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佐渡市では、平成27年度から市内の中学校で順次「課題解決型 職場体験」に取り組んでいます。
今年度は、内海府中学校、前浜中学校、松ヶ崎中学校がモデル校となって取り組みました。また、佐渡中等教育学校も取り組み、11月には合同で発表会も行いました。スーパーなどのサービス業や観光業、建設業、農業、保育園などのほかに、佐渡病院、羽茂病院、佐渡看護専門学校、薬局にも職場体験を受け入れていただき、全中学校と中等教育学校の生徒が約100の事業所で職場体験に挑戦しました。
内海府中学校、前浜中学校、松ヶ崎中学校は小規模校ということもあり、事前・事後学習を合同で実施しました。他校の生徒とかかわることで、より真剣に意見交換をする姿が見られました。
生徒は各事業所から提示される「ミッション」を解決すべく、職場体験を通じて感じたことなどをグループで検討を重ね、中学生としての回答を導き出すために奮闘しました。
ホテル:
ホテルの名物になるランチメニューを考えよう
病院:
病院を退院した後、自宅や地域のデイサービスなどで専門職がいなくてもできるリハビリは何か
保育園:
特製の割れにくい大きなシャボン玉を製作しよう
図書館:
中学生に本を読んでもらうにはどうしたらよいか
今年度は、モデル校3校と佐渡中等教育学校の4校で課題解決型職場体験の合同発表会を行いました。「ミッション」に対するそれぞれの提案を聞き、取組を共有し、よかったことや課題についてグループワークを行いました。
体験先の事業所の方にもお越しいただき、ご助言と励ましの言葉をいただきました。さまざまな事業所で取り組んだ成果が、中学生にとっても事業所にとっても未来の佐渡をつくる「大きな一歩」となることを期待しています。今後も職場体験を通じて社会的自立能力を育て、自分の役割を果たしながら自分らしい生き方の実現をめざしていきます。
生徒と事業所へアンケート調査をした結果です。