本文
防災拠点庁舎建設工事の進捗(しんちょく)状況をお知らせします。
1階の躯体工事も終盤に差し掛かってきました。
2階の床(スラブ)となる部分の工事でもあるのですが、厳密には1階のフロアレベルから2階のフロアレベルまでが1階の躯体工事と言うそうです。
型枠からスラブ配筋、コンクリート打設の流れで見ていきましょう。(写真提供:株式会社ユアテック、中野建設工業・遠藤建設特定共同企業体)
型枠をつくり、配筋工事が進んできます。クレーンの影が写っています。
(令和4年9月6日撮影)
スラブ配筋と躯体埋込配管がまるで電子回路のように見えます。好きな人にはたまらない写真なのではないでしょうか。
現場に立つとこのような感じです。鉄筋が張り巡らされています。
(令和4年9月21日撮影)
工事区間ごとにコンクリートの打設を行います。
コンクリート打設中の部分(写真右上)をアップにして撮影しました。先に柱や梁部分へコンクリートを打ち込んでいるのがわかります。
打設作業の様子を撮影した動画を公開していますので、そちらも是非ご覧ください。
(令和4年9月29日撮影)
建物をつくり上げていく職人さんたちの素晴らしい技・工種を紹介したいと思います。(監修・写真提供:中野建設工業・遠藤建設特定共同企業体)
新庁舎の構造はRC造(鉄筋コンクリート造)です。コンクリートは引っ張られる力に弱いため、それを補うためにコンクリートの中に鉄筋を組みます。人間に例えると骨の部分が鉄筋になります。
鉄筋工の仕事は完成するとコンクリートに覆われ、見えなくなってしまいますが、建物を造り上げる過程で、また長く維持されていく上で、なくてはならない重要な職種です。
(令和4年8月撮影)
柱や梁の鉄筋は建物の端から端まで一本の長い鉄筋で組み立てることが理想ですが、実際は運搬できる長さに切った状態で現場に搬入されます。分割された鉄筋の太さが19mm以上の場合はガス圧接継手工法を採用し鉄筋同士をつないでいきます。
鉄筋の圧接面を加圧しながら加熱して結合させるガス圧接継手は専門の技量資格がないとできない重要な工種です。
(令和4年8月撮影)
ドローンで上空から建設地を撮影した写真です。
(令和4年9月30日撮影 提供:中野建設工業・遠藤建設特定共同企業体)