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「佐渡市 公共施設に関するアンケート」(2019年2~3月)の調査結果
2019年2〜3月 実施
- 2019年2月〜3月に実施した「佐渡市公共施設に関するアンケート」の記録です。
- 調査結果を印刷される場合は、佐渡市公共施設に関するアンケート 調査結果報告 [PDFファイル/1.89MB]をご利用ください。
本ページの目次
- 概要
- 調査結果
- 問1 佐渡市の人口が毎年1,000人以上の割合で減っていることをご存知ですか。
- 問2 資料編2のとおり、将来の公共施設の推計費用をご存知でしたか。
- 問3 佐渡市の人口に対しての公共施設数は、類似の自治体と比ベて多いということをご存じでしたか。
- 問4 2016(平成28)年に「佐渡市公共施設等総合管理計画」が策定・公開されたことをご存知ですか。
- 問5 佐渡市は10市町村が合併したことから、他の自治体と比ベ、施設機能の重複(目的や用途が同じ施設が複数存在する)が多いことはご存知ですか?
- 問6 公共施設の維持・管理には多額の費用がかかることから、全国的にもより一層施設の統廃合を進め、コストの低減、施設の効率化を進める方向性となっています。このことについて、あなたはどのようにお考えですか。
- 問7 あなたは公共施設をどのくらいの頻度で利用していますか?(複数回答可)
- 問8 あなたはどのような移動手段で公共施設を利用していますか。
- 問9 あなたがご自宅から公共施設を利用する場合、どの程度の距離までであれば日常的に通いやすいと感じますか。
- 問10 市内で整備されている公園のうち、あなたが過去1年間で最も利用した公園はどれですか。
- 問11 公共施設の統廃合について、どのような考え方に基づいて進めるベきだと思われますか。
- 問12 集約・統廃合の対象となる施設を決定するにあたり、どのような点が重要とお考えですか。
- 問13 今後、施設ごとの個別計画を立てるにあたり、どのような点に留意して計画を立てるベきだと思いますか。
- 問14 公共施設の統廃合・見直しにあたり、どの程度ご理解・ご協力をいただけますか。
- 自由意見
概要
調査目的
佐渡市公共施設等総合管理計画に基づく個別施設計画を策定し、今後の施設個別の方向性を検討するにあたり、公共施設の利用状況と今後の公共施設の方向性に対する市民の考え方を調査する。
調査期間
2019年2月19日〜2019年3月15日
調査対象
18歳以上の佐渡市民3,000人(無作為抽出)
調査方法
郵送(返信用封筒での回答)
回答数
1,334人(回答率44.5%)
調査票
調査結果
- 以下、図表内の割合を示す数値は、小数点以下第2位を四捨五入しています。したがって合計値は必ずしも100.0にならない場合があります。
1 あなたの性別は?
件数 | 割合 | |
---|---|---|
男 | 654件 | 49.0% |
女 | 650件 | 48.7% |
無回答 | 30件 | 2.2% |
合計 | 1,334件 |
2 あなたの年齢は?
件数 | 割合 | |
---|---|---|
10代 | 12件 | 0.9% |
20代 | 55件 | 4.1% |
30代 | 99件 | 7.4% |
40代 | 145件 | 10.9% |
50代 | 212件 | 15.9% |
60代 | 324件 | 24.3% |
70代 | 303件 | 22.7% |
80代 | 177件 | 13.3% |
無回答 | 7件 | 0.5% |
合計 | 1,334件 |
3 あなたの所在地は?
件数 | 割合 | |
---|---|---|
両津地区 | 299件 | 22.4% |
相川地区 | 133件 | 10.0% |
佐和田地区 | 188件 | 14.1% |
金井地区 | 157件 | 11.8% |
新穂地区 | 89件 | 6.7% |
畑野地区 | 105件 | 7.9% |
真野地区 | 123件 | 9.2% |
小木地区 | 72件 | 5.4% |
羽茂地区 | 94件 | 7.0% |
赤泊地区 | 65件 | 4.9% |
無回答 | 9件 | 0.7% |
合計 | 1,334件 |
4 あなたの家族構成は?
