたまま外出する。帰宅した家人が玄関扉前で異臭に気づき、さらに室内からの警報音を聞きつけ、ガス漏れと思い消防へ119番通報する。消防隊が屋内進入したところ、室内で充満する煙と、台所の点火中ガスコンロ上の鍋から煙が噴出していたのを発見、消火等の処置を行う。なお、家人は、ガスコンロのつまみを回して火を消したつもりが、小火のところで止まり、そのまま外出したものである。

12月28日

居住者が飲酒して帰宅し、煮物の入った鍋をコンロにかけ、火をつけたまま寝入ってしまったため鍋が空焚き状態となり、発煙した煙を住宅用火災警報器が感知し、発した警報音に隣家の住人が気づき、119番通報したもの。消防隊現着時、居住者は酩酊し住宅用火災警報器の警報音に気づいておらず、消防隊が隣家のベランダ伝いに居住者の部屋に進入し、中で寝ていた居住者を室外に避難させたもの。

12月31日

出火室(2階)の住人が病気を発症。意識喪失したときに、電気コタツ上に倒れ込み、電気コタツの枠を破壊した。このことにより、電気コタツの発熱部が畳に落下。畳と接触し続けたことにより、出火したものと認められる。

この共同住宅には、全戸に住宅用火災警報器が設置されていた。この警報器が火災の煙を感知、警報音を聞いた近隣住民が部屋から煙が出ていることを確認し、通報したものである。

早期通報により現着した消防隊が避難できずにいた出火室の住人を救助し、さらに火災を部分焼で阻止したものである。

2009年(平成21年)

1月2日

かた餅をオーブントースターで焼き、その場を離れ居間で休んでいたところ、かた餅が炭化状態となり煙が充満し、1階台所に設置してあった住宅用火災警報器(煙感知器)が作動したもので火災に至らなかった。

2月3日

居住者がたばこを吸うためガスコンロの火をつけたが消し忘れたまま外出したところ、ガスコンロの火の熱により火災警報器付都市ガス警報器が感知し鳴動したため、隣人が警報に気づき通報したもの。

現場に到着した消防隊が確認したところ、ガスコンロの火がついたままの状態であったが火災には至らなかった。

5月6日

2階の居住者が、18時45分頃から火のついたガスコンロに鍋をかけたまま外出したため、鍋の内容物が炭化し、煙が充満したため住宅用火災警報器が発報したもの。

4階に居住する女性住民が、下階からの警報音および煙の臭いに気づき、5階に居住する自治会長に電話で相談した。

相談を受けた自治会長が現場を確認したところ、警報音および煙の臭いを認めたため、119番通報したもの。なお、この自治会長は、通報後共同住宅に居住する住民の避難誘導を実施している。

5月9日

一人暮らしの女性(81歳)が、ガスコンロにフライパンを掛け、火を消したと思い込み外出したもの。通りかかった近所の住民が、住宅用火災警報器(煙式)の音に気づき、確認に行くが玄関に鍵がかかっており、呼びかけに返事がなかった。

玄関のガラス越に室内に煙が立ち込めていたので、玄関のガラスを割り室内に進入し、ガスコンロの火を止め、過熱、発煙していたフライパンを屋外に搬出した。

台所と居間に設置してあった住宅用火災警報器(煙式)が作動していたが、コンロおよび建物等に焼損、異常はなく火災には至らなかった。

7月17日

別の居住者が、住宅用火災警報器の警報に気づき、建物所有者から鍵を借りて、部屋の中を確認したところ黒煙および炎を発見した。発見者の通報で、建物所有者の長男の妻が119番通報し、別の居住者が建物に設置してある粉末消火器を使用して消火した。

8月8日

76歳男性が天ぷら油の入った鍋で揚げ物をするために、ガステーブルを点火し、そのことを忘れて電話していたところ、階段部分に設置してある住宅用火災警報器(煙式)が発報し、天ぷら鍋から炎が出ているのに気づき通報するとともに、関係者および隣人が消火器および水道水により初期消火したが消し止められず、通報により現場到着した消防隊の活動により消火したもの。(部分焼)

9月17日

火元者の娘が、揚げ物をするため油の入った天ぷら鍋をガスコンロにかけ、火をつけたままその場を離れたため、天ぷら油が加熱され出火したもので、台所側壁に設置されたガス・熱複合型感知器が感知し発した警報音と焦げくさい臭いに気づいた火元者の娘が炎の上がっている天ぷら鍋に水をかけたが消えず、屋外に助けを求めたところ隣人が粉末消火器を使用して消火したもの。

