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市の花・木・鳥・魚
市の花「カンゾウ」
佐渡の北向きの海辺は、5月下旬から6月上旬にかけて、カンゾウの鮮やかな黄色い花で彩られる。
大野亀にはトビシマカンゾウの日本一の大群落があり、毎年カンゾウ祭りで賑わっている。地元では、ヨーラメ(「ヨー」は魚、「ラメ」は卵を孕むこと)と呼ばれて親しまれている。
佐渡の野山には八重咲きのヤブカンゾウもあり、7月に咲く。
市の木「アテビ」
アテビの和名はヒノキアスナロで、新潟県ではそのほとんどが佐渡に分布する。江戸時代から佐渡の特産として植林が盛んに奨励された。
アテビは風雪に耐え、やせ地、日陰地、乾燥地でもよく育ち、育苗は挿し木と取り木でよい。材質は緻密で滑らか木目美しく、香気も高く、そして耐久性に優れ、建築材として注目されている。
現在、アテビの会が発足し普及に努めている。
市の鳥「トキ」
佐渡は、日本のトキの最後の生息地となった。それは佐渡が清浄な環境に恵まれていたことを物語っている。トキの舞う島つくりは、人類の永遠な繁栄に結びつく一つの大きな要素と考えられる。国際保護鳥でもあるトキは、真に島の象徴にふさわしい。
現在、トキの野生復帰に向けての取り組みが行われている。
市の魚「ブリ」
ブリは出世魚とも言われ、成長過程や地域によって呼び名が変わる。佐渡では漁獲量が多く、特に寒ブリは冬の味覚の王様と言われ、寒ブリ祭りは観光客や島民で賑わっている。