件数 | 割合 | |
---|---|---|
ひとり暮らし | 136件 | 10.2% |
夫婦のみ | 383件 | 28.7% |
子育て世代 | 149件 | 11.2% |
親と子ども世代 | 324件 | 24.3% |
三世代同居 | 185件 | 13.9% |
その他 | 131件 | 9.8% |
無回答 | 26件 | 1.9% |
合計 | 1,334件 |
5 佐渡に住んでから何年になりますか?
件数 | 割合 | |
---|---|---|
5年未満 | 51件 | 3.8% |
5年以上10年未満 | 36件 | 2.7% |
10年以上20年未満 | 96件 | 7.2% |
20年以上30年未満 | 128件 | 9.6% |
30年以上 | 1,015件 | 76.1% |
無回答 | 8件 | 0.6% |
合計 | 1,334件 |
- 佐渡市全住民の比率と比較しても、10代20代の回答比率が少ない結果となっています。
問1 佐渡市の人口が毎年1,000人以上の割合で減っていることをご存知ですか。
件数 | 割合 | |
---|---|---|
知っている | 689件 | 51.6% |
知っていたが具体的な数は知らなかった | 507件 | 38.0% |
知らなかった | 130件 | 9.7% |
無回答 | 8件 | 0.6% |
合計 | 1,334件 |
- 佐渡市の人口減少については、具体的な数字を知らなかった方も含めると約90%の方が「知っている」と回答しています。
問2 資料編2のとおり、将来の公共施設の推計費用をご存知でしたか。
件数 | 割合 | |
---|---|---|
知っている | 59件 | 4.4% |
知っていたが具体的な数字は知らなかった | 458件 | 34.3% |
知らなかった |
795件 |
59.6% |
無回答 | 22件 | 1.6% |
合計 | 1,334件 |
- 公共施設にかかる費用について、具体的な数字を知っていた方は4.4%に留まり、「知っていたが具体的な数は知らなかった」と回答した方を含めても全体の半分以下となっています。
問3 佐渡市の人口に対しての公共施設数は、類似の自治体と比ベて多いということをご存じでしたか。
件数 | 割合 | |
---|---|---|
知っている | 176件 | 13.2% |
知っていたが具体的な数は知らなかった | 345件 | 25.9% |
知らなかった | 799件 | 59.9% |
無回答 | 14件 | 1.0% |
合計 | 1,334件 |
- 佐渡市の公共施設数について、類似の自治体と比較して多いことを知っていた方は13.2%に留まり、「知っていたが具体的な数は知らなかった」と回答した方を含めても全体の半分以下となっています。問2の回答とあわせて、公共施設の現状について費用面も含めさらなる周知が必要であると言えます。
問4 2016(平成28)年に「佐渡市公共施設等総合管理計画」が策定・公開されたことをご存知ですか。
件数 | 割合 | |
---|---|---|
知っている | 63件 | 4.7% |
知っていたが具体的な数は知らなかった | 269件 | 20.2% |
知らなかった | 983件 | 73.7% |
無回答 | 19件 | 1.4% |
合計 | 1,334件 |
- 佐渡市公共施設等総合管理計画の策定・公開について、「知っていたが具体的な数は知らなかった」と回答した方を含めても知っていた方は全体の26.9%に留まり、知らなかった方が73.7%と大半を占めました。今後、施設の適正管理を進めていくうえで基本となっていく計画であり、市民の皆さまへのさらなる周知が必要であると言えます。
問5 佐渡市は10市町村が合併したことから、他の自治体と比ベ、施設機能の重複(目的や用途が同じ施設が複数存在する)が多いことはご存知ですか?