9月20日

居住者がたばこの火の粉が布団に落下したのに気付かずに外出したため、布団がくすぶり居室内に煙が充満したもので、ガス、熱、一酸化炭素複合感知器が感知し、「換気してください。」という警報に気付いた隣室の住人が大家に知らせて、2人で消火作業を行った結果、布団および畳の各一部を焼損したもの。

9月24日

1階の居住者が湯を沸かすため鍋をコンロにかけ、火をつけたままトイレに入ったため、鍋が加熱され水分が蒸発し、空焚き状態の鍋から発生した煙をガス・熱複合型感知器が感知したもので、警報音に気付いた居住者がガスコックを閉め、鍋に水をはったため焼損等は認められなかった。

10月8日

高齢者2人世帯で、妻(83歳)が朝食の準備中、ガスコンロの火に片手鍋を掛けたままその場を離れ、隣の居間で夫(82歳)と会話をしていた。15分位したところで、居間の天井に設置してある住宅用火災警報器(煙式)の「火事です・・・」と言う音声に気付き、妻が居間から台所へ行くと、片手鍋から煙が上がっており、すぐにガスを止め、元栓を閉めたことにより煙は治まったが、鍋の中身は黒く焦げ付いていた。

窓を開け室内の煙を屋外に排出するも、住宅用火災警報器からの音声が止まらなかったため、消防署へ119番通報したもの。

12月6日

一人暮らし世帯で、家主(64歳)が夕食の準備のため、ガスコンロに天ぷら鍋を掛けている最中、来客があり玄関で会話をしていた。10分位会話をしたところで、台所の天井に設置してある住宅用火災警報器(熱式)の「火事です・・・」と言う音声に気付き、家主が玄関から台所へ行くと、天ぷら鍋から炎が上がっており、すぐに来客者に消防署へ119番通報をするように伝えた後、毛布を鍋に被せ、その後水道水にて消火したもの。

12月7日

午前1時頃、世帯主の妻(53歳)が前日作ったおでんを温めるため、鍋をガスコンロにかけ弱火にして台所を離れ居間でテレビを見ていたが、そのまま寝込んでしまった。

4時頃になると鍋の中の汁が蒸発してしまい、鍋底のおでんの具が焦げて煙が上がり、設置していたセコムの煙感知器が作動し警備会社が覚知、119番通報に至る。その後、本人宅に警備会社から連絡があったため妻がガスコンロの火を消し、結果鍋内の具材が焦げ付くのみにとどまり火災には至らなかった。

2010年(平成22年)

2月13日

一人暮らし世帯である家主(64歳)は台所で味噌汁を温めようとガスコンロに火をつけた。そのままその場を離れ、寝室でタバコを吸っていたところ「ピーピー」という音が聞こえたため、台所に戻ると、焦げ臭いにおいと煙が部屋全体に漂っていたもの。

家主はすぐにガスコンロの火を消し、換気扇を回した後に119番通報した。消防隊現着時には、既に警告音は止まっていた。

2月20日

18時50分頃、1階寝室で発生した火災の煙を階段の壁面に設置している住宅用火災警報器(ガス・煙複合型)が感知し作動したもので、1階台所で家族3人が夕食を食べている時、警報音(音声付)に気付き家族で通報および初期消火(風呂場からバケツに水道水を汲み消火)したもの。住宅用火災警報器は、階段部分だけに設置してあったもの。

3月6日

家族6人が居住する専用住宅の1階外壁(下見板張)部分から出火した火災で、1階寝室で就寝中の妻が、寝室に設置した住宅用火災警報器の鳴動で目が覚め、隣に就寝していた夫を起こして隣室へ入ると、内壁(化粧ベニヤ板張)が燃えていたので、夫と協力して風呂の水、消火器で初期消火を行うとともに、2階で就寝している家族を起こして屋外に避難した。

屋外に出て確認すると、外壁部分が燃えていたため、夫と長男が田圃に溜まっていた水をすくって消火する。消防への通報は、避難時、長男が119番通報したもの。

3月19日

3階居住者は自動火災報知設備の鳴動音に気付き、共用廊下にて隣戸を見たところ、隣戸内の扉隙間から出る白煙を確認、119番通報し避難する。4階居住者も鳴動音に気付き3階状況を確認、就寝中の家族を起こし屋外へ避難する。

