本文
今回の特別編では、現場で行われている環境対策についてお伝えします。(監修・写真提供:中野建設工業・遠藤建設特定共同企業体)
基礎工事で出る地下湧水を排水する際は、一旦ノッチタンクを通して排水します。排水時に含まれる泥や固形物をタンク内で沈殿させることにより、汚れの少ない水を排水することができます。このノッチタンクはさらに油分離槽も備えてあり、油分を誤って放流することがないようにしています。
排水に利用する周辺の側溝はすべて下流域の水田の用水路になっています。田んぼの取水期に濁った水を排水しないため、仮設のコルゲートフリュームを設置し放流しています。
仮設のコルゲートフリュームです。約100m敷設しています。
左がコルゲートフリュームで、右が用水路です。
農業用水に影響がないよう配慮し、排水しています。