件数 | 割合 | |
---|---|---|
知っている | 454件 | 34.0% |
知っていたが具体的な数は知らなかった | 433件 | 32.5% |
知らなかった | 419件 | 31.4% |
無回答 | 28件 | 2.1% |
合計 | 1,334件 |
- 他の自治体と比較して、施設機能の重複が多いことについて、「知っていたが具体的な数は知らなかった」と回答した方を含めて知っていた方は全体の65.6%でした。
問6 公共施設の維持・管理には多額の費用がかかることから、全国的にもより一層施設の統廃合を進め、コストの低減、施設の効率化を進める方向性となっています。このことについて、あなたはどのようにお考えですか。
件数 | 割合 | |
---|---|---|
効率化に伴い、 施設を統廃合するのはやむを得ない |
487件 | 36.5% |
現在使用している施設が使用できるうちは残すべきであるが、 多額の修繕費用がかかる状況となれば、廃止はやむを得ない |
640件 | 48.0% |
現在使用している施設はすべて残し、 多額の費用をかけても改修すべき |
22件 | 1.6% |
他の事業における支出を減らし、 施設の維持管理・改修の費用に充てるべき |
17件 | 1.3% |
その他 | 48件 | 3.6% |
無回答・誤記載 | 120件 | 9.0% |
合計 | 1,334件 |
- 「多額の修繕費用がかかる状況となれば、廃止はやむを得ない」と答えた方も含めると、 84.5%の方が「統廃合はやむを得ない」と回答しており、肯定的な意見が多くありました。また、「現在使用している施設はすべて残し、多額の費用をかけても改修するべき」と答えた方は全体の1.3%に留まっています。
問7 あなたは公共施設をどのくらいの頻度で利用していますか?(複数回答可)
割合 | |
---|---|
ほぼ毎日利用する施設 | 3.3% |
週に数回程度利用する施設 | 10.0% |
月に数回程度利用する施設 | 26.3% |
年に数回程度利用する施設 | 60.4% |
- 公共施設を利用したことがある方のうち、公共施設の利用について、「ほぼ毎日利用する施設がある」「週に数回程度利用する施設がある」と回答した方は13.3%に留まりました。公共施設を「月に数回程度」「年に数回程度」のみしか利用しない、と答えた方は86.7%に及ぶことから、公共施設の利用頻度は高くないことが分かります。
問7「ほぼ毎日利用する施設」の割合
割合 | |
---|---|
保育園・幼稚園 | 19.2% |
行政庁舎 | 15.8% |
公園 | 14.2% |
公衆トイレ | 13.3% |
小・中学校 | 10.0% |
図書館 | 5.8% |
公民館施設 | 4.2% |
体育館・スポーツ施設 | 4.2% |
休憩所・東屋 | 4.2% |
地区集会施設 | 3.3% |
その他の施設 | 5.8% |
- ほぼ毎日利用する施設の割合は、多い方から「保育園・幼稚園」が19.2%、「行政庁舎」が15.8%、「公園」が14.2%となっています。
問7「週に数回程度利用する施設」の割合
割合 | |
---|---|
体育館・スポーツ施設 | 28.3% |
公衆トイレ | 16.6% |
図書館 | 10.4% |
公園 | 9.8% |
公民館施設 | 6.0% |
会館・集会施設 | 5.7% |
地区集会施設 | 5.4% |
行政庁舎 | 5.2% |
小・中学校 | 3.8% |
その他の施設 | 8.7% |
- ほぼ毎日利用する施設の割合は、多い方「体育館・スポーツ施設」が28.3%と最も高く、次いで「公衆トイレ」が15.8%、「図書館」が10.4%となっています。
問7「月に数回程度利用する施設」の割合
割合 | |
---|---|
地区集会施設 | 16.4% |
公衆トイレ | 12.9% |
図書館 | 12.1% |
公民館施設 | 11.0% |
公園 | 10.2% |
体育館・スポーツ施設 | 10.1% |
行政庁舎 | 8.9% |
会館・集会施設 | 7.7% |
その他の施設 | 10.7% |
- ほぼ毎日利用する施設の割合は、多い方から「地区集会施設」が16.4%と最も高く、次いで「公衆トイレ」が12.9%、「図書館」が12.1%となっています。
問7「年に数回程度利用する施設」の割合
割合 | |
---|---|
行政庁舎 | 13.2% |
地区集会施設 | 12.3% |
公衆トイレ | 10.3% |
会館・集会施設 | 10.1% |