消防隊が屋内進入し消火、住戸内の居間兼寝室を焼損。

3月26日

家主夫婦が1階寝室で就寝中、妻が「ピーピー」という音に気付き夫を起こして台所の方を確認に行くと、1階台所と廊下で繋がる風呂場と脱衣場付近に煙が充満し、脱衣場の壁付近から炎が上がっているのを発見し、消火器と水道水で初期消火すると共に妻が119番通報をしたもの。鳴っていた警報器は台所と2階踊り場に設置された警報器である。

4月20日

コンロに鍋をかけたままその場を離れ、隣の居室でテレビを見ていたところ、居室に設置してある住宅用火災警報器が感知し作動したもので、関係者および近隣者が警報音に気づき、関係者がコンロの火を消したもので火災には至らなかったもの。

5月26日

1人暮らし世帯である家主(84歳)は、台所で煮物を温めようとガスコンロに火をつけ、そのままその場を離れ、居間でテレビを見ていた。

隣人が警報音に気づき、家主宅に行き焦げくさい臭いのする台所の窓を開けたところ煙が充満して住宅用火災警報器が鳴動していたので、警察に110番通報した。

消防隊現着時に、家主が初めて住宅用火災警報器が鳴動している事に気づき、ガスコンロの火を消し火災に至らなかった。

6月1日

卵焼きを作ろうとしてフライパンに油と卵を入れ、蓋をしてガスレンジに火をつけたままその場を離れた。その後、フライパンから白煙が上がり感知器(セコム警報器)が作動し警報が鳴ったことにより気づいたもの。感知器作動により自動的にセコムへ通報された。フライパン内の油および卵が焦げたもので、ガスレンジおよび台所の内部に被害なし。

6月6日

関係者が認知症による行動から電気ポットをガステーブル上に置きコンロの火を点けたことにより出火したのであるが、寝室に設置してある住宅用火災警報器が感知し作動したことで、関係者の妻が警報音で火災に気づき、近隣者の助けを仰ぎ、関係者妻および近隣者が初期消火を実施し火を消し、火災の拡大を防いだもの。

6月6日

家主(女性81歳)は台所でお湯を沸かし、ガスコンロに火をつけたまま、その場を離れ居間でテレビを見ていた。

隣の居間で住宅用火災警報器の警報音に気づき、戸を開けたところ煙が充満して住宅用火災警報器が鳴動していたので、窓を開け警察に110番通報し、その後119番通報した。119番第2報で家主から消防隊の必要なしとの連絡があったが、確認のため出動した。消防隊現着時、住宅用火災警報器(煙式)は鳴りおさまっていた。ガスコンロ上で焼けた換気扇のカバーは炭化しており炎と煙は確認できなかった。

6月17日

関係者が午前8時30分頃、コンロに鍋をかけたまま外出したため、内容物が焦げ、臭気および白煙が発生したもので、臭気および関係者居室の住宅用火災警報器の発報音に気づいた付近住人が宿舎の管理人に連絡し、その後119番通報されたもの。

7月9日

午前8時前にやかんでお湯を沸かし、その後麦茶パックを入れて畑仕事に出掛ける。本人はガス栓を切ったつもりでいたもの。

9時25分頃、隣人がきな臭さを感じ外に出たところ、この住宅の台所換気扇から煙が出ているのを発見。換気扇前で住宅用火災警報器の警報音を確認し119番通報したもの。

この住宅は老人一人暮らしのため、畑仕事に出掛ける際に施錠。このため隣人は住宅に進入できず初期消火は行っていない。

煙の発生は麦茶パックが焦げたことが原因であるが、隣人から連絡を受けた本人が家に戻りガス栓を閉め、消火の必要が無いことを確認した。

8月24日

天ぷら鍋が発火し、大量の煙が発生したことにより、台所と居間の住宅用火災警報器2台が発報、警報音によって目覚め台所の火災を確認した。台所の天ぷら鍋から、約70〜80センチメートルの黒煙が立ち上がっていた。

台所にあった米ぬかを天ぷら油に入れた瞬間は火が消えたように見えたが、また燃え始めたので、更に自宅に消火器が無いので隣人宅へ駆け込み消火器1本(10型)を借り、自分で消火した。

8月29日

居住者が、15時10分頃から魚を焼くために、ガスコンロの魚焼きグリルに火をかけたまま外出したことから、グリルの内容物が炭化し、煙が充満したことにより、台所の隣の寝室に設置してあった住宅用火災警報器が発報したもの。

