ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 分類でさがす > 市政情報 > 市の取り組み > 防災拠点庁舎整備 > 防災拠点庁舎建設 > 建設工事 > 建設工事の進捗(しんちょく)状況 > 【令和5(2023)年5月】庁舎建設工事進捗(しんちょく)状況

本文

【令和5(2023)年5月】庁舎建設工事進捗(しんちょく)状況

11 住み続けられるまちづくりを
記事ID:0050433 更新日:2023年6月30日更新 印刷ページ表示

 ※更新が遅れてしまい申し訳ございません。

 

 

 

 防災拠点庁舎建設工事の進捗(しんちょく)状況をお知らせします。

 

令和5(2023)年5月

 6月と言えば衣替えですが、工事現場で働く方々は真夏でも
 長袖・長ズボンを着用していると思いませんか?

 

 実はこれ、法律で義務付けられているわけではないのですが、
 作業を安全に円滑に行うために多くの現場が自主的に規定して
 いるものなのです。
 もちろん、夏だから緩くしますなんてことはありません。
 
 それに加えて、ヘルメットや手袋、防塵マスク等を装着するため
 夏場の過酷さは想像を絶します。

 

 

 

 現場のみなさま、
 健康第一・安全第一・(工期もなるべく) で よろしくお願いします!


 

 


 

 ということで5月参ります。

 

 

 

庁舎西側(空がきれい)

 

 庁舎西面(正面玄関側)の外部足場が解体され、
 外側がお披露目となりました。


 想像以上の『木』感、圧倒的な『木』感。

 

 なのに優しい。良き匂ひ。

 

 


 開庁時まで匂ってるかしら? と心配の皆様。

 

 安心してください、中も『木』だらけですよっ。

 

 

 

 

 

 


 

 バックホウ(掘り掘り)​

 

 さて、一度整地した場所ですが、正面玄関の車寄せエリアの
 工事のためにまた掘っております。

 写真は、根切底から60cmを地盤改良しているところです。

 

 ※根切り:地盤面下の土砂や岩盤を掘ること

 ※根切底:根切りをした後の、底の水平面

 


 車寄せエリアには、雨や日差しを避けるために、
 ずらーっとキャノピーを設置します。

 

 

 ちなみに新庁舎に設置するキャノピーはこんなやつです。

 

 車寄せ詳細図

 

 こんなやつ、皆さんは何て呼んでましたか?
 私は『片足の屋根みたいなやつ』と呼んでいました。


 

 建築用語としてのキャノピーは別として、
 一般的には、庇(ひさし)状のものを総称してそう呼ぶようで、
 世の中には色々なキャノピーがあります。(Let’s検索)

 

 

 便利用語ですから、さも知っていたかのように使いましょう。

 

 

 

 閑話休題。

 (片足)キャノピーが倒れないよう、ベースパック工法で施工していきます。
 

 小型でも掘ります(根切状況)​

 

 バックホウは沢山掘れますが、キレイに均すのが難しいため、
 ある程度まで掘ったら手掘りや小型重機などを使います。

 

 捨てコン (捨てコン打込状況)

 

 アンカーボルト (ベースパック設置完了)

 

 地盤改良が終わったら捨てコンを打ち、墨出しをし、
 キャノピーと接続するためのベースパックを設置します。

 

 この写真の後は、配筋・型枠・コンクリート打設でベースパックを
 ガッチリ固定し、周りには土を戻します。

 

 最後に、顔を出しているベースパックにキャノピーの鉄骨を
 ガッチリと接続すれば、骨組みが完成します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 次に、電気工事の進捗です。


 これまでは天井裏や地下など、目につかない仕事ばかりでしたが、
 ようやく人目に付く工事です。

 

 キュービクル (キュービクルの搬入)

 

 キュービクルとは、発電所から送られてくる6600Vの電気を、
 施設で使える100Vや200Vに変圧する機器類を金属製の箱(筐体)に
 収めたもので、正式名称は「キュービクル式高圧受電設備」といいます。

 電気を多く使う施設で使われるもので、この中には変圧器はもちろん、
 断路器・負荷開閉器・遮断機・計器類・コンデンサなどが詰まっています。

 

 上記の機器類は、庁舎で使う回路の数などから緻密に計算されており、
 設置面積に無駄が出ないよう、箱も含めてオーダー製作となっています。

 

 機械室や情報処理室(サーバーなど)も同じこと。
 市民の皆様に関連する部分(待合ロビーや会議室など)を少しでも
 広くする設計をしています。

 