公園 | 9.7% |
公民館施設 | 9.0% |
体育館・スポーツ施設 | 8.4% |
観光施設 | 8.1% |
図書館 | 6.3% |
その他の施設 | 12.5% |
- ほぼ毎日利用する施設の割合は、多い方から「行政庁舎」が13.2%と最も高く、次いで「地区集会施設」が12.3%、「公衆トイレ」が10.3%となっていますが、「行政庁舎」から「観光施設」までの8分類の施設はほぼ均等に利用されています。
問8 あなたはどのような移動手段で公共施設を利用していますか。
件数 | 割合 | |
---|---|---|
徒歩 | 154件 | 11.5% |
車いす | 4件 | 0.3% |
自転車 | 79件 | 5.9% |
自動車・バイク | 933件 | 69.9% |
公共交通(バス・タクシー) | 38件 | 2.8% |
その他 | 20件 | 1.5% |
無回答 | 106件 | 7.9% |
合計 | 1,334件 |
- 公共施設への移動手段として、「自動車・バイク」を利用していると答えた方が69.9%と圧倒的に高く、次いで「徒歩」が11.5%、「自転車」が5.9%となっており、「公共交通」を利用していると回答した方は2.8%に留まっています。ほとんどの方が公共交通を利用せず、自家用車等で通っていることが分かります。高齢化に伴い、車を利用できなくなった方への公共サービスを受けるための交通手段の確保も課題となっています。
問9 あなたがご自宅から公共施設を利用する場合、どの程度の距離までであれば日常的に通いやすいと感じますか。
件数 | 割合 | |
---|---|---|
車で2〜3分(徒歩約10分以内) | 268件 | 20.1% |
車で10分以内(徒歩約30分以内) | 540件 | 40.5% |
車で10〜30分 | 406件 | 30.4% |
車で30分〜1時間 | 47件 | 3.5% |
車で1時間以上 | 4件 | 0.3% |
無回答 | 69件 | 5.2% |
合計 | 1,334件 |
- 公共施設への移動時間として、約91%の方が、車で30分以内であれば日常的に通いやすいと回答しています。
問10 市内で整備されている公園のうち、あなたが過去1年間で最も利用した公園はどれですか。
件数 | 割合 | |
---|---|---|
真野公園 | 189件 | 14.2% |
埠頭公園(幸丸) | 42件 | 3.1% |
湊湖岸公園 | 39件 | 2.9% |
金井運動公園 | 33件 | 2.5% |
トキの森公園 | 27件 | 2.0% |
その他の公園 | 306件 | 22.9% |
公園を利用したことはない | 667件 | 50.0% |
無回答 | 31件 | 2.3% |
合計 | 1,334件 |
- 公園の利用については、全体の5割の方が「公園を利用したことはない」と回答しました。93の公園のうち、個別の公園利用では真野公園が14.2%と突出して多くなっています。また、回答のない公園も15件ありました。
問11 公共施設の統廃合について、どのような考え方に基づいて進めるベきだと思われますか。
問11-1 行政サービス機関(庁舎・支所・サービスセンターなど)
件数 | 割合 | |
---|---|---|
維持や改修に多額の費用がかかる施設は 数か所に集約することを検討すべき |
268件 | 30.9% |
利用状況に応じて、 数か所に集約することを検討すべき |
192件 | 22.2% |
地域の特性を考慮して、 数か所に集約することを検討すべき |
298件 | 34.4% |
集約化せず、公共施設はすべて更新すべき | 77件 | 8.9% |
その他 | 31件 | 3.6% |
合計 | 866件 |
問11-2 社会教育施設(ホール、体育館、スポーツ施設、図書館、博物館、公民館等)
件数 | 割合 | |
---|---|---|
維持や改修に多額の費用がかかる施設は 数か所に集約することを検討すべき |
233件 | 27.2% |
利用状況に応じて、 数か所に集約することを検討すべき |
381件 | 44.5% |
地域の特性を考慮して、 数か所に集約することを検討すべき |
193件 | 22.5% |
集約化せず、公共施設はすべて更新すべき | 27件 | 3.2% |
その他 | 23件 | 2.7% |
合計 | 857件 |
問11-3 教育・子育て関連施設(小・中学校、保育園、幼稚園等)
件数 | 割合 | |
---|---|---|
