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佐渡市小学校・中学校再編統合計画(案)のパブリックコメントに対する佐渡市の考え方を公表します

4 質の高い教育をみんなに
記事ID:0042239 更新日:2022年9月28日更新 印刷ページ表示

 佐渡市小学校・中学校再編統合計画(案)に対する市民の皆さまのご意見を募集しましたところ、貴重なご意見をお寄せいただき、ありがとうございました。
 お寄せいただいたご意見の概要と、ご意見に対する市の考え方を公表します。

ご意見募集の概要

募集期間

令和4年8月23日(火曜日)から令和4年9月21日(水曜日)午後5時

お寄せいただいたご意見

提出者数:3人

ご意見の数:4件

提出方法:窓口での提出3人

ご意見の概要と佐渡市の考え方

ご意見1

 地元の母校を残したいという市民の意向もあると思うが、保護者からすれば子どもたちのことを一番にしてやっていただきたい。児童生徒数の減少データを見ると、統合はやむを得ない。せめて、複式学級は避けていただきたい。

佐渡市の考え方

 今回の計画案は、適正規模での学習環境整備ということで、文部科学省の指針を基に、佐渡市における地理的条件、通学距離・時間等を考慮してのものです。保護者、地域のご理解をいただきながら、丁寧に進めてまいります。

ご意見2

 「佐渡市小学校・中学校再編統合計画」(素案)(令和3月)の「学校再編統合の必要性」のページに掲載された資料について

(1) 市民との意見交換会(令和4年5月~7月)で、担当者は「文部科学省中央教育審議会の資料では、・・・」と説明していた。

(2) 今回の「佐渡市小学校・中学校再編統合計画」(案)(令和4年8月)では、別の資料に差し替えられていた。

(3) 計画の根幹に当たる「学校再編統合の必要性」を正当化するために、中央教育審議会の文書と偽って説明したのではないか。

(4) 素案の資料は、令和2年の総合教育会議に、「文部科学省の資料」として、説明されていたのではないか。その後の市民意見交換会でも同じ資料を使い、「小規模校の偏った見方や誤った認識、印象」を与えたのではないか。

(5) 資料の書き換えが事実なら、計画(案)策定以前に、いつ、誰がどんな目的で書き換えを行ったのか。

佐渡市の考え方

 ご指摘の文部科学省中央教育審議会の資料は、文部科学省中央教育審議会・初等中等教育分科会「小・中学校の設置・運営の在り方に関する作業部会(第8回)」(2008年12月)で提出されたものです。教育委員会では、この資料を基に、項目や内容を佐渡市の学校規模に合わせて一部改善したものを素案の説明資料として作成しました。その際、佐渡市版であることの十分な説明が行われず、ご指摘の誤解が生じたものと考えています。以下、ご指摘の項目ごとに説明させていただきます。

 

(1) 掲載した資料は、文部科学省の資料を佐渡版に改善したものです。(添付資料1) [PDFファイル/92KB]

 資料の下欄には、「参考資料:中央教育審議会・初等中等教育分科会「小中学校の設置・運営の在り方に関する作業部会(第8回)」資料(2008年12月)、※国・県:小・中学校ともに12学級以上18学級以下を学校規模の標準としている。」と明記しましたが、口頭での説明や「文部科学省資料を参考に作成しました」等の記載があれば良かったと考えています。

(2) 今回の計画(案)では、市民との意見交換会での同様のご指摘がありましたので、文部科学省が中央教育審議会で出した資料をそのまま掲載しました。(添付資料2) [PDFファイル/94KB]

 素案で掲載した資料が間違った内容だから差し替えたのではなく、文部科学省の資料をそのまま掲載した方が、誤解が生じにくいと判断しました。

(3) 従前のとおり、決して「文部科学省の文書」と偽ったものではありません。

(4) 各種説明時に「文部科学省の資料」として説明したことはありません。「文部科学省の資料を参考に教育委員会が作成した」と、明確に述べるべきでした。

(5) 従前のとおり、ご指摘の書き換えは行っていません。

学校再編のメリット・デメリット(添付資料1) [PDFファイル/92KB]

学校規模によるメリット・デメリット(例)(添付資料2) [PDFファイル/94KB]

ご意見3

 小学校の再編統合に関して、できるだけ小規模校のメリットを最大限生かして、地域とともに生き続ける元気な小・中学校教育を推進していただきたい。

(1) 複式学級を有する小規模校がどのような状況になったら統合するのが望ましいのか、明確な基準を示していただきたい。

(2) 総合教育会議での市長の「人数が少なければ少ないなりのやり方がある」等との力強いメッセージを重要な手がかりとして、小規模校の生き残り戦略を出してほしい。

(3) 市はこれから10年、生産年齢人口を増やすために移住、定住促進の施策に取り組むと聞く。児童数の推計だけで統合を判断しない方がよい。

佐渡市の考え方

 国の適正規模の基準(12~18学級)に該当する学校は、現在、佐渡市では小学校1校のみです。ほぼすべての学校が小規模校となります。今回の計画は、複式学級解消、通学距離・通学時間等を考慮したものです。しかし、保護者、地域には様々な思い、歴史的経緯等があり、十分な理解と協力をいただきながら再編統合を進めていかなければと考えます。ご指摘の点は、どれも大切な視点として、今後、再編統合協議会(仮称)で具体的に協議を続けてまいります。

ご意見4

 地元小学校の統合に賛成しかねます。地域との結びつきが非常に強く、不足する状況は学校連携でもよいと思います。情報を十分に提供して、保護者だけでなく地域全体に時間をかけ討論を大事にして将来を展望してもらいたい。

佐渡市の考え方

 保護者アンケート、地域座談会、全小学校・中学校区単位の保護者との意見交換会、地域住民との意見交換会を行い、その意見を踏まえたものが今回の提案です。今後は、ご指摘の点も含め、計画に示した学校間連携、対象校での学校再編統合協議会(仮称)で、ご理解とご協力をいただきながら丁寧に進めてまいります。

 

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