隣の住人が警報音に気づき、屋外に出て建物内の煙を発見し、建物の住人に知らせようとしたが留守であったため、一人ではどうすることもできずに、近所の人に火災を知らせ、119番通報した。

通報後、再度、様子を見に行ったところ、住人がちょうど帰宅し、家から煙が出ていることを知らせた。台所の魚焼きグリルを確認したところ、火災は見えなかったが、グリル内の魚が炭化していた。

9月1日

グリルで魚を焼いたままその場を離れたため、グリル内の受け皿に残っていた魚油に火がつき、一時的にグリルから火が出たもので、住宅用火災警報器の鳴動に気付いた関係者の家族が、風呂場の水をかけ、濡れタオルでグリルを塞ぎ火災には至らなかったもの。

9月15日

関係者のたばこの不始末により出火したものと推測されるが、関係者の居室に設置してある住宅用火災警報器のほか、複数の住宅用火災警報器が煙を感知、作動し、警報音に気付いた同施設の居住者が他の居住者に火災を知らせるとともに119番通報し、同施設内にいる居住者9名を屋外に避難させたもの。

9月19日

一人暮らしの女性(89歳)が、枝豆を茹でるためのガスコンロに鍋をかけたまま外出したため、住戸内3室に設置してあった住宅用火災警報器3基が鳴動し、その音に気づいた下階住人の女性が、家の外に出ると窓から煙が出ており、出火住戸を訪ねても応答がなく施錠されていたため119番通報した。

消防隊が少し開いていた窓から進入し、ガスコンロにかけてあった鍋の火を消し、鍋の中を確認すると枝豆が黒く焦げついていた。

10月1日

66歳の男性が、ガスコンロに土鍋をかけたまま外出したため、内容物が焦げて発煙し、住宅用火災警報器が感知し鳴動、警報音に気付いた直下階の住人が119番通報したものである。

消防隊が現着する前に通報者が、ガスコンロの火を消したため火災には至らなかった。(4階台所から出火)

2011年(平成23年)

1月

1階リビングに設置した薪ストーブの熱をもった灰を、木製のごみ箱に入れたままリビングに放置したため火災になったもので、2階の階段に設置された住警器が鳴動し、その音に気づいた就寝中の家人が木製のごみ箱に、台所から持ってきたやかんの水を掛け消火した。家族構成は夫婦2人、子供2人の4人で、いずれも起床したが避難の必要はなかった。

2月

94歳の女性が、ガスコンロにやかんをかけたまま寝入ったため、台所に熱がこもり、台所に設置されたガス漏れ複合型火災警報器が感知して鳴動し、警報音に気付いた近隣住人が加入電話で通報した。

2月

92歳の女性が、昼食を作るため、ガスコンロに鍋をかけたままトイレに行ったため、鍋の内容物(おかゆ)が焦げ、台所に設置された住警器(煙式)が感知して鳴動、警報音に気付いた本人が119番通報したもの。

3月

芋を入れた鍋をガスコンロにかけ居間で話をしていて、鍋の中の水分が無くなり鍋が焦げ警備会社が設置した警報器が作動し警備会社から119番通報したもの。こんろの火は消し忘れ防止機能が作動し火災には至らなかった。

4月

居間兼寝室に設置されている緊急通報装置と連動した煙式住警器が作動し、管理する警備会社が出火報を入電した。現場確認を委託されているタクシー会社が連絡を受け現場を確認し、会社事務所より119番通報があったもの。

4月

住宅部分1階寝室、2階夫婦の寝室及び吹き抜けとなっている階段上部の3箇所に連動型の住警器が設置されていた。火災による「ボン」という爆発音で目が覚め、さらに階段上部の感知器が作動し夫婦寝室に取りつけられていた感知器が連動し、火災発見に至り避難したもの。

6月

74歳の女性が午前5時頃、台所のガスコンロで煮込み料理を開始。11時20分頃に一度確認したが固かった為、その場から離れたところ作業を忘失。午後1時頃、別の用件で外出した。その20分後、南隣に在住する73歳の男性が住宅内で住警器の警報音に気付き、窓から屋外へ眼を向けたところ、隣の住宅の換気扇口から黒煙が出ているのを発見。すぐ駆け付けたものの鍵が掛かっていた為、窓の覆いを一部破壊して状況確認したところ、鍋の中から黒煙噴出を確認した。窓からは進入不可の為、男性が機転を利かせガスメーター下部の元栓を締め大事には至らなかった。