維持や改修に多額の費用がかかる施設は 数か所に集約することを検討すべき |
117件 | 14.4% |
利用状況に応じて、 数か所に集約することを検討すべき |
181件 | 22.3% |
地域の特性を考慮して、 数か所に集約することを検討すべき |
424件 | 52.2% |
集約化せず、公共施設はすべて更新すべき | 64件 | 7.9% |
その他 | 26件 | 3.2% |
合計 | 812件 |
- すべての施設分類において、「集約化せず、施設はすべて更新すべき」の回答が3%程度と最も低くなっていることから、多くの方が統廃合の検討について必要と考えていることがわかります。
- 統廃合の際に重要視する考え方については、行政サービス機関では地域特性を、社会教育施設と子育て関連施設では利用状況を重視すべきとの回答数が最も多くなっています。
問12 集約・統廃合の対象となる施設を決定するにあたり、どのような点が重要とお考えですか。
重要である | どちらかと言えば重要である | どちらかと言えば重要でない | 重要でない | 無回答 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 施設を維持するための 経費の多い・少ない |
件数 | 648件 | 462件 | 81件 | 28件 | 115件 |
割合 | 48.6% | 34.6% | 6.1% | 2.1% | 8.6% | ||
2 | 大規模改修や 建て替えに必要な費用額 |
件数 | 712件 | 379件 | 90件 | 37件 | 116件 |
割合 | 53.4% | 28.4% | 6.7% | 2.8% | 8.7% | ||
3 | 利用者数や利用率 | 件数 | 727件 | 406件 | 72件 | 26件 | 103件 |
割合 | 54.5% | 30.4% | 5.4% | 1.9% | 7.7% | ||
4 | 公共性や公益性の有無 | 件数 | 534件 | 512件 | 132件 | 31件 | 125件 |
割合 | 40.0% | 38.4% | 9.9% | 2.3% | 9.4% | ||
5 | 施設の規模やスペース | 件数 | 348件 | 521件 | 260件 | 87件 | 118件 |
割合 | 26.1% | 39.1% | 19.5% | 6.5% | 8.8% | ||
6 | 施設の機能や特性 | 件数 | 497件 | 561件 | 125件 | 33件 | 118件 |
割合 | 37.3% | 42.1% | 9.4% | 2.5% | 8.8% | ||
7 | 施設の立地場所や 周辺環境 |
件数 | 538件 | 549件 | 99件 | 31件 | 117件 |
割合 | 40.3% | 41.2% | 7.4% | 2.3% | 8.8% | ||
8 | 施設の老朽化の度合い | 件数 | 697件 | 392件 | 111件 | 27件 | 107件 |
割合 | 52.2% | 29.4% | 8.3% | 2.0% | 8.0% | ||
9 | 施設の歴史的価値や 市民の愛着の度合い |
件数 | 416件 | 474件 | 240件 | 97件 | 107件 |
割合 | 31.2% | 35.5% | 18.0% | 7.3% | 8.0% |
- 統廃合の際に重要視する点について、「重要である 」「どちらかと言えば重要である」との回答割合が比較的多く、8割を超えたのは(1)経費、(2)改修・建て替え費用、(3)利用者数・利用率、(7)立地場所・周辺環境、(8)老朽化の度合いの5項目でした。逆に比較的少なかったのは(5)施設規模やスペース、(9)歴史的価値・愛着度でした。
問13 今後、施設ごとの個別計画を立てるにあたり、どのような点に留意して計画を立てるベきだと思いますか。
件数 | ||
---|---|---|
1 | 今後のまちづくりを担っていく 次世代の負担は極力軽減するようにする |
690件 |
2 | 将来の世代のことはその世代で 解決していくようにする |
135件 |
3 | 施設の数やスペースが減少しても、 サービスの水準が低下しないようにする |
720件 |
4 | 公共施設を利用するうえで、 地域間の格差が発生しないようにする |
565件 |
5 | 施設を廃止しても空いた施設や 土地の有効利用を積極的に検討する |
574件 |
6 | 市の公共施設に関する取り組みについて、 市民への情報提供や意見聴取に留意する |
661件 |
