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2025年2月策定(計画年度:令和7年度〜令和8年度)
佐渡市は、令和6年度に長年の悲願であった「佐渡島の金山」が世界文化遺産に登録されました。これを契機として、世界文化遺産をはじめとする文化・スポーツ・自然等の佐渡がもつあらゆる資源を最大限に活用した地域活性化による新たな佐渡としての再生を目的に、文化・スポーツ関係事務の市長部局への所掌事務の移管が行われることになりました。また、いじめや不登校対応をはじめ、多様な子どもたちに対応するための学習環境の整備や福祉部局と連携した「こども政策」の一体的な推進など、市長部局と教育委員会との連携・連動した取組がますます求められる状況にあります。
こうした教育に関わる動きや近年の社会状況の変化、国・県の動向、そして本市の現状と課題などを踏まえて、本市の教育が目指すべき方向性とそのための施策を見直し、今後の教育施策を市長部局と一層足並みを揃えて、総合的かつ計画的に推進していくために、今後2年間の新たな「佐渡市教育振興基本計画」を策定することとしました。
本計画は、教育基本法第17条の第2項に基づき、佐渡市における教育の振興のための施策に関する基本的な計画として位置付けられるものです。
また、教育施策に関する基本的な方針である「教育大綱」は、これまで「佐渡市教育振興基本計画」と合わせて改めて策定していましたが、令和6年11月の総合教育会議での協議・調整を経て、今後は「佐渡市総合計画」を「教育大綱」に代えることとし、「佐渡市総合計画」のもとに各計画を体系的に整理し、市長部局との十分な意思疎通と連携・連動した取組を進めていきます。
令和7年度〜令和8年度
市の最上位計画である「佐渡市総合計画」の前期基本計画(令和4年度~令和8年度)の計画期間と揃えることで、本計画の次期改定が「佐渡市総合計画」の後期基本計画の策定と一体的にかつ連動して行えるようにすることを目指します。
6つの基本目標を達成するための14の施策