6月

84歳の女性が、18時30分頃から台所のガスコンロのグリルで魚を焼き始めたが、その場を離れ隣室にいたため魚が焦げ、室内に充満した煙を台所に設置されたガス漏れ複合型火災警報器と居室に設置された住警器が感知して鳴動し、警報音に気付いた関係者がグリルの火を消したもので、火災には至らなかった。なお、警報音と焦げた臭いに気付いた上階の住民により、119番通報されたもの。

8月

ガステーブルのグリルで魚を焼き、その場を離れていた間にグリル内に付着していた油分等に着火、台所に設置の連動型住警器(煙式)が作動し、居間でテレビを見ていた住人が警報音に気付き台所に行くとガステーブルのグリル部分から火煙が認められたため、衣類を被せ消火したものであるが完全消火できないと思い消防署へ通報したもの。

9月

台所でガステーブルに火を点け、鍋をかけたまま寝てしまい住警器の警報音に付近の住人が気が付き外に出ると煙が見えたので119番通報した後、鳴動宅に異常を知らせたもの。

11月

家人がガステーブルに煮干しの入った手鍋をかけ、火をつけたままその場を離れ、電話にでてしまった。その後、台所の煙感知器の鳴動により家人が異常を知ると同時に、感知器を管理する警備会社が119番通報をした。

2012年(平成24年)

1月

1階物干し部屋で、石油ストーブの上に洗濯物を吊して乾燥していたところ、物干し部屋に設置していた住警器が鳴動した。部屋に入るとハンガーに吊るしておいた「トレーナー」が落下し袖口が燃えていたため、水道水をかけて消火した。

1月

家人が、鍋を1階台所のガスコンロにかけたまま外出してしまい、鍋が空焚状態となったため内容物が焦げて煙が発生し、2階階段天井に設置してあった住警器が鳴動したもの。この鳴動音及び焦げ臭いにおいに気づいた隣人が119番通報した。

2月

寝室を暖めるために衣装部屋のふすまを開け、反射式石油ストーブをつけたまま居間へ戻り食事を取った。居間で知らぬ間に寝ていたところ、住警器が鳴動し、その音に気付き目が覚めると、ストーブのある部屋のほうから炎が噴き出し、煙も見えていた。危険を感じ、建物の外へ避難し、近くの公衆電話まで行き、119番通報した。

2月

付近住民が通勤のため通りがかった際に警報音に気付き玄関前に行くと、「火事です。火事です。」と住警器が鳴っていたが玄関に鍵がかかっていたため、すぐに自宅に戻り家族に119番通報してもらう。その後、玄関戸を開けるとこたつから火と煙が出ているのを確認したため、付近住民に協力を依頼し、水道水のバケツリレーにて消火したもの。 また、家人にあっては留守であった。

2月

家人が台所で味噌汁の入った鍋をガスコンロで加熱していたが、その場を離れ屋外にいたため、鍋が空焚き状態となり、台所に設置された火災・ガス漏れ複合型警報器が鳴動し、その警報音に気付いた家人が家に戻り119番通報をした。また、居間にいた家人の父親がガスコンロの火を消し、鍋の中に水を入れて消火したもので火災には至らなかった。

3月

家人が、1階にある仏壇に灯したろうそくを消したと思い2階の部屋でくつろいでいると、階段に設置してあった住警器が鳴動した。急いで部屋を出て見ると階段は煙で覆われていたが、階段を下りて屋外に避難することができた。

7月

住宅2階の住警器が鳴動しているのを1階にいた家人が聞きつけ、2階の部屋を開けたところ、部屋に煙が充満し、窓際に炎が見えて火災を発見した。すぐに1階に下り、1階浴室浴槽内に貯めてあった水(バケツ10杯)を使って火災を消火した。

8月

落雷により停電となり2階書斎にいた家人が1階へ下りてブレーカを操作していると、2階寝室の住警器が鳴動しているのに気付き、寝室を確認すると内壁付近から炎が出ているのを発見した。急いで1階の台所から水道水を洗面器に汲んで初期消火を試みたが消火しきれず、家族全員が屋外へ避難した。

11月

共同住宅1階の居住者が吸っていたたばこの火が布団に着火し火災となったものと推定。2階の居住者が住警器の鳴動音に気付き、大家に知らせ、知らせを聞いた大家が119番通報したもの。その後、現場到着した消防隊が布団等を外に出し、水道水で消火した。なお、出火室の居住者は喫煙後に外出したもので、負傷者はなし。