7 | 施設使用料の値上げなどで収入を確保し、 独自財源の確保に努める |
170件 |
8 | その他 | 25件 |
- (1)、(3)、(4)、(5)、(6)が比較的多く、(2)、(7)は極端に少ないことから、次世代へ負担を残さないという意識は比較的高い傾向にあります。また、利用スペースの低下への理解・協力度は比較的高いですが、サービス水準の低下、地域間格差、施設使用料の値上げへの理解・協力度は高くないという結果でした。
問14 公共施設の統廃合・見直しにあたり、どの程度ご理解・ご協力をいただけますか。
理解・協力できる | 理解・協力できない | 無回答 | |||
---|---|---|---|---|---|
1 | 身近に利用できる公共施設の数や、 スペースが減ること |
件数 | 934件 | 228件 | 172件 |
割合 | 70.0% | 17.1% | 12.9% | ||
2 | 自宅から、利用する公共施設までの 距離が遠くなること |
件数 | 834件 | 334件 | 166件 |
割合 | 62.5% | 25.0% | 12.4% | ||
3 | 公共施設の開館日や 開館時間が減少すること |
件数 | 868件 | 285件 | 181件 |
割合 | 65.1% | 21.4% | 13.6% | ||
4 | 施設が定期的に使えなくなったり、 利用できる回数が減ること |
件数 | 788件 | 364件 | 182件 |
割合 | 59.1% | 27.3% | 13.6% | ||
5 | 公共施設の利用料金の値上げ、 もしくは減免が受けられなくなること |
件数 | 656件 | 489件 | 189件 |
割合 | 49.2% | 36.7% | 14.2% | ||
6 | 施設の職員数が減り、 対応に時間がかかること |
件数 | 698件 | 452件 | 184件 |
割合 | 52.3% | 33.9% | 13.8% | ||
7 | 施設で実施される事業数の減少や、 サービスが低下すること |
件数 | 550件 | 598件 | 186件 |
割合 | 41.2% | 44.8% | 13.9% | ||
8 | 施設の管理を民間委託するなど、 管理運営の方法が変わること |
件数 | 984件 | 180件 | 170件 |
割合 | 73.8% | 13.5% | 12.7% |
- 「理解・協力できる」と回答した方の割合が最も多いのは(8)で73.8%、次いで(1)で70%でした。また、「理解・協力できない」と回答した方の割合が最も多かったのは(7)で44.8%、次いで(5)で36.7%でした。
- 施設の数や利用スペースの低下、管理運営の方法に対しては比較的理解・協力が得られていますが、料金の値上げやサービスの低下に関しては理解・協力度が高くないという結果でした。
自由意見
佐渡市の公共施設全般についてのご意見
- 公共施設が多すぎる。
- 特定の人のみが利用する施設は不要であり、多くの市民が活用する施設のみ維持すればよい。
- 小さな公園など、利用率が低い無駄な施設が多い。
- 支所・サービスセンターが10もあるのはおかしい。特に国仲地区は本庁舎があるのだから不要である。
- 同じ市内にも関わらず、学校の統廃合に差があるのはおかしい。統合は平等に進めるべき。
- トイレを増やしてほしい。綺麗なトイレが少ない。管理をきちんとしてほしい。
- 図書館機能を充実してほしい。
- 活用されているのか疑問のある施設がある。
- 体育館は必要である。
- 子どもが遊べる場所を整備してほしい。
- 乳幼児や子供連れの人々が利用できる施設を整備してもらいたい。
- 他市町村と比べると佐渡市の施設のレベルが低い。
公共施設の統廃合についてのご意見
- 佐渡市の将来のためには「行政の断捨離」は避けて通れない。合併などによる不要不合理物件を早く整理することによって、佐渡市の将来展望が切り開かれることは明白である。「行政の断捨離」は後ろ向きの計画ではなく、前を見据えた大事な計画である。
- 利用率、経済性、公共性などを考慮し、統廃合を進めていくべき。
- 統廃合はやむを得ない。公共施設の数が減っても、魅力的な複合施設へシフトするべきである。
- 将来世代への負の遺産をできるだけ減らせるよう、統廃合を進めていくべき。
- 統廃合が必要であれば、大胆に実施するべき。中途半端にではいけない。やるなら徹底的に。
- 行政サービスセンターの新築など、代替施設が近くにあるのに必要なのか?市民が本当に求めるものを整備していただきたい。
- 施設の統廃合はやむを得ないが、その分サービスを向上させてほしい。
