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春の佐渡島で暮らす
春の佐渡島
春の佐渡島の暮らしを、イメージ写真でお伝えします。(撮影場所や時期は連続していません)
快晴の日本海。越佐海峡をはさんで本土がみえます。
春だーーーーーっ。
島の中央部に広がる国中平野。田んぼに水が張られました。
こちらは海沿いの棚田。ころげ落ちそうな急斜面です。
佐渡コシヒカリはブランド米。島のいたるところに田んぼが広がっています。「島なのに米どころ」って、なんだか不思議な感じです。
水田の横に生い茂るシュロ。新潟沖の島なのに南国っぽくないですか?
田植えが始まりました。
アイターンの知人。手で植えています。
たぶんイモリ、もしかしたらクロサンショウウオ。冬眠していたのか、まだ動きがとろいです。
やっと田植えが終わったところ。無農薬の田んぼにはオタマジャクシがあふれるように泳いでいます。
泡に包まれたモリアオガエルの卵。
脱皮したばかりのトンボ。
おはよー
晴れた日が続くので、採ってきた山菜を干してみました。
さて、佐渡の春と言えば「鬼太鼓」です。集落単位でやるお祭りで、仕事帰りに数週間以上も稽古を続けて本番に臨みます。期間中、夜空のあちこちから太鼓の音がどろどろどろと響いてきます。
子供たちも鬼太鼓が大好き。総合学習で挑戦する学校もあります。
当日が近づいてきました。祭装束のチェックをします。
いよいよ本番の朝を迎えました。以下、各地域の風景をご覧ください。(以下は必ずしも春の写真でありません。いろんな時期のお祭りをご紹介します)
同じ島のお祭りなのに、とてつもなくバリエーションが豊かでしょう?
このことに象徴されるように、集落によって文化や暮らしぶりは大きく異なります。景色も気候も方言も異なります。この多様性こそが、古くから無数の旅人を受け入れてきた佐渡島の最大の魅力のひとつだと思います。
さて、6月頃になると魚市場はクロマグロで賑わいます。残念ながら極上のマグロは大都市へ直送されるので、島民にはあまり身近な存在ではありません。(イカやアワビや寒ブリやは身近な存在です)
同じころ、能のシーズンも幕開けを迎えます。
集落のおやしろで、薪能が始まりました。観客席は地面にブルーシートを敷いただけ。火を使うので、万が一のために消防団のおじさんたちが待機しています。
これから秋にかけて、島内各地の集落で能が開催されます。こういう芸能がなにげなく身近にあるなんて、あらためて考えると、ものすごく贅沢な暮らしですね。