12月

東北電力職員が電気メーター検針に訪れたところ、室内部から警報音が聞こえたため、家人に確認を試みるも不在。不審に思い周囲を観察すると多少の焦げ臭さを感じたため119番通報したもの。現場到着した消防隊が、屋内進入を実施し台所まで至り、ガスコンロ右側のツマミが開放状態で五徳にかけられた鍋から煙を発しているのを発見。

12月

台所の電気こんろに鍋をかけたまま居眠りし、中の油が加熱され出火したもの。本人が住警器(寝室)の作動により目を覚まし、火災に気づいた。

12月

家人が、コンロに鍋をかけたまま、その場を離れた。通行人が住警器の警報音に気付き、近隣住民に知らせた。知らせを受けた住民が室内を確認したところ、鍋が焦げており、台所に取り付けてあった住警器(煙式)が鳴動していたため、コンロの火を消し、通報したもの。

2013年(平成25年)

1月

電気ストーブを点けたまま就寝中、毛布が電気ストーブに接触したため住宅用警報器が鳴動し、火災に気付いた家人が手で毛布を叩いて消火した。

1月

家人がガスコンロの火を消し忘れたまま寝込んだため、鍋の内容物が炭化し、住警器が鳴動した。焦げた臭い及び鳴動音を聞き付けた通行人が119番通報し、火災には至らなかった。

1月

家人が電気コンロで料理を作っていたが、目を離した隙に焦がしてしまい、鍋を台所で水に浸し火災には至らなかった。

2月

鍋の料理をガスコンロで温めていたが、火を点けたことを忘れ外出。内容物が焦げ白煙が発生し、階段上部に設置してある住警器が鳴動した。付近住民が住警器の鳴動音に気付き119番通報を実施。

2月

ダイニングキッチンに置いてあるガスストーブを点火してから、その上のカーテンレールに衣類を掛け部屋を離れたところ、ダイニングキッチンに設置されている住警器の警報音を聞き部屋に戻ると、ガスストーブ上で衣類が燃えているのを発見したもの。近くにあったバケツで浴槽内の水を掛け、初期消火に成功。

2月

家人が寝ていると、寝室に設置された住警器の警報音で目を覚まし確認すると、浴室内に煙が充満しており、熱気が著しかったので、初期消火せずに屋外に避難したもの。 通報は、通りかかった近所の人が、外壁から火が出ているのを発見し、携帯電話で119番したもの。

4月

共同住宅の一室において、関係者が鍋をガスコンロで温めていたところ、具合が悪くなり動けなくなったため、内容物が焦げて白煙が発生し、室内に充満した煙をガス漏れ兼火災警報器が感知し鳴動。別階の住民が警報音と臭気に気付き119番通報を実施。

5月

一人暮らしの家人がベッドで横になっていると、住警器が鳴り敷布が燃えているのに気付き、玄関から外へ避難した。隣の家が燃えているのに気付いた隣人が消防署へ通報したもの。

6月

家人は2階の寝室で就寝中、寝室に設置してある住警器の警報音に気付いた。部屋の中に白い煙を確認したため部屋の戸を開けたところ、階段下の1階部分に白い煙が充満している事を確認し、急いで階段を下り屋外へ避難した。早朝であったため、近隣の家に火災であることを知らせたのち自らの携帯電話で119番通報した。避難時に火勢が強く避難を優先したため初期消火なし。

7月

台所のガステーブルにスパゲティーを茹でるため鍋をかけ、その場を離れたため、鍋が空焚き状態となり内容物が炭化発煙した。台所に設置されていた住警器が作動し、警報音に隣家の住人が気づき家人に連絡し、家人が鍋を流し台に移して水道水で消し止めたため、火災に至らなかったもの。

10月

鍋をかけたまま外出したため鍋が空炊き状態となり、台所に設置されたガス漏れ警報器兼火災警報器が鳴動し付近住民が警報音及びきな臭い匂いに気付き119番通報したもの。

11月

消したつもりの電気ストーブにバスタオル、タオル、足ふきマットを掛けたため、ストーブの赤熱により焦げたもの。発生した煙で和室天井に設置の住警器が作動したためマット等が焦げているのを発見、近所の住人に119番通報を依頼し、風呂の水を汲み消火した。