- 統廃合は必要であるが、高齢者等に対する交通手段の確保をしっかりしてもらいたい。
- 公共施設の統廃合は必要だが、不便にならないように。
- 統廃合は仕方ないが、教育施設・社会教育施設・医療施設は減らさないでほしい。
- 施設の統廃合は必要であるが、統合した後は適正な配置をして、地域格差の是正に努めるべき。
- 統廃合を進めれば、地域格差が必ず出て、一層過疎化が進む。施設は原則維持するべき。
- 安易な統廃合や廃止を行わないでもらいたい。
公共施設のエリア配置についてのご意見
- 佐渡を旧10市町村単位で考えている限り前進はしない。例えば4つのエリア(相川、両津、国仲、南部)ごとに必要な公共施設を考え、段階的に移行する手法が求められていると思う
- 地域エゴがある限り統廃合は進まない。市民への粘り強いアピールが必要である。
- 目的が同じような施設は市内に1つか2つあればよい。かつての10市町村時代に1つずつ施設がある感覚を無くすことが大事である、
- 旧市町村の公共エリアを統廃合し新しい区割りをすることから始めないと、次世代の負担が重すぎる。
- 一市になったからには旧市町村の枠にこだわっていては前進はない。財政に見合った堅実な取り組みに期待したい。
- 統廃合はやむを得ないが、国仲地区や両津地区への一極集中は避けるべき。
- 国仲平野はどの地区も近くそんなに施設は必要ないと思う。遠い地区ほどこまめなサービスができるよう考えてほしい。
- 居住地域に関係なく、平等なサービスが受けられるようにしてほしい。
- 「なんでも更新」「修繕に費用がかかるから統廃合すればいい」という考え方でなく、市内の僻地住民の生活のことを考え、市民全体で支える方針も考慮すべきである。
アンケートについてのご意見
- アンケートの内容が難しすぎる。
- 設問が行政主導型である。
- アンケートが統廃合ありきの内容と感じる。もっと前向きなアンケートを取ってほしかった。
- 市民への周知も目的の1つであるならば、アンケートの資料編と回答編を分けて印刷してほしかった。
- このようなアンケートは市民が直接意見することができる良い機会と思う。様々な意見があり大変かと思うが、佐渡の未来のために頑張っていただきたい。
統廃合後の交通手段についてのご意見
- 車社会となっている昨今、施設までの距離が多少遠くなっても仕方がない。
- 交通手段を市が確保してくれるのであれば統廃合には賛成である。
- 高齢者に配慮し、公共施設への移動手段の確保を求める。
- 施設を巡る循環バスを整備してほしい。
温泉施設についてのご意見
- 温泉施設は最低限の生活をするためには全く不要である。維持するのであれば、料金の値上げなどを条件にするべき。
- 温泉は交流・憩いの場であり減らさないでほしい。
- 温泉施設は維持費用がかかっても残すべき。
公園施設についてのご意見
- 人口に対して公園が多すぎる。利用されず、管理もできていない公園は廃止すべき。
- 公園が多すぎる。統廃合を進め、各地区に1つずつ遊具のある大きな公園を整備してほしい。
- 子どもが遊べる公園は必要である。統廃合しても、各地区に1つずつは残してほしい。
- 遊具がある公園が少ないので、整備してもらいたい。
- 管理できていない公園が多いと感じる。地域住民の力も借り、適切に維持してほしい。
- 羽茂地区に公園が少ないので、整備してほしい。
廃止施設の活用に関するご意見
- 統廃合はよいが、残った施設のサービスを向上させ、積極的に活用すべき。
- 現在使用されていない施設を地元住民が使用できるようにするなど、有効活用してほしい。
- 施設の空きスペースを地域や民間に積極的に貸し出してはどうか。
受益者負担に関するご意見
- 財政的に困難な状況である以上、施設利用者にはより負担を求めるべき。
- 利用料金が安すぎる施設がある。
その他のご意見
- 今回のアンケートで佐渡市の現状を改めて知った。
- 限りある予算を有効に使ってほしい。
- 統廃合を進める際には、丁寧な住民説明が必須である。行政が実施していることをその都度市民に説明してほしい。
- これからの佐渡を担う世代の意見を積極的に取り入れてほしい。若者にとって魅力的な佐渡にしてもらいたい。
- 維持管理の費用がかかるのであれば、地域の方にボランティアで協力してもらえばよい。
- なるべく旧10市町村ごとに施設を残してもらいたい。
- 施設よりも人件費の削減に取り組むべき。
この他にも、公共施設に関する多くのご意見、貴重なご提案・アイデアを数多くいただきました。アンケートへのご協力ありがとうございました。