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冬の佐渡島で暮らす
冬の佐渡島
冬の佐渡島の暮らしを、イメージ写真でお伝えします。(撮影場所や時期は連続していません)
11月になりました。海も空も、冬の訪れが近いことを告げています。
知人の家へ遊びに行くと、収穫した大豆を選別しているところでした。10年以上前に佐渡へアイターンした家族です。
大豆から自家製の味噌を造っています。
山頂は雪に覆われました。でも里山の楽しみはまだこれから。そう、キノコです!
裏山でみつけたヒラタケ(11月末)。濃厚な旨みが詰まっていて、ものすごく食べ応えがあります。
こちらはナメコ(12月)。毎年、初めのうちは喜んで採るのですが、そこらじゅうに鈴なりになっているので、しまいにはうんざりします。(なんて贅沢な)
海が荒れて波が泡立つ頃になりました。いよいよ冬、魚介類がいちだんとおいしくなる時季です。
「さかなまつり」。魚市場が一般人に開放されました。とれたての魚介類が格安で入手できます。
たまには贅沢をしようと、お寿司屋さんへ。クオリティが高いお店なのに、部屋着のジャージでお邪魔してしまいました。こういう「ゆるさ」が許されるのも佐渡のいいところです。
酒蔵でお米を蒸しているところ。冬は酒造りのシーズンでもあります。蔵人になりたくて酒蔵へ入ったUターンやアイターンの人もいます。
お正月になりました。
漁船にも松飾り。おだやかな新年です。
商店街の空き店舗で映画会が開催されました。入場料はカンパ制です。(佐渡には映画館はありません)
旧正月の行事「とうらやさん」。本土では「どんど焼き」と呼ばれることが多い、無病息災を願う行事です。持ち寄ったイカやお餅を焼いて食べたり、お酒を飲んだり、楽しいひとときを過ごします。
受験生はいよいよラストスパート。悔いが残らないように頑張って!
1月なかば。山の下のほうまで雪が降りてきました。
島の南部から、湾をはさんで北部を見たところ。
寒い日には薪ストーブが重宝します。部屋全体が暖まって乾燥するので、室内干しの洗濯物もよく乾きます。そのうえ煮炊物もできるから超便利。
外は雪ですが、室内は薪ストーブのおかげでポカポカです。
裏山でみつけた足跡。おそらくサドノウサギ。めったに姿を見せてくれない臆病者の固有種です。
島の玄関口、両津港。ドカ雪が降りました。このあたりは島内でも特に雪が多い地域のひとつです。このレベルの雪が年に数回は積もります。
ただし、雪が多いといってもこの程度。新潟本土の人には申しわけなくなるほど少ないです。「雪下ろし」をすることはまずありません。
本土資本のお店が並ぶエリアへやって来ました。このあたり、例年はあまり雪が降りません。こんなに積もるのは珍しいと思います。
ほとんどの集落では数日以内に溶けてしまいます。めったに積もらない地域も少なくありません。島のまわりを流れる対馬暖流のおかげです。
山の上ではスキーが楽しめます。そう、佐渡にはスキー場もあるんですよ!
2月なかばになると、しだいに寒さが和らいで、
海岸沿いの雪はすっかり消えました。(島の南部から、湾をはさんで北部を見ています)
まだ風は冷たいのですが、お婆ちゃんは外で作業中。採ってきた岩海苔を干しているところ。
冬が終わるころ、山ではユキワリソウが花開きます。(佐渡は全国有数のユキワリソウの自生地です)
3月になると山菜シーズンが始まります。写真はギョウジャニンニク。醤油漬けにするとおいしいですよ〜。
こちらはカタクリの花。
4月、里の桜も満開になりました。そろそろ田植えの準備が始まります。
お地蔵様にお祈りします、今年もおいしいお米が実りますように。