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佐渡市小木町の重要伝統的建造物群保存地区の選定にかかる答申

11 住み続けられるまちづくりを
記事ID:0061056 更新日:2024年5月17日更新 印刷ページ表示

佐渡市小木町の重要伝統的建造物群保存地区の選定にかかる答申について

 令和6年5月17日(金曜日)に、国の文化審議会(会長 島谷 弘幸)が開催され、本市に所在する「佐渡市小木町伝統的建造物群保存地区(さどしおぎまちでんとうてきけんぞうぶつぐんほぞんちく)」を重要伝統的建造物群保存地区に選定するよう文部科学大臣へ答申をされました。このことにより小木町の伝統的な町並みは文化財として更なる価値付けがなされることになります。
 なお、正式な選定は、答申後に行われる官報告示をもって決定します。

選定地区の概要

  • 【所 在 地】 新潟県佐渡市小木町の一部

  • 【面   積】 約13.3ha

  • 【選 定 基 準】 (二)伝統的建造物群及び地割がよく旧態を保持しているもの

 新潟県佐渡市小木町は、佐渡で産出された金銀の積出港として整備され、北前船の寄港地として栄えた港町です。円弧状の入り江に平行した通りに沿って二階全面を張り出した特徴ある町家が建ち並びます。享和2年(1802)に発生した地震による隆起等の地形の変容を巧妙に受け入れつつ江戸時代から近代にかけて海運業で繁栄した港町の独特の歴史的風致をよく伝えます。

円弧状の入り江に沿った町並み
​【写真1】円弧状の入り江に沿った町並み

切妻造平入の町家が連続して建ち並ぶ
【写真2】切妻造平入の町家が連続して建ち並ぶ​

佐渡市小木町伝統的建造物群保存地区の範囲
佐渡市小木町伝統的建造物群保存地区の範囲

​市長コメント

 このたび、国の文化審議会におきまして、「佐渡市小木町伝統的建造物群保存地区」を重要伝統的建造物群保存地区に選定するとの答申が出されました。今回の答申は、小木町の伝統的な町並みの価値が評価されたものであり、大変うれしく思っています。
 これまで、地域の皆様をはじめ文化庁、新潟県、関係団体など、多くの皆様のご尽力を賜りましたことに深く感謝申し上げます。
 新潟県内では宿根木地区に次いで2例目となる重伝建地区となることにより、金銀山の積出港として栄えた港町ならではの小木町の文化や歴史、町並みのすばらしさを多くの来訪者の皆様に知っていただくとともに、市民の皆様からも伝統的な町並みを誇りに思っていただけるよう更なる保全と活用を進めてまいります。