 

 今月号は長いので、ここでクイズ第1問

 

 (1)このキュービクルの重さは、全て合わせて何kgでしょう? (答えは最後)

 

 ヒント:ざっくり9箱あります。

 

 

 

 

 

 

 1台ずつ荷揚げします(空がきれい(2))​

 

 キュービクルは1つずつに分け、クレーンで3階の電気室へ荷揚げします。

 下からだとそうでもないですが、


 

 キュービクルをクレーンで吊る(ドローンで)​

 

 上からだと、結構怖いですね。

 

 

 

 電気室へ運びます

 

 3階に届いたら、電気室内部へ1台ずつ設置していきます。

 

 

 夏の正念場にはエアコンが間に合う予定ですので、
 作業員の皆様、今しばらくご辛抱お願いします。

 

 

 

 

 

 

 建築工事に戻りましょう。

 

 市の市章サイン取付け

 

 庁舎北側に、佐渡市のシンボルマーク・市章サインが取り付けられました。

 結構大きいので、遠くからでも見ることが出来ます。

 

 

 東面外部吹付け状況

 
 東面の外部吹付けの状況です。

 西 → 北 → 南と吹き付けてきて、東側が最後の面となります。

 

 

2階床 塗り工程

 

 2階の床です。

 モルタル等と比べてとても流動性が高い材料を、
 塗っていくというか流し込んでいきます。
 液状なので凹凸や不陸のあるような下地表面が平滑になります。

 
 自分で(セルフ)平らになる(レベルが出る)材料であることから
 セルフレベリング材(略:SL材)と呼ばれます。

 

 

天井の配管など

 

 2F 執務室付近

 天上面は電気・機械設備の配管、機器類でぎっしりです。

 

1F多目的スペース

 
 1階多目的スペース

 木製ルーバーの天井と、杉板張りの壁です。
 全て佐渡産の杉です。

 

 1階待合ホール

 

 1階 待合ホール

 

 2階 待合ホール

 

 2階 待合ホール

 

 議場

 

 

 3階 ○○

 

 ということで、今月はクイズ2問。

 

 (2)この部屋はなんの部屋でしょう。(正解は最後)

 

 ヒント:お答え致します 

 

 

(写真提供:中野建設工業・遠藤建設特定共同企業体、株式会社ユアテック様 令和5年5月撮影)

 


 

 

 最後に、先月ちょっと触れた新庁舎の窓口について。

 防災拠点庁舎の開庁に併せて、2つの窓口システムが導入開始予定です。

 

 

(1)『書かせない窓口システム』


 佐渡市では、今年度オンライン申請の整備を進めていますが、
 そうは言っても窓口は必要なわけです。


 昨年度、若手職員を中心にいまの市役所窓口を
 ロールプレイング体験したところ、

 

 窓口ロールプレイング


 <一般的な子育て世帯が佐渡市へ転入する場合>


  ○記入する書類の枚数 : 10枚
  ○何度も同じ情報を記載: 氏名24か所、住所14か所
  ○窓口手続き所要時間 : 90分

 

 ということがわかりました。

 

 書かせない窓口システムの導入により、住所氏名を何度も書く必要がなくなり、
 手続き時間と腱鞘炎リスクが大幅に削減されます。
 (こういう書類って無駄に力入りがち)

 


 誰一人取り残さないデジタル化を進めるために、
 『書かせない窓口システム』は欠かせないのです!!(ナンツッテ)

 

 

(2)『窓口案内表示システム』

 番号札を発券し、モニターと音声で対応窓口をお知らせするためのシステムです。

 待ち時間や人数が把握出来るため、車内で待つことも出来るし、
 他の用事を先に済ませることも可能になります。

 ちなみに、このシステムの導入経費は実質0円です。
 呼出モニターとは別に広告を流すモニターを設置することで、
 導入費用を賄うという他の自治体でも導入が進むスキームなのです。

 広告については、島内の企業様の依頼も受けますし、
 ちゃんとした審査機関を通るので大丈夫です。

 

 

 どちらも、新庁舎1Fのみの運用となります。
 詳細は今後の発信をお待ちくださいませ。

 

 

 

 

 

 

 

クイズの答え

 (1)このキュービクルの重さは、全て合わせて何kgでしょう?

  ↠ 正解 : 9,000kg

  ※重さは中身によります。1箱2,000kgが最大でした。

 

 (2)この部屋はなんの部屋でしょう。

  ↠ 正解 : 議場