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拉致被害者関係市連絡会から北朝鮮の金正恩国務委員長にメッセージを発信します

記事ID:0027810 更新日:2021年6月30日更新 印刷ページ表示
拉致被害者の地元3市(新潟県佐渡市、新潟県柏崎市、福井県小浜市)で組織する「拉致被害者関係市連絡会」では、毎年、日本政府に対し拉致問題の一刻も早い解決を求めて日本政府へ要望書を提出しています。

2019年5月に開催された連絡会議では、同年4月に安倍首相が「条件を付けずに会う用意がある」と表明されたこと、同年2月には、北朝鮮による拉致被害者家族連絡会と北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会が北朝鮮に向けてメッセージを発信したことを受け、今までの行動に加えて新たなアクションを起こすこととし、北朝鮮へメッセージを発信しました。

2021年4月に、北朝鮮による拉致被害者家族連絡会と北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会は「全拉致被害者の即時一括帰国を決断して頂きたい」という北朝鮮への2回目のメッセージを発信しました。その中で「親の世代の被害者家族が被害者と抱き合うことなしに、日朝間の国交正常化に賛成することはできないこと。それが実現しなければ大多数の日本国民は北朝鮮との関係改善に反対すること。」などに言及し、期限を設けた不退転の決意で、一日も早い拉致問題解決を強く訴えています。

2021年6月に開催された連絡会議では、このメッセージにこめられた切実な思いを強く受け止めるとともに、これを全面的に支持・支援することとし、北朝鮮に対し2回目のメッセージを発信することを決定しました。

大切な家族が離ればなれになり40年以上の年月が経っています。私たちは、一刻も早い拉致被害者の帰国を心から願っています。

拉致被害者関係市連絡会の金正恩国務委員長への2回目のメッセージ

親の世代の被害者家族が御健在のうちに、一日も早く拉致被害者の即時、全員の帰国を決断していただきたい。そのことがなければ日朝間の関係改善は進みません。

私たちは、拉致被害者地村保志、富貴恵さん御夫妻が帰国された福井県小浜市、曽我ひとみさんが帰国された新潟県佐渡市、蓮池薫、祐木子さん御夫妻が帰国された新潟県柏崎市、3市の市長で構成する「拉致被害者関係市連絡会」です。
 私たちは、曽我さんのお母様のミヨシさん、新潟県新潟市で拉致された横田めぐみさんを含む被害者の即時帰国、全員帰国を求めております。
さて、長年に渡り、拉致被害者の救出を求めてきた親世代の御家族の皆さんは、既に御高齢となり、一日も早い再会と、残された人生の中で、一日でも多く家族一緒に静かな日常生活が営めることを切望しながら、祈るように毎日をお暮しになっています。

去る2021年4月3日、北朝鮮による拉致被害者家族連絡会と北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会は連名で、委員長に対し、「全拉致被害者の即時一括帰国を決断して頂きたい」という2回目のメッセージを発出しました。
そして、「このメッセージには期限があります」と宣言しました。つまり、四半世紀の間、救出運動を続けてきた親の世代の被害者家族(横田さんのお母様である早紀江さんや有本さんのお父様である明弘さん)が、被害者と抱き合うことなしに国交正常化に賛成することができないことや、それが実現しなければ、大多数の日本国民は、貴国との関係改善に反対することになるとし、「もうこれ以上この問題の先送りは許されない」という不退転の決意で、問題の早期解決を訴えています。

私たち「拉致被害者関係市連絡会」3市長としても、拉致被害者御家族が40年以上にも渡り、引き裂かれてきた不幸な現実を一日も早く解消してほしいという切実な思いを重く受け止め、このメッセージを全面的に支持・支援するものであります。
私たちは日朝間の不幸な過去を清算し、一日も早く国交正常化を望んでまいりましたが、拉致問題の未解決という現実をもう、これ以上、放置することはできません。残された時間は、刻一刻と少なくなっています。我が国の菅義偉総理大臣は、委員長と直接向き合って拉致問題を解決すると繰り返し表明しています。一日も早く日朝首脳会談に応じてください。
貴国による拉致被害者の即時、一括帰国の決断こそが、両国間の平和と、未来に向けた新たな第一歩につながっていくことを改めて強く訴えるものであります。

金正恩国務委員長 殿

                                2021年6月30日

                                 新潟県柏崎市長 櫻井雅浩
                                 新潟県佐渡市長 渡辺竜五
                                 福井県小浜市長 松崎晃治

拉致被害者関係市連絡会の金正恩国務委員長への1回目のメッセージ

拉致被害者の即時、全員の帰国を決断していただきたい

私たちは拉致被害者地村保志、富貴恵さんご夫妻が帰国された福井県小浜市、曽我ひとみさんが帰国された新潟県佐渡市、蓮池薫、祐木子さんご夫妻が帰国された新潟県柏崎市、3市の市長で構成する「拉致被害者関係市連絡会」です。

私たちは、曽我さんのお母様のミヨシさん、新潟県新潟市で拉致された横田めぐみさんを含む被害者の即時帰国、全員帰国を求めております。横田さんのお父様、お母様は拉致被害者を救うための運動の象徴的な存在でありますが、御高齢であり、13歳で拉致された娘の帰国を願い、活動される姿は痛ましく、私たち日本国民は等しく気持ちを寄せております。

安倍晋三首相は「相互不信の殻を破り、次は私自身が金正恩委員長と直接向き合い、あらゆるチャンスを逃すことなく、果断に行動いたします。北朝鮮との不幸な過去を清算し、国交正常化を目指します。」と本年1月28日の施政方針演説で述べられました。また、5月6日にアメリカのトランプ大統領と行った電話会談及び8月26日にフランスで開催された先進7カ国首脳会談において、「私(安倍首相)自身が金正恩朝鮮労働党委員長と条件をつけずに向き合わなければならない」と述べられました。

貴国による拉致被害者の即時、全員の帰国の実現。私たちの願いはこれだけであります。私たちは貴国との国交正常化に反対する意志はありません。ただ、40年以上も大切な家族の無事を祈り、再会を待ち続けている拉致被害者とそのご家族、日本国民の思いを想像していただきたい。私たちは安倍首相のご判断、メッセージを支持しております。最終的な機会であると考えております。私たちは、ここで金正恩委員長に「全拉致被害者の即時帰国、全員の帰国を決断していただきたい」と強く訴えるものであります。

金正恩国務委員長 殿

                                2019年9月30日

                                 新潟県柏崎市長 櫻井雅浩
                                 新潟県佐渡市長 三浦基裕
                                 福井県小浜市長 松崎晃治

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